おひさしぶりです。
本日から「渡会純价の世界 心のリズム 奏でるメモワール」展が始まりました。
札幌を拠点に活躍する版画家・渡会純价の50年におよぶ
創作の世界をご紹介する展覧会です。
渡会氏は音楽をモチーフとした作品でよく知られています。
本展では、初期のモノクロ―ムの作品から、ノスタルジックな童画的作品、
独自の技法を用いた最近作まで、220点を展示しています。
作家の心のリズムから生まれた軽やかな描線と柔らかい色彩が織りなす
心あたたまる版画世界をぜひ味わっていただければと思います。
写真は本日のアーティスト・トークの様子です。
あいにくの雨でしたが、40人以上の方が集まり、渡会氏のお話に耳を傾けました。
生い立ちにはじまり、制作の姿勢に至るまで、いろいろな話題が飛び出した1時間。
夢のなかで見たイメージを描きとめるため、
枕元にもメモを置いているというお話が印象的でした。
いつもあたまの中にさまざまなイメージがくるくると回っているという、
渡会氏の創作の秘密が垣間見えたトークでした。
6月6日(土)にはミュージアムコンサートを開催します。
チャイコフスキーの「四季」を題材にした出品作にちなみ、
ピアニストの高垣美加さんが同曲を演奏します。
ぜひご来場ください。
●ミュージアムコンサートvol.60「絵と音で味わう〈四季〉」
演奏:高垣美加(ピアニスト)
曲目:チャイコフスキー「四季」
日時:2009年6月6日(土)14:00~15:00
会場:札幌芸術の森美術館 展示室
*予約不要、要展覧会観覧券
★展覧会についての詳細は美術館ホームページをご覧ください。
http://www.mocas.jp/