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つづりかた

音楽・文学・日々・時々将棋

今期のA級順位戦がすごすぐる件・将棋

2013年01月12日 | 将棋
将棋の話題ばかりで申し訳ない。

綴り人にもブログで将棋について
綴る事への逡巡がある。
というのも、このブログ、
将棋の話題になった途端、
アクセス数も閲覧数もガクンと減るのである。
かなしい。
単に綴り人の
「あ-、将棋ファン少ないのね」っていう
心情的に悲しいだけなのであるが。

そうは言っても、今日も将棋カテゴリーなんですけどね。
昨日の羽生-三浦戦が
凄まじすぎたので、仕方ない。
なんと三浦八段が羽生先生の連勝を止めたのだ!
すげえぜ、みうみう。


思えば、棋聖を奪って、羽生先生の7冠時代を
止めたのも三浦八段だった。
A級12期の強者だが、なぜかタイトル戦に縁がない。
実はタイトルを取ったのは、この棋聖1期だけなのである。
その1期で羽生先生のタイトル独占を咎め、
自分の知名度を上げたのだから、まさに勝負師である。
羽生キラーといえば深浦九段、という印象だったが、
実は真の羽生キラーは三浦弘行、この人なのかもしれない。


これでA級の全勝者はいなくなった。
依然として羽生三冠がトップ。
6勝1敗。

三浦八段は5勝2敗。
残り2局を勝てば、名人戦挑戦に届くかもしれない。
全ては2月頭の8回戦、羽生-渡辺戦の結果にかかっている。



…以下余談。
所で、明日から王将戦が始まるんです。
なので、まだまだ続きます、将棋記事。
興味ない方ごめんなさい。

興味ある方は、
ニコ生で王将戦がライブ放送されますので、
是非ご覧下さい。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv121775412
明日の解説は野月七段。
優しい外見と解りやすい解説が身上。
必見です。







順位戦・最終局まであと2ヶ月・将棋

2013年01月11日 | 将棋
順位戦最終局まで残り2ヶ月。
B1は早々に昇級者2名が決まった模様。
行方(なめかたと読みます)八段と久保九段。

行方尚史八段は9戦全勝という凄まじい強さ。
勢いがあります。
2007年以来のA級復帰。
この勢いなら来期も面白そうです。

行方先生はロックファン。
ナンバーガールのライブに通った事も、
というから真性のロック狂かと。
ナンバガ好きのA級棋士だなんて、
なんだか嬉しいじゃないですか。


久保利明九段は1期で安定のA級復帰。
党の復権を掛けて、
振り飛車党参謀が来期A級へ参戦です。

久保先生は兵庫県・加古川出身。
A級に関西勢が増えますね。
神戸出身の谷川先生と共に、
関西所属棋士の存在感を
知らしめて頂ければ嬉しいなあ。



順位戦というより前哨戦だって言ってるのに・将棋

2013年01月10日 | 将棋
昨日の順位戦は渡辺竜王の勝利。
さすが、竜王強い!
近々、渡辺新名人が見られるかもしれない。

前哨戦だって(勝手に)言ってるだけあって、
勝勢が行き来する、派手な一局となり、
見ていて面白かったです。

終局は25時6分。
感想戦は26時24分。
検討陣によると、
佐藤王将の4一銀が勝敗を分けたようです。
この借りは王将戦で!


順位戦というより前哨戦・将棋

2013年01月09日 | 将棋
本日はA級順位戦7回戦。
佐藤康光VS渡辺明。

この対局、17日からの王将戦と同じカード。
王将戦は王将のタイトルをかけて、
若手の筆頭、渡辺竜王が佐藤王将に挑む。
佐藤先生にとっては、このタイトルを
失うと無冠になってしまうので、
是非とも防衛したいところ。
一方、渡辺先生も先日王座のタイトルを
失ったので、巻き返しをはかりたいところ。

今日の順位戦はその前哨戦のよう。
居飛車党の二人らしく、序盤から相矢倉で進行中。
現在22時。
渡辺竜王が仕掛けていった所。

本日も終局は明日になりそう。
どうなりますか、楽しみです。





好みのタイプは米長先生

2012年12月19日 | 将棋
昨日、米長邦雄永世棋聖が旅立たれてしまった。
HP持ってtwitterもやる高性能おじいちゃん。
http://www.yonenaga.net/

