こころの平和から社会の平和へ

水島広子の活動報告や日々思うことを述べさせていただきます。この内容はメールマガジンで配信しています。

CS放送出演のお知らせ

2011年05月16日 | テレビ等出演
5月21日(土)11:00~13:00、朝日ニュースター(CS放送)の「愛川欽也パックイン・ジャーナル」にコメンテーターとして出演する予定です。

テーマは以下の予定です。

(1)今ごろメルトダウン発表 工程表もいろいろ
(2)菅総理 送発電分離 保安院独立 さてその先は
(3)普天間・嘉手納統合案などを田岡さんから聞く
(4)米アフガン撤退の裏を田岡さんから聞く

CS放送をご覧になれる環境の方は、ぜひご覧くださいませ。

「『怒り』がスーッと消える本」刊行しました

2011年05月10日 | 活動報告
「怒り」に焦点を当て、対人関係療法とAHを組み合わせたような内容です。
病気の本ではなく、ごくごく一般的な、日常生活に役立てていただきたい本です。

大和出版 1365円(税込)

「はじめに」より
 「怒りがスーッと消える」というタイトルを見て、「そんなわけがない、何やら怪しげな魔法の本なのだろうか」と思われているでしょうか。
 もちろん精神科医である私にはそんな魔法の本を書くことなどできません。
 本書は、精神科医としての私の経験に基づく、ごく合理的な本です。ポイントは、怒りを「消す」のではなく、怒りが「消える」というところにあります。
 怒りは「結果」です。「ひどい」と思う何か(原因)があったとき、結果として出てくるのが「怒り」という感情です。「結果」に過ぎない「怒り」を抑え込もうとすると、かえってひどくなったり、爆発したりすることもあります。
 しかし、原因を取り除けば、もちろん結果である怒りもスーッと「消える」のです。本書では、その、「原因の取り除き方」をご紹介していきます。

 怒りについて悩んでいる方はとても多いと思います。
 つまらないことにイライラしてしまう小さい自分がいや。カチンと来ると、つい感情的な物言いをしてしまい、未熟な人だと思われてしまったり、仕事や人間関係がダメになってしまったり。一度ムカッとすると、そのことばかりを考えてしまって気持ちを切り替えるのが難しくなるときもありますね。
 とりあえず怒りを他人に見せないようにすることはできても、怒りが消えてなくなるわけではありません。抑え込まれた怒りは、うつ病などの病気にすらつながっていくものです。
 本文で詳しく述べますが、私は「対人関係療法」という治療法を専門とする精神科医です。とても多くの患者さんの治療をしてきた結論の一つとして言えることが、「怒り」という感情をどう扱うかが、心の健康や、人間関係の質、ひいては人生の質を決めるということです。
 怒りにふりまわされない人生には、のびのびとした自由が広がっているもの。
 怒りがスーッと消える瞬間は、怒りがなくなるだけでなく、人生の豊かさを感じるときでもあります。
 そんな人生を手に入れるために、本書がお役に立つことを祈っております。

アマゾンで購入する方はこちらへ

最近ホームページにアップした文章のお知らせ

2011年05月08日 | 活動報告
いずれも、発行元の許可を得てホームページに転載させていただいています。

「震災によるトラウマのケア 『つながり』こそが回復へのキーワード」(雑誌「ぴっぱら」に掲載されたもの。一般向け)http://www.hirokom.org/news/Pippara.pdf

「『社会のトラウマ』を癒すということ」(岩崎学術出版社「学術通信」に掲載されたもの。やや専門家向け)http://www.hirokom.org/news/essay.htm