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つづりかた

音楽・文学・日々・時々将棋

山崎七段が絡むと面白くなっちゃうんだよなぁ。・将棋

2012年09月24日 | 将棋
NHK杯。
木村一基八段VS山崎隆之七段の感想戦。


http://www.nicozon.net/watch/sm8846709


山崎木村ぼやき感想戦



久々に吹いた。



山崎七段は今年、竜王戦の挑戦権を惜しくも逃してしまった。
渡辺竜王との対局、見たかったなあ。



どうでも良いことだが、
今、イケメン(と、棋界では言われている)棋士が
不思議と七段に集結している。
野月さん、山崎君、阿久津君、広瀬さん、佐藤天彦、豊島君・・・。


天彦だけ敬称略なのは何故なのか、
自分でもよく解らない。








王位戦第5局②・将棋

2012年08月26日 | 将棋
王位戦は5局が最終局となりました。
4勝1敗で羽生二冠が防衛。
終局は18時頃でした。

終局間近、羽生さんの詰めろがかかった時、
会場から武市六段へ
「(羽生さんの)指は震えていますか?」
との質問が飛びだし、一同大爆笑。
羽生さんは勝ちを確信すると、指が震える癖があるのです。
「少し震えましたね!」とお答えになった武市六段。
熱血解説をありがとうございました。面白かったです!


終局後、対局者が大盤解説会場へ。

藤井九段。
藤井システムの復権に期待しています!



羽生二冠。
本局では1六角の新手が飛び出しました。




18時半にはお開きとなりました。
棋士の皆様、お疲れ様でした!

王位戦第5局①・将棋

2012年08月23日 | 将棋
7/27日のブログで書いた王位戦。
大盤解説会へ行って参りました。



会場は大入満員。学生さんが多かったです。
運良く最前列で観戦できました。



大盤解説中の武市六段と長谷川女流二段。



凜々しいお顔立ちの長谷川さん。
まだ高校2年生。
女流棋士は美人が多いです。

里見三冠と杉本七段がゲストで参戦。


「出雲のイナズマ」と激しい愛称で呼ばれる里見さんですが、
実際はとても謙虚で温厚な方でした。



②へ続く。





佐藤祭りとシナモンシュガー③

2012年08月12日 | 将棋
横浜ワールドポーターズ内のレナーズへ。

きっかけは弾丸トラベラーという番組のハワイ編。
モデルの梨花ちゃんが「ハワイへ来たら外せない」と、
わざわざ立ち寄った小さなパン屋さん、それがレナーズ。

梨花ちゃんは、箱いっぱいの揚げパン(マラサダというらしい)を購入。
海辺まで移動し、幸せそうに微笑んで揚げパンを頬張る。
滅多に会えない恋人にやっと会えたとでもいうように、
梨花ちゃんの笑顔がとろけていた。
それ以来、マラサダを味わってみたいと企んでいたのである。

そのレナーズが横浜ワールドポーターズに日本1号店を出店。
ハワイまで行かなくても良い!とあっては、行列に並んでも平気である。

頂いたのはシナモンシュガーとマンゴークリーム。
でも2つともシナモンシュガーで良かったかもしれない、
揚げパンそのものが美味しいので。
カリッとして中はフワッフワ、かつモチっとしている。
モチッとしているのだが、軽い。
10個ぐらいなら平気で頂けそうである。
さすがに女子的にどうかと思い、手控える。
横浜へ行く機会があれば、是非一度お立ち寄りを。オススメです。

時間になり、横浜とはお別れ。
出発の22時まで新宿で買い物し、帰りも高速バスで帰路へ。

往復共に高速バスでの移動で、疲れるかと思ったけど、
旅の楽しさを満喫し、フル充電した感じ。
元気になって帰ってきました。
これだから旅が好きなんです。

佐藤祭りとシナモンシュガー②・将棋

2012年08月12日 | 将棋
横浜へ向かう。

横浜だし、東横線に乗ればいいんじゃね?
と思い込んでいた私のアホさ加減にげんなりする。
渋谷で降りて、東急東横線の切符売り場で、
会場である「上大岡駅」の文字を探すも、無い。
無い。何度見ても無い。アセる私。
買ったばかりのスマホでググると、・・・京急やんか。
上大岡駅、京急線やんか!!
無いわー、ありえへんわー等、自分を呪詛りつつ,
京急線と連絡している品川へ。

京急の切符売り場は、人が対応してくれる。
乗ってきたJRチケットを駅員に渡し、行き先駅を告げて切符を購入するシステム。
こういうシステムは初めてで、何となく物珍しく、旅に出ている感じがする。