将棋連盟役員紹介ページのダブルピース写真が大好き。
つい笑ってしまう。
http://www.shogi.or.jp/aboutus/yakuin.html




この写真通り、
お茶目で小粋な方だったようにお見受けします。
明るく楽しくサービス精神旺盛。
整ったお顔立ち、酒も将棋も強い。
モテない訳ないですよ。
実際おモテになったそうです。



ニコ生で指導対局やった時の動画。
矍鑠(かくしゃくって読むんだぜ)としてカッコイイです。

「将棋倶楽部24モバイル将棋道場」【米長邦雄永世棋聖】特別指導対局?





派手なアイツが来るようだと言って、
大山先生や升田先生が
今ごろ彼岸で笑っておられるのではないでしょうか。






「我々やっちゃいましたね」・将棋

2012年12月01日 | 将棋
多分、2009年、第69期A級順位戦最終日のBS解説。
通称「将棋界の一番長い日」。
解説者は渡辺竜王と山崎七段。


竜王・山ちゃんの漫才解説「我々やっちゃいましたねw」



まるで兄弟のように仲良しな二人。
竜王、小柄で可愛い。
山崎君は声が軽くて可愛い。
二人とも超たのしそうで、めちゃかわいい。

A級の降格者が決まる日だというのに、
それを吹っ飛ばすぐらい明るい二人の解説。
なんだが微笑ましくて、つい笑ってしまう。

だってさ、どうせ勝負するんだから。
どんな局面でも、
明るくなくっちゃね。

この動画を見てるとそんな気持ちにさせられる。



第71期順位戦-羽生VS佐藤康2・将棋

2012年11月23日 | 将棋
第71期A級5回戦羽生VS佐藤康は
羽生先生が勝ちを納めた。
終局は25時15分。

これを勝てば、
佐藤先生の名人戦挑戦があるかもしれない、という一戦。
それだけに、佐藤先生には是非とも勝って頂きたかった。
綴り人は佐藤康ファンなのである。

戦いは後手の佐藤が飛車を5筋に振り、中飛車で。
羽生が銀を素早く上げて超速でさばく、という格好になった。
両者とも渋い攻防手が続く。
超A級同士にふさわしい技の応酬に、
検討陣もファンも盛り上がりを見せていた。

検討陣は佐藤優勢と判断していた。
羽生の玉の囲いが脆く、
佐藤にはそれを崩すだけの十分な持ち駒があったからだ。

24時過ぎ、勝機ありと見て、佐藤は敵陣へと踏み込んだ。
それからの十数手、激しい攻防があった。
佐藤は持ち駒のほとんどを寄せに投入し、相手の玉を包囲した。
佐藤が勝っている。
誰もがそう思った。
だけど、詰みがない。
あるはずの詰みが。
盤上のどこにも。

勝機が見えた。だから近づいた。
近づいたら蜃気楼のように消え去った。
そんな感じがした。

ここで寄せ切れなければ…、と誰もが思っただろう。
案の定、徐々に形勢が傾いていく。

羽生のターン。
薄いナイフで皮膚を剥ぐように
佐藤の玉から守りを剥がしていく。
目から血が出るような戦いの末、
25時過ぎに佐藤の投了となった。


この将棋を見ていた全ての人が
熱戦過ぎて胸がつまるというようなコメントをしていた。

白熱した試合後の感想戦、
佐藤先生ご本人の心中はどのようなものなのか。

「名人戦棋譜速報」に感想戦の写真がUPされていた。
もちろん佐藤先生のお写真も。
綴り人がお写真から推察するご心中を以下妄想的に綴る。

まだ考えていらっしゃるのである。
投了した将棋だが、
まだこの将棋に関する棋理を考えている、
これからも考え続けるつもりである、
そういうお顔つきなのである。

感想戦には検討陣も加わったようで、
みんなで楽しそうに笑っている写真まであった。

みんなで夜更けまで将棋出来て、とても楽しい。
羽生君(佐藤先生は羽生先生をこう呼ぶ)に意見も聞けるし、
今日も長い感想戦をして、もっと考えたい。
(佐藤先生の感想戦は長いので有名である。)
そんな感じなのである。
感想戦の終了は27時8分だった。

