SAMニュース

美術館の最新ニュースをお届けします。

さよならサンダーロック

2006年08月23日 19時38分53秒 | 美術館・野外美術館
おひさしぶりの更新です。

今日、イサム・ノグチの《サンダーロック》が
美術館から旅立って行きました。
1998年のイサム・ノグチ展でイサム・ノグチ財団から借り受けて以来、
美術館中庭の顔として親しまれてきた作品です。

彼の遺したモエレ沼公園という遺産もあり、
札幌はノグチとはゆかりの土地。
市での買取も検討されましたが叶わず、
ニューヨークへ移転することとなりました。

写真は、巨大クレーンで吊り上げられて、
運搬用の台座に乗せられるところ。
サンダーロックとのお別れは、
クレーンの設置なども含め、丸2日間の大仕事でした。
これから船に揺られてニューヨークまで旅するそうです。

GUNDAM展、はじまりました!

2006年08月06日 19時45分02秒 | 2006年度の展覧会など
今日から「GUNDAM-来たるべき未来のために」展がはじまりました。
朝早くから並んで待っていた方も多く、
開館と同時に180名の方が展示室につめかけました。

手の込んだ会場造作で、展示室の中は別世界に。
気鋭のアーティストたちそれぞれによるガンダム観が
ぎゅっとつまった小宇宙になりました。

写真は、ニュータイプテクノロジー・ラボによる
《サイコ・コミュニケーター・システム》の2次試験の様子です。
アニメ「機動戦士ガンダム」のなかに、予知やテレパシーなどの特殊な能力をもった「ニュータイプ」と呼ばれる人が登場するのですが、
この作品は、みなさんにそのニュータイプ能力があるかどうか検査するシステムです。

2人1組になって、1人がテレパシーを送り、
相手が障害物にぶつからないで歩けるように遠隔操作します。
手に持ったコップを見つめているため、前方を確認できないはずの被験者が、
白いボールをよけながら左右へ歩く様子はとても不思議です。
初日の今日は、ニュータイプ・テクノロジー・ラボの研究員、
カズヒコ・ハチヤ氏が検査に来てくれました。

試験は火・水・土・日と祝日、1日3回実施しています。
2次試験は、1次試験(カードの図柄を当てる試験です)に合格した人しか体験できませんが、ニュータイプの素質があるかどうか、ぜひ挑戦しに来てください。

【試験実施日】
会期中毎週火・水・土・日、および8/14、9/18
(1)10:00-11:00 1次試験
  11:00-12:00 2次試験
(2)13:00-14:00 1次試験
  14:00-15:00 2次試験
(3)15:00-16:00 1次試験
  16:00-17:00 2次試験