京急将棋祭りは上大岡駅に直結した「京急百貨店」が会場。
http://kanagawasyougi.sakura.ne.jp/keikyu/schedule_3/index.html

到着すると、既に佐藤康光先生が大盤解説中。
渋谷で迷っていた分、間に合わなかったのである。

会場は満員御礼。立ち見も沢山。
本日は祭りの4日目。
棋界に7人もいる佐藤姓の棋士を一挙に集めてみよう、という洒落た企画。



「佐藤さん」と呼んでも誰を指しているのか解らないので、
司会者も聞き手も観覧者も下の名前で棋士を呼んでいた。
親戚同士の集まりに参加したようで、なんだか懐かしい気がする。

解説中の佐藤康光先生も、「同じ名前同士なので、今日は応援します」と
対局中の佐藤秀司七段と佐藤慎一四段に声援を送る。
こうして書いていても、字数が増えて大変である。

他には、女流棋士の矢内四段、上田女王様がご出演。
NHK杯でおなじみの矢内四段、姿勢正しく清楚。気品がある。
上田女王様は自信にあふれ、凜々しかった。
背も高くて、映像で見るより実物の方が何倍もステキだった。

映像よりステキ、といえば、佐藤天彦七段!
実は、天彦君ってあんまり・・・と思っていたのだが、
実物を見て考えを変えました。
不思議な清涼感があるのである。

その天彦君と康光先生(もう面倒なので佐藤と段は省略。)の対局。
秀司さんによる解説中に、先日の最強戦クリックミスの話が飛び出した。
「2回ですからねー、盛り上げるためにワザとやったんじゃないかとww。」
対局者をイジってもツッコまれる心配はない、という定跡により、
ここぞとばかりにミスをネタにする秀司さん。
対局中の為、否定しようにも超必死で首を振るしかない康光先生が可愛かった。

康光先生のサインもゲット。
「天衣無縫」と書いて頂きました。流麗な字。



将棋祭りは19時に終了。
タクシーでレナーズへ。
横浜港へ近づきます。



佐藤祭りとシナモンシュガー①

2012年08月12日 | 将棋
休暇を取って横浜へ。

目的は3つ。

・ハイクオリティ深夜バスに乗ってみる
・京急将棋祭りに参加してみる
・レナーズでドーナツを頂いてみる

しょうもない目的ですが、
旅の動機ってそんなもんじゃないですか。

さて、10日夜、22時出発。

HQ深夜バスは定員12人で2列シート。
各個人にTV、コンセント1口、
洋服掛け、毛布、スリッパが付いている。
廊下に面したアコーディオンカーテンを閉めると、
シートは完全に個室化する。
ちょうど飛行機のビジネスクラスみたいな感じ。
非常に快適。

前後のシートに人が乗っているはずだが、物音は聞こえない。
シートはわたしがもう一人座れるくらい広い。
気兼ねなく倒せるリクライニングを最大に倒し、
フットレストを出せば、ほぼ水平に体を休めることが出来る。
到着まで熟睡する。

注意点もあって、ひとつはバス内は土足禁止の件。
タラップで靴を脱がなきゃいけないので、
脱ぎやすいもので行ったほうが無難。
ふたつめは、乗車地の変更は要連絡。かってに変えるのはダメらしい。
逆に拍子抜けだったのが専用駐車場。
お盆期間だというのに、余裕で駐車できました。

翌朝、7時15分新宿着。
そのまま新宿の女性専用サウナへ行って身支度する。
詳細は省くが、神経の細かい方にはオススメできない場所である。
仮眠室もあるようで、見学に行ってみる。
うら若い娘さん達が、髪を乱して雑魚寝している。
芸者置屋みたいで、ちょっとした迫力があった。

9時30までここで過ごし、伊勢丹で買いものして、横浜へ。


ミスっても佐藤康光・将棋

2012年08月06日 | 将棋
昨日の最強戦@大和証券杯は、
すさまじかった。
棋譜はこちら↓。
http://www.daiwashogi.net/

佐藤康光王将VS豊島将之七段の対局。

佐藤王将は、緻密流と呼ばれる読みの深さが売り。
羽生世代随一のアカデミック気質と攻めっ気で、独特の棋譜を作り出す。
最近は、新手を次々と創作し、
斬新な手を指した棋士に贈られる「升田幸三賞」の常連となっている。
竜王戦は1組19期、順位戦はA級16期。