神の一手に出会うまで、考え続けたい。
佐藤康光はそういう男なのだと思う。


以下は完全なる妄想。


佐藤先生にとっては、タイトルも勝敗も
もはや意味が無いのかもしれない。

どんな将棋も一つの将棋。
勝敗は単なる結果。
自分が欲しいのはそんな物じゃない。
自分が欲しいのは、将棋そのもの。
棋理、それだけ。
そんな風に考えてらっしゃるのかもしれない。


夢中で棋理を追う。
より合理的な手順は無いものか。

棋理を考え、集中している時間、
その濃密な時間の中でだけ。
その時だけ、魂が解き放たれる。

佐藤の眼は、鳥のようにじっと盤上に据えられ、動かない。
それに反して、魂は忙しい。
血管のように、何千にも枝分かれしたの駒の組み合わせ。
どこをたどれば、より完全な道筋になるのか。
新しいパズルを前に、高揚する。

より合理的で、かつ自然な道筋を選びたい。
渡り鳥が旅立つ時、本能で最も飛びやすいルートを選ぶように。

その道を探して、魂は何度でも飛んでいく。
あらゆる枝分かれを俯瞰し、先へ、その先へと。
究極の一手を探して。


そんな光景を夢想する。



第71期順位戦-羽生VS佐藤康1・将棋

2012年11月22日 | 将棋
本日は71期順位戦A級5回戦。
羽生VS佐藤康の友人対決。
日付変わりましたが、熱戦が続いております。

綴り人は見ているだけですが、
あまりの熱戦に、倒れそうです。
きっと指しているお二方も相当消耗しているでしょう。
佐藤先生は咳が出まくっているだろうし、
羽生先生も指が震えまくっているかもしれないです。

控え室の検討陣も
ちょっとした興奮状態のようで、
勝勢予想が二転三転しております。
いや、実際そういう展開なのだから仕方ないのですが。

この勝負、まだまだ続きそうです。
結果は明日。
綴り人はこのまま勝負を見守ります。

竜王戦第4局・将棋

2012年11月21日 | 将棋
本日は竜王戦第四局2日目。
渡辺竜王VS丸山九段。

本日まで渡辺竜王が3連勝。
今日勝てばストレート勝ちで防衛。
竜王9期目となり、渡辺ファンには期待のかかる1戦だった。

一方の丸山九段はカド番で後が無い。
短手数での勝負が続き、乱調かと思われたが、
本日1勝を返し、五局目へ希望を繋いだ。
丸山九段は昨年度に続いての挑戦。
是非とも7番全局指して欲しい。

ところで、本日のニコ生解説。
森内名人と藤田綾女流だったのである。
森内名人の解説、見たかったんですけどね。
仕事が長引いて、ちらっとも見られなかった。
森内名人といえば、記憶力。
大富豪というトランプゲームをさせたら
捨てカードを全て記憶し、他のプレイヤーを勝たせない、
という離れ業を持っている。
そういう話も出たんだろうなあ。
残念。

昨日1日目は中座真七段と中村桃子女流の解説。
最後の30分だけ滑り込みで見られた。
中座七段は、いわゆる横歩取り8五飛(中座飛車)の創始者である。
どんなエキセントリックな方なんだろう、と思っていたら
意外にも照れ屋で兄貴肌の「良いやつ」だった。
きっと山崎七段の中座対策の話が出ただろうけれども、
その辺りは全然見られず。悲しい。

