望月けんいち 活動日記 

国立で生まれ育った普通の男が、お金も地盤も看板もなく、国立市の市議会議員になる。
国立を愛してやまない男の日記です。

朝から晩まで普通に働いている人が、普通に生活ができない社会ってどうなのですか(若年女性の貧困問題の講座に参加して)

2018年03月29日 | 日記

おはようございます!国立市議会議員望月けんいちです。

今朝も6時過ぎからの谷保第三公園掃除及び体操。

木曜は、ラジオ体操の参加者による定例の掃除の日。

多くの方が、満開の桜のもと草取りやごみ拾いをしていました。

さて、昨日、公民館において国立市主催講座「若年女性の貧困問題」に参加しました。

独身の若者の貧困問題というのは、男性であれ女性であれ行政から見えずらい問題です。

子ども・ひとり親・しょうがい・介護などなんらかにカテゴライズされないと、行政として支援が行き届かない状況にあります。

独身の若者の貧困問題は、制度のはざまに落ちている問題です。

昨日の若年女性の貧困問題の講座は、「ルポ貧困女子」の著者であるノンフィクションライターの飯島裕子さんを講師に迎えて行われました。

以下は講座のまとめです。

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〇男性は貧困への転落が見えやすい状況にある

・正規職員をリストラ・体を壊すなどして退職→非正規を転々とするなど

〇それと比較して、女性の貧困は見えずらい。

・女性の貧困はパターン化しずらい→貧困状態に陥る学歴も、高校中退から大学院卒業までさまざま

・女性にとっては、非正規が当たり前の環境になっている

・すでに、最初の段階から貧困状態だったりする

 

〇家族に隠された女性の貧困

・若年無業者(ニート)63万人のうち女性は23万人。しかし、家事手伝いはニートの定義に含まれない

・ニート・ひきこもり支援は男性向けのメニュー中心。女性向けの支援が少ない

・8050問題と言われる高齢の親と独身の子どもの介護の問題。独身女性に、親の介護を迫られるケースも

 

〇普通に働いていても自立できない

・非正規でひとり暮らしは困難

・賃金格差も男性を100とすると、正規職女性70.9、非正規職女性50.5と大きな開きがある

・若年人口(20~24歳層)に占める正規従業員の比率

     平成4年      平成19年

高卒女性 66.5      34.6

高卒男性 80.4      57.7


大卒女性 82.6      71.8

大卒男性 91.8      74.9

と平成4年と比較すると平成19年は、男性、女性とも正規職の割合が低くなっていること、また、女性と男性では、高卒、大学卒とともに差がある

 

〇非正規の連鎖

・非正規から正規職への転換は困難な状況にある

・学歴効果はあるが限定的であること

 

〇現状と課題

・いずれ結婚し家計補助的に働く(男性稼ぎ主モデル)が崩壊している←未婚率の上昇、男性雇用の不安定化など

・女性間においても格差が拡大している

・独身女性に対する公的な支援・情報がない

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講演が終わった後、各テーブルに分かれて、若年女性に対してどういった支援ができるかについてディスカッションに移りました。

女性相談担当の市職員もおり、困難なケースの相談も来ていることも知り驚きました。・

どういった支援ができるについては、望月は、

・心理的なカウンセリングサポート

・経済的負担が大きい住宅支援

などの意見を述べました。

収入が減った若者など住宅弱者に対する支援を東京都も検討しているのでそうした制度をしっかり活用すべきです。

 今回、若年女性の貧困問題の講演会に参加して、あらためて痛感したことがあります。

朝から晩まで普通に働いている人が、普通に生活できない社会ってどうなの?ということです。

これは国の責任が大きいと言わざるを得ません。

しかし、一地方議員として、独身の若者に対するサポート、地方自治体でなにができるか模索したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


子どもへの投資・地域包括ケア・行財政改革を進めよ

2018年03月27日 | 日記

 

おはようございます!国立市議会議員望月けんいちです。

今朝もいつもと変わらず、地域活動としての6時過ぎからの谷保第三公園掃除及び体操。

谷保第三公園はさくらが満開です。

写真は、今朝のさくら通り。

名物のさくらのトンネルができつつあります。

長かった3月議会終わりました。

最終本会議、私は福祉保険委員会委員長として委員会報告をしなければならなかったので、事前の準備が12時間ぐらいかかりました。

さて、今日のブログは昨日の最終本会議で行った平成30年度予算に対する会派代表討論について記載します。

以下、会派代表討論の要旨は、以下の3つを進めよということです。

1.子どもへの投資(教育・子育て支援)

