そのときまで。

 

表には
出たくないわ

この影で
ひっそりと

だけど

守りたいものを
守るため

だとしたら
ときには

射すような
日差しだって

荒れ狂う
風だって

打ち付ける
雨だって

味方にしてしまう
してみせましょう

全てが終わったのなら
また

この影で
ひっとりと　するわ

そのときまで。

 

 

ひっそりと。

 

白い花が　好き

小さな花が　好き

儚い花が　好き

ひっそりと咲く花が　好き

 

*

 

最近知ったのですが
それは　まさに　祖母の好みだったらしいです

 

 

きみ恋うた

 

逢えるのかな

逢えない日々を
かぞえるのは

指からこぼれる
砂の粒を

かぞえるみたいよ

 

 

振り子

 

安堵と焦燥の

微かな
ちから具合に

こんなにも
揺れ動かされる
だなんて

 

*

 

そろそろ　梅仕事の　季節です