浮かぶ彫刻、冬支度

札幌芸術の森では、雪などで作品が痛むのをふせぐため、
冬が来る前のこの時期、野外彫刻の一部に冬支度をさせています。
方法は作品によって少しずつ違いますが、
水が入らないように、布やビニールシートでしっかり包んで、
春までゆっくり休んでもらいます。
ちょっと愛嬌のあるその姿、１月からのかんじきツアーで
見ていただけると思います。

今日は、マルタ・パンの「浮かぶ彫刻・札幌」の冬支度でした。
池に浮かんでいるこの作品は、冬期間は水から出して、園内某所で休ませます。
いつもプカプカと浮かんで、吹く風にのんびり揺られている、白くて丸い彼ら、
かわいい顔してけっこう手がかかる、作業員泣かせです。
言うことを聞かず、水から出すのにみなさん一苦労。
写真は、観念してクレーンでつり上げられているところ。