はれのちくもり、雨、ときどきどき全部

生きているからしかたない

手紙

2018-07-21 | 趣味

7月21日(土)

普段、手紙を書きますか?と問われれば、
迷わず、【はい】とこたえます。
メールやライン、SNSなど、いろんな通信手段が現代には浸透していますが、
コミュニケーションツールとして、わたしは日常的に手紙を書く方に属すかと思います。
もともとは、夫や友人、家族にたいしての手紙を習慣としていましたが、
今の仕事をきっかけに、数万通を超える手紙を書いてきました。
数年前からは、全てのお客様へ手書きの手紙を添えることは辞めましたが、
今でも、定期的にお手紙を書くお客様がいらっしゃいます。
もちろん、個人的に手紙を差し出す方も居ます。
何か差し上げたり、贈り物をする際は、必ずひとこと添えてというのがマイルール。
メールやラインでも十分。
それはその人のコミュニケーション手段ですから、
手紙でなれば絶対ダメ!なんていうのはありません。
ただ、わたしは手紙を書く、書きたい派です。

ちょっとしたメッセージやハガキに加え、便箋を準備して手紙を書く
その都度、伝えたい内容によって使い分けています。
とはいえ、便箋に書く事が多いように感じます。

そんなわたしですが、
あこがれの手紙というのが存在します。

それはこの二冊の本
  

三島由紀夫 レター教室
森見登美彦 恋文の技術

どちらから読んでも面白い、手紙にまつわる小説。
森見登美彦さんが、三島由紀夫のレター教室に影響を受けたことは一目瞭然ですが、
二冊よむからこそ、味わい深く、より手紙への思いが強くなります。
こんな文通相手が欲しい!
とはいえ、なかなか巡り会えぬものです。

圧倒的に手紙を書くことが多いので、返事をもらえると嬉しさも倍。
ですが、特に返事がなくても相手に近況報告をする手段としての手紙が大好きです。
わたしからの手紙が害でなければ、読んでもらえるだけで幸い。
勝手な手紙を送りつけられながらも、
ほろっと幸せになってもらえればなおしあわせだと思います。
送られた先での状況などはわからないけれども...。

毎月、かならず書類と同梱して送っている手紙があるのだけど、
もう今月は時間もないし、と思いながらも、
楽しみにしているんだよね。なんて聞いてしまったら調子に乗って書かずにはいられない。
そうやって楽しみにしてもらえることも、手紙の良い点かもしれません。
ですから、これからも、自分なりの手紙を楽しみたいですね。

気になる方は
ぜひ、レター教室と恋文の技術を合わせて読んでいただきたい。
なんとも愉快な気持ちになり、
昨日の面白くない事、今日の不幸など飛んでいってしまいますぞ。









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