2.地域包括ケア

3.行財政改革

議会で、駅頭で繰り返し述べていることでもあります。

子ども達の教育に予算を投じなければ日本の未来はありません。

同時に、子どもへの投資を高齢者との世代間の争いにしてはなりません。

介護予防などしっかりと地域包括ケアを進め、高齢者のみなさまが安心して地域で生活できることが、結果として医療費・介護保険料の上昇を抑制することになります。

教育、子育て支援、地域包括ケアなど必要な財源を生み出すためにも行財政改革が必要です。

以下、会派代表討論の内容です。

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2018年度予算案につきまして、一般会計及び各特別会計予算案、いずれにつきましても賛成の立場から討論をさせていただきます。
 各予算案
の賛否を考える上でポイントとなったのは、3つの視点です。

ひとつめは、子どもへの投資を増やし、教育・子育て支援をしっかり行っていけるか。

ふたつめは、子どもから高齢者まで誰もが支えあいながら地域でせいかつできるためにはどうしたらよいか。

地域包括ケアのまちづくりをすすめ、健康な時から病気になっても介護状態になっても、地域で生活できる多世代共生のまちづくりはできるのか。

3点目は、教育・子育て支援・地域包括ケアなど必要な施策の財源を生み出すための行財政改革を進めることができるのか。

という視点です。

 ひとつめの、子どもへの投資を増やし、教育・子育て支援をしっかり行っていけるか、という点に関しては

 中学校における放課後学習支援教室の実施、幼児教育、ひとり親世帯の保護者に対する学習支援など独自の施策を打ち出したことは評価できます。

 今後は、課題となっている国立市内全域での学習支援事業を市民団体と連携して行うことや、トイレの洋式化など学校設備の施設整備に力を入れて頂きたい。

 ふたつめの地域包括ケアのまちづくりをすすめ、子どもから高齢者まで市民誰もが安心して、生活できる多世代共生のまちづくりはできるのか、という点に関しては、生活支援コーディネーターを医療から地域へ、また、介護から地域へとつなぐ役割に期待します。

 今後、医療費の伸び、介護保険料の伸びを少しでも抑えるために必要なことをひとつが、市民の社会活動への参加です。

スポーツ、趣味の講座、生涯教育の講座に参加を促すことが、結果として介護予防につながります。

さらに力をいれ、市民が健康長寿で生活できるしくみをつくっていただきたい。

また、地域包括ケアは高齢者だけのものではありません。複合的な課題を抱えた子ども・保護者をさまざまな組織・市民が連携して支える子ども・子育て世代地域包括ケアシステムの創設を強く要望します。

 3点目は、教育・子育て支援・地域包括ケアなど必要な施策の財源を生み出すための行財政改革を進めることができるのか、という点に関して、事務事業の精査必要だと思います。

しっかり行ってください。

一方で、1つの事務事業はだいたい300から500万円程度です。

これを血をにじむような、乾いたふきんをさらにしぼりあげるような努力をして10個けずったところで数千万円の削減にしかなりません。

事務事業のスクラップアンドビルドもちろん必要です。

しかし、それよりも大切なことは大きな新規事業の抑制であります。

大きな新規事業を計画する際には、長期的な財政見通しをたてておこなっていただきたい。

以上をもちまして、一般会計、各特別会計に対する賛成討論といたします。 

 

 

 

 

 

 


子どもへの暴力防止のワークショップに参加しました

2018年03月25日 | 日記

 

こんばんわ、国立市議会議員望月けんいちです。

今朝は6時過ぎからの谷保第三公園掃除及び体操。

9時前より谷保第二公園を地域のみなさまととに清掃。

さくらが良い感じで咲き始めました。

写真は、大学通り歩道橋から。まだ、5部咲きぐらいでしょうか。

ランニングしながらくにたちの街をめぐりましたが多くの人でにぎわっていました。

さて、本日のブログは、昨日参加した子どもへの暴力防止のワークショップについての報告です。

子ども家庭支援センターが主催で、CAPかわさきの方を講師に招いてのワークショップでした。

具体的な事例を参加者に演じてもらう形式も行われ、大変参考になりました。

以下は、そのワークショップで学んだことです。

なぜ、子どもが被害にあいやすいのかの理由として3つあげられます。

1.知識がとぼしい

2.社会的な力をもたず、依存せざるを得ない

3.孤立

があげられます。

こうした被害から子ども達を守るには、子ども達自身に「自分はかけがえのない大切な人間だと思う気持ち・自分を大切にする心」を持ってもらうことが必要です

暴力(身体的・心理的・ネグレクト・性的)を受けた子どもの心理パターンとして

1)自分から暴力を受けたことを言おうとしない

2)自分が暴力を受けていると思っていない

3)しばしば加害者を守ろうとする

4)自分が悪かったと思っている

5)自分は無力だと思っている

6)話の事実関係が矛盾していることがある

7)弱々しく、助けを求めているとは限らない

8)援助、救出しようとしても、嫌がり・拒否・攻撃することもある

ということがあげられます。

 

