霧雨は微か
音は微か
地面すれすれ
水溜りひたひた
生まれる微かの音
拾うは私の
ひかるそのところ
何かを間違えちゃって
温度や湿度の管理とか
見事なくらい
間違えちゃって
想い出にしそこねる
永遠に
目標に到達しないことが
私達の約束した
目標
千百キロの空間は
時には冷ややかに
時にはやさしく緩衝材ともなり
時には他人事に
時には狂おしく
ひと時も休ませては
くれない