一方の豊島七段は若干22才の新鋭。
まだあどけない、華奢な少年、といった風貌だが、
それに反して棋風は粘り強い。
若手のなかでも才能は突出しており、
2010年の王将戦では先輩達を吹っ飛ばし、
タイトル挑戦を成し遂げた。
竜王戦は3組、順位戦はB級2組。

さて、この最強戦はネット対局である。
PC上で駒をクリックして動かし、戦う事になる。

昨日は準決勝。決勝進出を睨み、
両者とも序盤から緩みなく戦っていた。
中盤になり、81手目を佐藤先生が指した。
3九飛車。

なんだろう、と思った。
この飛車がどこに利いているのか解らなかった。
しかし緻密流の佐藤先生の事である。
深い構想があるのだ、と思った。

その後も次々と手が進んだ。
そして、最も大事な終盤、その151手目。
またしても佐藤先生が、不思議な一手を放ったのである。
7八香車。

しかし、7五の地点には、敵の飛車が待ち構えており、
7筋に駒を打つと、取られる可能性が高いのである。
しかも、この香車には何のヒモもついていない。
(ヒモをつけるとは、例えば、この香車を取られても、
攻めてきた飛車を、別の駒で取れる状態を指す。)
つまり、タダで香車を差し上げますよ、いう状態なのだった。
さらに悪いことに、香車の位置は自陣の2段目。
香車を取った飛車に成られ、佐藤先生は大損するのである。
なのにどうして?解らなかった。

私は、少々解らなくてもあまり気にせず、対局を見るようにしていた。
この時も解らないなりに、
勝負の緊迫感をオンタイムで味わえ、楽しい気分でいっぱいだった。
結果は佐藤先生の読み切り御免が炸裂、慎重に相手玉を寄せて、勝ちを収めた。


さて、前述の2手である。
本日、何気なくこの対局の感想戦ログを読んでいて、謎が解けた。
感想戦とは、対局後に開始から終局までを再現し、
対局中の着手の善悪や、その局面における最善手などを検討するものだ。
その中で、佐藤王将が「手が震えてしまって…申し訳ありません」と謝っていた。

なんと、先ほどの2手は佐藤王将のクリックミスだったのようなのだ。
手が震えて、4九と指したかった飛車が3筋へずれ、
7九へ指すはずの香車が7八へずれてしまったらしい。(*注1)
佐藤王将は、なんともすまなそうに「(自分に)呆れていました…。」とボヤいた。
わたしはつい笑ってしまった。

大事な一番で2手もクリックミスし、
かつ、それをものともせず、頑強に勝負をねじ伏せる。
そしてミスった事を、ありのままに語り、素直に謝る。本音をボヤく。
強くて、真っ直ぐで、少し天然で。
不器用と言われても、剛直で、かたくなな生き方しか出来ない、
これが佐藤康光の真髄なのだろう。
この生き様に惹かれない道理はない。
私が笑ってしまったのは、
このミスに佐藤康光らしさが存分に発揮されたように思ったからだった。


一方の豊島七段は、感想戦の間、毅然としておられ、立派だった。
2度もクリックミスをした相手に、強引に勝ちを奪われ、
さぞ苦しかったろうと心中お察しするのだが。
強い精神力の持ち主なのだろう、
着手への明快な受け答えに、悔しさは微塵も滲ませなかった。
きっと彼は、強く強くなる。
彼もまた、彼にしかない真髄を持っているだろうから。


そんな訳で、対局内容も充実していたが、
盤外で起こった事の方がすさまじかった、という面白い一局となった。
次回はどんなドラマが起こるのか、
これだから将棋は楽しい。



(*注1)4九に自陣の飛車がいた為、7筋でも九列は飛車交換出来る局面だった。

王位戦が来る・将棋

2012年07月27日 | 将棋
7月から始まった王位戦は、
羽生王位と、挑戦者・藤井猛九段の対局となっている。
詳細は中継サイトへ。↓
http://live.shogi.or.jp/oui/


今回の王位戦には、綴り人の個人的事情として、思い入れがあった。
藤井九段に、とにかく1勝して欲しい、という切実な願いが。

事情を説明する。
通常、タイトル戦は地方を移動しながら行われる。
ちょうどアーティストのツアーに似た形式だ。

ツアーと違う所もある。
勝負の行方によっては、ツアー日程の後半が行われない、という点だ。
たとえば5番勝負なら、どちらかが3連勝した時点で優勝者が決まるため、
そのタイトル戦は終了。のこりの2局は行われないのである。

