SAMニュース

美術館の最新ニュースをお届けします。

ヴェネツィア、ベルニサージュがはじまりました。

2007年06月08日 21時00分00秒 | 2007年度の展覧会など
こんばんは。
本日の今井レポートをお届けします。
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今日からベルニサージュ(プレス向け内覧会)です。
前日に行われた各国パビリオンのコミッショナー、
アーティスト向け内覧会に比べ、来場者がぐっと増えました。

ベルニサージュの3日間、各国パビリオンが
次々と記者会見・オープニングレセプションを開き、
来場者はお目当てのパビリオンをあちこちと渡り歩きます。

写真は、インタビューに応える岡部昌生氏。
たくさんの人が日本館へ押し寄せました。
観覧、取材はもちろん、
展示された宇品石をフロッタージュするワークショップも大盛況。
スタッフはお客様のサポートをしたり、質問に答えたりと大わらわ。
私も英語、イタリア語、日本語での対応に
頭がパンクしそうになりました。
しかし、様々な国の様々な世代の人が、皆シャカシャカと
熱心に鉛筆を動かす様子は、実に感動的です。
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ヴェネツィア、ワークショップのもよう

2007年06月06日 20時10分54秒 | 2007年度の展覧会など
こんばんは!
本日の今井レポートです。
ついに展示が終わってほっと一息かと思いきや、
続いては、ワークショップ。
動き続けるヴェネチアです。

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ヴェネツィアで初めてワークショップを催しました。
場所は、海洋都市ヴェネツィアの歴史を物語るアルセナーレ(造船所)。
5月30日にヴェネツィア建築大学で開いたセミナーで、
この場所の記憶をすりとろうと決めました。

写真は、参加者にフロッタージュのやりかたをデモンストレーションする岡部昌生氏。
初め10数人だった参加者も、面白がってみんなでやっているうちに、
通りがかった人々も加わるように。
最後は30人を越え、互いにすりとったフロッタージュを見せあい、盛況のうちに終わりました。
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ヴェネツィア、展示ほぼ終了!

2007年06月05日 17時03分20秒 | 2007年度の展覧会など
こんにちは。
本日の今井レポートです。
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10日目、作品展示がほぼ終わりました!
このあとには、ワークショップと、内覧会やオープニングレセプションなど
公式行事が控えています。
この日は、ワークショップ組と清掃組に分かれての作業。
前者はヴェネツィア市内小学校へ出向き、子どもたちを対象にした
ワークショップの打ち合わせ、会場下見。
後者は、床掃除と外壁の洗浄、入口扉のペンキ塗り。
15×15mの日本館展示室、大理石の床をきれいに磨きました。
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本日の写真は、ワックスがけにいそしむ今井本人でした。

ヴェネツィア、1日のはじまり

2007年06月03日 20時24分06秒 | 2007年度の展覧会など
本日最後のレポートです。
街の雰囲気が想像されます。

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岡部昌生氏が滞在するアパートの居間です。
写真手前の壁や床に並べられているのは、岡部さんが
毎朝ヴェネツィアの街へ出かけ、壁や古い井戸をすりとったフロッタージュ作品。
毎日増えていく作品たち、居間の中はまるで小さなギャラリーのようです。

スタッフは毎朝ここへ集合し、その日の段取りを打ち合わせます。
アパート隣にあるサン・マルティーノ教会が
9時の鐘を鳴らしたら、ビエンナーレ会場へ出発します。
ガランガランガランガラン…
大音響の中、階段をかけおりて外へ出ると、
目の前は700年の歴史を誇るアルセナーレ(造船所)。
下町風情あふれる通勤です。
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ヴェネツィア、日本館を支えるスタッフ・2

2007年06月03日 20時16分48秒 | 2007年度の展覧会など
引き続きスタッフ紹介です。

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ビエンナーレ準備日常光景のひとつ。
日本館の入口前で電話中の高取秀司氏(国際交流基金)です。
日本館主催者である国際交流基金職員の方々は、
展覧会に必要な事務一切をこなしながら、展示作業も手伝ってくださいます。
作業のあいまをぬってヴェネツィア、ローマ、日本などに電話し、
様々な準備調整を進めてくださいます。
高取さんは、心優しいジェントルマン。
作業環境やスタッフの体調など、すみずみまで目を配ってくださいます。
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