はれのちくもり、雨、ときどきどき全部

生きているからしかたない

鈴懸の大福

2021-04-09 | 日々の出来事
以前も書いたが、
和菓子がイケるクチになって以来、
大福には目がない。
中でも、福岡本店の鈴懸の大福が特に好きで【鈴懸】の文字を見かけたならば、手ぶらでは帰れぬ!というほど。

鈴懸がなぜこんなに好きかというと、
餡子である。
こしあん、つぶあんと餡子にはあるが、
断然こしあん派なのだ。
つぶあんもいただくが、いかんせんつぶが気になる。
滑らかなこしあんの舌触りが好みなのだ。
たいした和菓子がの知識もない中で、鈴懸のこしあんは紫がかった上品な餡で、どこよりも滑らかだと思っている。(きっと世の中にはもっと美味しい、こしあんがあるとは思うが、まだまだ開拓できていない)
大福の生地と柔らかさに差が感じられない調和がとれているところが、いただいていて好きなのだ。

粒あん場合、豆大福の豆の食感と粒あんの食感が微妙な差で重なるのが、嫌という程ではないが、口の中で愉快ではない感じがする。かたや、豆の食感とこしあんの食感だと、豆大福の豆が活かされているように感じるのだ。


スープを作る時、茹で終えた野菜の固さを考えて、野菜によって大きさを変えて切ると仕上がったときスープのバランスが良くなるのと一緒の原理なんだろうと勝手に考えている。

先程も書いたが、もちろん、つぶあんの大福もいただく、しかし、餡はどちらか聞かれれば、二言なしで、こしあんと答える。

食感のバランスがわたしの中では重要なのかもしれないと、大福について考えて書いていたら気づいたのだった。