ところで、大抵のタイトル戦は新聞社がスポンサーにつく。
地方の新聞社もスポンサーにつく事がある。
そうなると当然、その地方新聞を発行している地方で対局する。
そして、この王位戦のスポンサー様のひとつに、
綴り人も読んでいる徳島新聞社様が入っているのだった。

つまり。
ご近所に王位戦がやって来る、勝負の行方次第では。
という状況なのである。

しかし。
王位戦は7番勝負。
ご近所での対局は5局目…。
これでは、もしどちらかが4連勝すると、優勝者が決まるため、
王位戦が終了してしまい、5局目まで対局が回ってこない。
また、もし連勝するとしたら、失礼ながら羽生先生だろうか…。

よって、藤井九段には4局以内にどうしても1勝以上して頂かねばならない、
という結論なのである。
しかしこの所、ライバル達が、藤井先生の指し手を熱心に研究し、
分析を深くしているようなのである。
綴り人は藤井先生のファンではあるのだが、
正直な所、ご近所での開催はどうだろうか、と思っていた。


ところが、ところである。
藤井先生、2局目をあっけなくお勝ちになったのである。
1局目の千日手・指し直しは何だったのだろう?
(詳細は中継サイトで棋譜見てね)と思うほどの快勝。

これにより、ご近所での王位戦開催が確定。
場所は、渭水苑です。
綴り人の夏の楽しみが増えました。



第83期・棋聖戦終了・将棋

2012年07月05日 | 将棋
本日は第83期・棋聖戦5番勝負の3局目だった。

棋聖戦とは、将棋7大タイトル戦の一つ。
優勝すると、その一年「棋聖」が名乗れる。
例えば「佐藤棋聖」とか。
主催は産経新聞。
今期のカードは中村太地六段VS羽生善治棋聖。
詳細は棋聖戦ブログへ。
http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/


中村六段はまだ24才。
凜々しく気品ある風貌で、眼光には才気が満ちている。
昨年は驚異の勝率8割超えを叩き出し、「勝率一位賞」を獲得。
上昇気流に乗っている。
竜王戦は5組。順位戦はC級1組。

対して、羽生棋聖。
もはや説明不要の棋界の魔王。
羽生が睨めば相手が頓死し、
羽生の指が震えれば相手が投了すると言われている。
現在7大タイトルの内、王位・棋聖の2冠を保持。
永世称号は名人・王位・王座・棋王・棋聖・王将の6タイトルを保持。
竜王戦1組・順位戦A級在位は共に20期。


ところで、今回の棋聖戦は、羽生にとってオプションが付いていた。
防衛すると、通算獲得タイトル数が81期となり、歴代1位になる。
対する中村六段にとっては、この棋聖戦がタイトル戦のデビュー戦。
つまり両者にとって、負けられない大勝負である。

1局・2局と、羽生棋聖が捻りあいを制し、連勝していた。
本日の3局で中村六段が負ければ、ストレートで羽生棋聖の防衛が決まる。
記念すべきデビュー戦でのストレート負けは苦すぎる。
中村六段の心中を思えば、思わず応援したくなる。

中盤からの苦しい展開を中村六段は強気で捌いていた。
しかし42手目、8六と飛車を切ったあたりから、雲行きが怪しくなった。
そして71手目の6五銀。
かすかに羽生棋聖の指が震えた。
それを見た中村六段は何かを言い聞かすようにうつむいた。
羽生の手が震えたら、それは詰みを読み切った合図。
相手玉を完璧に仕留める手筋が、羽生の中で組み上がっているのだ。
巷説通り、77手目・3二金で中村六段の投了となった。


これで羽生は棋聖防衛と歴代最多タイトル数獲得を果たした。
魔王っぷりもここまでくると空恐ろしい。
こうなったら竜王の永世資格を奪取し、誰もなしえなかった
7大タイトルすべての永世資格を名乗って欲しいと思う。



加藤一二三伝説

2011年04月11日 | 将棋
「ボビー・フィッシャーを探して」の感想で、
プロ棋士の話題が出たので。

棋士「加藤一二三伝説」をついでにご紹介させてください。


【将棋】すごいウヒョー!加藤一二三伝説!【あと何分?】



あー、おもしろかった。

ちなみに加藤先生の真面目な対局はこちら。
羽生VS加藤、伝説の「5二銀」の一局です。
解説は米長永世棋聖。
3:50で「お~!やった!」って言ってる方が米長会長です。
「ちょんちょん」「駒音うるさい」「ネクタイ」などネタ満載。




ゲームよりゲームする人の方が面白い罠。