ニコ生さん、頼むから棋戦を全戦タイムシフトにして下さい。
無理ならニコ生棋戦解説をDVDにして発売してくれないかなあ。買うから。




竜王戦2局・おまけ

2012年11月03日 | 将棋
竜王戦2局2日目・ニコ生おまけ。



楽しそうなお二人。
こちらまで和んできます。


ちなみに1日目はこちら。
貞升南女流といつも楽しい木村一基八段。



木村先生の「2日目解説者への質問」という企画が面白かった。
2日目解説者の藤田女流と羽生先生へ質問を置いていく、という企画。

内容は「好みの異性は?」というものだが、
そこは木村先生の企画、真っ直ぐに行かない。
質問した上で、お二人の答えを予想する、という捻った企画にしていた。

木村予想はこうだ。

「羽生さんは多分はぐらかして答えてくれない。
その上で藤田女流に話を振る。」

これがど真ん中で当たったのである。
さすが勝率7割棋士、読みはお手の物ですね。









竜王戦第2局2日目・将棋

2012年11月01日 | 将棋
本日は竜王戦第二局2日目。
対局者は渡辺竜王VS丸山九段。

対局そのものは14時半に終了。
渡辺竜王が勝利を収めました。
それは良いのですが。
問題が一つ。
ニコ生解説である。


ニコ生解説は基本的に終局と同時に終了である。
終わった局の解説を生放送する必要はないからだ。
そして2日目の解説は13時開始。
14時半終局だと、
解説開始と同時に終局したようなものだ。

その上、本日の出演は、
ファンの多い羽生三冠と藤田綾女流初段。
先日の王座戦ぐらい長引けば(10/3ブログ参照)
半日お二人のトークを楽しめる、とファンは期待していたのだが。
コメントも「丸山先生粘って!」の声が多かった。


藤田綾女流と羽生三冠↓。
藤田女流かわゆす。羽生先生渋いっす。




1局目も短手数の対局だった。
その時は加藤一二三九段がニコ生に登場されていた。
加藤先生は饒舌で有名である。
初手からの解説中に、話が脱線してしまい、
現局面まで解説がたどりつかないうちに、
対局が終了してしまった、という伝説の解説となった。

1局目のBSプレミアの解説も工夫が必要だった。
16時~18時の放送で、森内名人と野月七段の解説。
もう終局している盤面を2時間かけて解説するの…?
と思っていたら、最後の30分に
つるの剛士さんを招いて「大逆転将棋」をやった。
さすがに臨機応変だ。


羽生先生はどうなさるのだろう、と思っていたら、
なんと17時まで解説して下さった。
本局の解説はもちろん、
王座戦第4局で放った伝説の6六銀解説のおまけ付きである。

「8三飛車打って、ここ(6六)に最後桂打って、詰む筋が出来てしまうので。
まあ、詰めろなんですよね。
で、平凡に受けていたんでは、一手一手ですから(負けてしまう)。
攻防の一手を指さなければいけない場面、ということで、6六銀。」


ここ、と言いながら6六の地点を指す羽生先生↓。



(これはすぐに見つけたんですか、という質問に)
「(すぐには)見つかんないです。最後の最後に見つけた手です。
タダですしね。
いけるかどうかは半信半疑で、他に手がなかったんで打ったんですけど。」


この解説をさらに解説すると。

「8三飛車→6六桂馬と相手が指すと、
自分の玉が詰んでしまう。
これは相手が一手攻める(8三飛)→自分が一手防ぐ、
相手が一手攻める(6六桂)→自分が一手防ぐ、
と指し継いでいくと、攻めに押し切られて負けてしまうという事です。

なので、攻めにも防ぎにもなる一手を指さなければならない。
そういう場合は、相手の指したい場所へ先に指すのが最善手。
ということで、6六銀を打った。

打った銀を歩で取られてしまい、タダで相手へ渡す事になるが、
他に手がなかったから、そう打った。」


というような内容です。
謙虚だなあ。すばらしいなあ。


さらに、10/28ブログで書いた「羽生さん?強いよね!」への
感想も付いてきた。
「なんかやったんだろうな、というのは知ってました。
みんなあのコメントをし始めたらどうなるのか、
という危惧はありましたけどww。おもしろいです。」

さすが。大人です。



17時まで残って下さった羽生先生に、
心からありがとうと申し上げたいです。
先生のファンサービスも、
ハッシー・サトシンに負けていませんね!









