おとうふ工房いしかわの社長、石川伸さんが本を出されました。
『大豆が教えてくれること』(税別1,200円)で、日新報道の発行です。
ブック・レビューは本紙に譲ることにして、
ここでは大好きなエピソードを紹介しますね。
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国産大豆の豆腐に取り組み、生協やスーパーとの取引が拡大し始めた平成6年頃は、とにかく忙しい時代。
現在、専務の小高さんや製造部長の保木さんが入社してくれて
2人と私で朝早くから夜遅くまで、働き詰めの毎日でした。
そんな中でも夜遅く仕事がひと段落つくと、倉庫でコンテナをひっくり返して、
かっぱえびせんと缶ビールで、3人で夢について語り合ったものです。
「いつかは大きな工場を建てたいな。
事務所付きでトイレもきれいで、そしていつか会社を日本一の豆腐屋にしよう」
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何だか泣けてきませんか? 甘酸っぱく、胸が切なくなるようです。
もっと仕事に励まなきゃ、一生懸命、頑張ろうという気持ちにもなります。
ところで、大手から出版されているビジネス書でも
結構、誤字・脱字の類は散見されるものですが、一読したところ、
この本はすっきりとした、きれいな文章でまとめられています。
企画・編集の人も良い仕事をしているなあ、と感嘆した次第です。