water steppe memo

日々、考えていることをここに記します。
ブログと呼ばずに「日記」としたいところです。

いきつけの発想

2008年09月18日 01時46分38秒 | 街歩き
池袋の家電量販店事情といえば、ビックカメラ本店近くにヤマダ電機の店舗がある、といことから話が始まると思います。以前、SDカードと買おうと思ったとき、ビックカメラ他店舗より、ビック本店とヤマダ電機だけ1000円ほど安かったことがあります。どちらかが吹っかけたため、応じざるを得なかったのでしょう。熾烈かどうかは分かりませんが競争が発生していることが見て取れます。

勝手な印象ですが、ヤマダ電機のほうが客が少ないような気がします。店舗面積(陳列方法?)に余裕があるだけかも知れませんけども、店員の方が多いかも、と感じる時さえあります。では、値段・品揃えに差があるのでしょうか。こちらも勝手な印象なのですが、値段に関しては無いでしょう。品揃えは双方得手不得手があって優劣を付けにくい気がします。家電やPCといったものに詳しい人なら、双方の違いに気付いて比較したりできるでしょうけども、普通の人にが、ビックとヤマダの違いを認識し、自分にとって合理的な方を選択できるとは思えません。なのに、ビックの方が繁盛している(ようにみうけられる)。この差がどこからくるのでしょうか。

私は、池袋に電化製品を買いに行く人にとって、ビックカメラが「いきつけ」になっているんだと思うのです。もっと言うと、地元のサッカーチームのようになっているのではないでしょうか。相手チーム(ヤマダ電機)が乗り込んできたから、みんなで応援しよう、という風に。
経済学の世界などでは語りつくされていることかも知れませんが、人間は合理的な選択をしない場合のほうが多いと思うのです。もし人々が常に合理的な方を選択するのだとしたら、1円でも安く販売したほうが勝つはずで、企業規模が大きいヤマダ電機のほうが圧倒的に有利と考えられますが、現実はそうなっていません。仮に5000円も違うのだとしたら別かも知れませんが、1000円とかポイント差が5%とか、そういった違いしか存在しない場合、いつも行っている、もしくは、親近感を抱く店で買い物した方が「楽」なんだと思います。

池袋で買い物をする人に「楽」と思われている、というのは、ビックカメラにしてみると大きな武器になるでしょう。新宿のヨドバシカメラとかもそうです。ヤマダにしてみたら、そういった「よそ者感」をいかに払拭していくかが、首都圏に出店する際の問題点になっていくと思います。

と、偉そうに書きましたが、最初の段落以外は私の勝手な印象なので、あまり真にうけないで下さいね。

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