ハッシーとサトシンは将棋を愛している、でいいね?・将棋

2012年10月28日 | 将棋
本日(10/28)のNHK杯。
対局は橋本崇載VS羽生善治。
棋界の金髪王子VS強すぎる王子の一局である。

NHK杯は対局前にインタビューがある。
そこでハッシーこと橋本八段が挑発的な一手に出た。




「羽生さん?強いよね!」で珈琲吹いた。


ところで、これには元ネタがある。
今期NHK杯4/22の対局。
佐藤紳哉六段VS豊島将之七段(8/6のブログに載せた)で、
サトシンこと佐藤紳哉が。




先にこの手を指している。


比較画像がもうニコに上がっていた。
揺れ・噛み等、ハッシーの完コピクオリティを堪能して下さい。





阿久津さん・天彦君のフォローが優しい…。
これだから棋士ってカッコイイよなあ。


NHKという「ふざけちゃいけません」的な制作局。
そこで「ファンサービス」という大胆な新手を繰り出したサトシンへ。
ハッシーより愛とリスペクトを込めたリツイート。
お二人、愛し合っちゃってますね。


念の為に申し添えると、
このお二人、決してふざけている訳ではないんです。
これは将棋ファン拡大の為の、一種の広報活動。

ハッシーやサトシンのような
将棋を知らなくても楽しめる棋士がいて、
羽生さんや豊島君のような
将棋を知らないと楽しみにくい棋士もいる、と。
その両方がなきゃ、棋界が収縮してしまう、と考えているのでしょう。


やっている事はふざけているように見ても、
二人は真剣そのもの。
ハッシーとサトシンの棋界への愛は本物、って事で良いね?



おまけ:中村太地六段のは天然。






王座戦後日談より・将棋

2012年10月10日 | 将棋
10/4に終了した王座戦の後日談。
王座戦本戦の模様は同日のブログと王座戦のブログ↓で。
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/


以下は将棋担当記者・馬上さんのツイートがソースです。


長かった激闘も26時に終了、
感想戦は1時間後の27時に終了。
その後、27時半(夜中3時半)から
関係者と対局者である羽生先生・渡辺先生で打ち上げ。


刮目するのはここから。


打ち上げ開始の1時間半後、早朝5時。
対局場だった旅館「陣屋」(神奈川県)を
去ろうとしている方がいる。
数時間前に王座を奪還した羽生先生その人だったりする。


陣屋の女将が気をきかせて、車を呼びましょうか、と問いかける。
すると羽生先生は、それに答えて
「あと10分で始発がきますから。」と返したらしい。
そして本当に始発電車で神奈川を後になさったらしい。



王座戦明けの朝、もし電車で羽生先生らしき方を見かけても、
将棋ファンは「徹夜のせいだ、まぼろしだ」と思うだろうなあ。










王座戦第4局・将棋

2012年10月03日 | 将棋
本日は王座戦の第4局。
中継ブログはこちら↓。
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/604/?p=4

対局者は若手筆頭、渡辺竜王と
棋界の魔王、羽生二冠。
名勝負を予感させる。

現在10月3日、23:40分。
朝9時からはじまった対局は、まだ続いている。

ちなみにニコ生の解説も、対局が終わらないので
続いている。
解説の浦野八段は昨日ご自身の対局があり、
ホテルへ帰ったのが27時だったそうであるが、
本日も残業は必至である。





↑経過時間に注目。
この調子では、日が変わっての終局になるだろう。
ニコ生解説が日をまたぐのも、わたしの記憶では初めて。
聞き手の貞升女流、深い時間なのに
元気に頑張っていらっしゃいます。

このように長時間になってしまったのは、
22時過ぎにまさかの千日手になってしまったから。

千日手とは、同じ手筋を4回繰り返してしまうこと。
これになると、その局はなかった事にされ、
新たな局を指さねばならない。
どんなに優勢でも、疲れていても、
全て捨てて1から指さねばならないのだ。
これはキツイ。
そのため対局者はできるだけ回避しようとするのだが、
今回は難しかったようだ。


22時に千日手ということは、
22時30分から指し直し局が始まる。
(30分休憩を挟むので。)
持ち時間両者1時間づつで最短終局したとしても
24時30分。
終局後は感想戦が始まる。
それが何時間続くか解らない。
わたしならとうに寝落ちしている。


と、書いているうちに、日が変わりました。
指し直し局は現在羽生二冠優勢で推移中。


ニコ生解説も棋士達による控え室での検討会も
まだまだ熱く続いております。
わたしも今夜は眠れそうにありません。
終局はいったい何時だろう。見届けます。