望むことは
このまま
このリズムで
このまま
柔らかい糸を
紡ぐような
かすかな音色だけど
この糸の
その先まで
わたしの
時を刻ませて
このまま
くださいませんか。
どの甘さが
お好みなのかしらと
薔薇のように
牡丹のように
手を替え品を替え。
どの甘さが
好みなのかと
蝶のように
蜂のように
手を替え品を替え。
夢の中で
怖い夢を 見たのよ
森の一本道
そこからだけ
青空が 見える
駆け抜ける
わたし
左右の森から
伸びてくる
たくさんの恐ろしい
何か
もう少しで
捕らえられそうになる
誰か
たすけて
助けの手は
王子さま
それとも
森の魔王
ころころと
弾けるように 転がって
ふつふつと
泉のように 湧き出でて
きらきらと
粒子のように 輝いて
たまぁに
わたしの コトバは
まるで
番茶も出花。
そんな
十八歳の ココロまで
巻き戻し
文章でも
したためて みましょうか。