暴力・いじめを受けた子どもへの伝えたい言葉として

・話してくれてありがとう

・あなたは悪くないよ

・あなたの話をしんじるよ

など、どう声をかけ、どう話を聴き、どこへ相談するかが重要です。

最後に、川崎市子どもの権利条例 子ども委員会の「子どもからのメッセージ」を抜粋します。

 

 

「おとなが幸せでいてください」

(抜粋)

私たち子どもからおとなへのメッセージです。

まず、おとなが幸せでいてください。

おとなが幸せじゃないのに、子どもだけしあわせになれません。

おとなが幸せでないと、子どもに虐待とか体罰とかがおきます。

条例に「子どもは愛情と理解をもって育まれる」とありますが、

まず、家庭や学校、地域の中で、おとな同士が幸せでいてほしいのです。

子どもはそういうなかで安心して生きることができるのです。

 

 

胸にしっかりととどめたい言葉です。

これからも、すべての子どもが地域の中で安心して成長できるようなまちづくり進めていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 


第五小学校の卒業式に出席しました

2018年03月24日 | 日記

こんにちわ、国立市議会議員望月けんいちです。

市役所の控え室で、福祉保険委員会の委員会報告を作成しています。

この委員会報告は、常任委員会の委員長が作成するものなのですが大変。議案数も多く、昨日から10時間近くかかっています。

癒しとなってくれるのは、市役所西側においてあるピアノからの演奏。

『Play Me I'm yours kunitachi』のピアノです。

午前中から多くの市民が演奏しています。

こうした演奏を聴いていると、国立市民の演奏のレベルの高さに驚かされます。

ほんとうにたくさんの方が上手に弾いています。

来年も実施してほしいイベントです。

さて、昨日、第五小学校の卒業式に出席してきました。

第五小学校は、私が通っていた小学校です。

校歌「伸びるよ 育つよ」は、今でもそらで歌えます。

校長先生の話で印象に残るものがありました。

人という原石を宝石のような珠に変えるのは3つという趣旨の話をされました。

学問・人・困難であると。

私もその通りだと思います。

学問によって自分を極め磨き

自分と違う他者と出会って、成長する

また、困難とぶつかり克服することによって人間は成長するものです。

卒業した第五小学校の子ども達も自分を磨きながら大きく羽ばたいてほしいです。

 

 

 

 

 

 

 


Play Me I'm yours Kunitachi 2018 でピアノに合わせて合唱しました

2018年03月19日 | 日記

こんにちわ!国立市議会議員望月けんいちです。

日曜に、Play Me I'm yours Kunitachi 2018 でピアノに合わせて合唱しました、という報告をさせていただきます。

Play Me I'm yours Kunitachi 2018 とは、地域のアーティストに装飾された10台のピアノが、国立市内の公園や通りに置かれ誰でも弾 いて楽しめるイベントです。

Play Me I'm yours Kunitachi 2018 について詳しくは公式ホームページ

http://streetpianoskunitachi.tokyo/about

を参照ください。

誰でも自由にというところが一番の特徴です。

びっくりしたのが、市民の演奏力の高さです。

普段はサラリーマンやってそうなお父さんが、すごいジャズの演奏やってました。

小学生低学年と思われる女の子が、迫力のあるクラッシックを弾いてました。

土曜日の夜、国立駅前までランニングをしていたのですが、どのピアノも8時過ぎにも関わらず演奏がされていました。

日曜、友人、知人とともにまず大学通りにあるピアノで合唱。

その後、国立駅南口の空き店舗に置かれたピアノでも合唱しました。

そのときは、たまたま居合わせた石井めぐみ議員、長島代議士も途中から飛び入り参加してくれました。

 誰でも飛び入り参加できそうな雰囲気も、路上ピアノの魅力かも。

合唱した曲は、

1)上を向いて歩こう

2)証(あかし)

3)世界で一つだけの花

どれもほんと良い曲です。

とくに、世界で一つだけの花は好きな曲です。

『そうさ、僕らは

世界で一つだけの花

一人一人違う種を持つ

その花を咲かせることだけに

一生懸命になればいい』

という部分が好きです。

みんなと違っても、それでよいと言ってくれているような気がします。

みんな違ってみんないい、多様性が重んじられるくにたちを目指していきたいです。