こころの平和から社会の平和へ

水島広子の活動報告や日々思うことを述べさせていただきます。この内容はメールマガジンで配信しています。

総務省顧問を拝命しました

2009年10月23日 | 活動報告
本日付で、総務省顧問というものになりました。

原口総務相のご意向で、地域構築には精神医学的・心理的な基盤がぜひ必要だという根拠によるものだそうです。
原口さんはご自身も心理学を専攻されたという背景もあり、以前から心についてのご理解には一目おいてきましたので、「さすが」という感じもします。

具体的にどういう仕事になるのかわかりませんし、現在、自分の抱える仕事で手一杯なので、どれほどのことができるかわかりませんが、できるだけのことはしたいと思っています。

今回は政治家ではなく有識者としての政治参画になりますので、新鮮な感じもします。

非常勤の国家公務員ということで守秘義務がかかるそうですので、議員時代のようにすべてをオープンにすることはできないと思いますが、ご支援いただければ幸いです。

北海道大学で講演+討論をします(2009年11月16日)

2009年10月19日 | 講演などのご案内
北海道大学大学院法学研究科教授 宮本太郎先生のお招きで、北海道大学で講演+討論をさせていただくことになりました。

討論のお相手は、宮本先生の他、私もかねてから注目してきた中島岳志さんです。

宮本先生は、スウェーデンの公共政策などがご専門で、私は議員時代に宮本先生からたくさん学ばせていただきました。民主党に初めての男女共同参画オンブッドを作ったときも、宮本先生に大きなお力になっていただきました。

中島岳志さんは、ご著書「パール判事」を読んで以来注目している若手論客です。

● 日時 11月16日(月) 18時00分~20時30分

● 講演と討論「政権交代の心理と論理 有権者・若者・政治家の心理分析」

● 講師 水島広子(精神科医・元民主党衆議院議員)

● 討論者 

  宮本太郎氏(北海道大学大学院法学研究科教授)
  中島岳志氏(北海道大学公共政策大学院准教授) 

● 主催 北海道大学法学研究科附属高等法政教育研究センター

● 会場 北海道大学人文社会科学総合教育研究棟(W棟) W301室

● 当日自由参加可、参加費無料だそうです。

● 地図など詳細は
http://www.juris.hokudai.ac.jp/~academia/symposium/symposium20091116.pdf

なかなかない機会だと思いますので、ぜひご参加ください。



「対人関係療法でなおす うつ病」 刊行しました

2009年10月06日 | 活動報告
以前から普及啓発に努めてきた対人関係療法ですが、このたび、創元社さんのご理解をいただき、一般の方向けにシリーズ化していただけることになりました。

その第一弾として、「対人関係療法でなおす うつ病」が刊行されました。

うつ病をよりよく知るためにも、また、対人関係療法に触れるためにも、お役に立てば幸いです。

(第二弾は「社会不安障害」の予定です)


対人関係療法でなおす うつ病

創元社

1575円(税込)

アマゾンで購入する方はこちら

栃木で気軽なAH講演会を開きます

2009年10月06日 | 講演などのご案内
アティテューディナル・ヒーリング(AH)とは、心の平和をただひとつの目的とし、自分自身が納得して心の姿勢(アティテュード)を選んでいくというプロセスです。「恐怖や不安」「怒りや自責の念」という感情にとらわれて「敵」のいる人生を過ごしていくのか、それとも、こういった感情を手放して無条件のあたたかさ(愛)を感じながら生きるのか、という選択は、個人の力で自由にできるという信念がその根底にあります。前者の心の姿勢を「怖れ」と呼び、後者を「あたたかいこころ(愛)」と呼びます。「怖れ」を否定するのではなく手放すことが、AHの中核です。
                               
致命的な病気を持つ子どもたちのグループとしてスタートしたAHは、その後、そういった子どもたちの親やきょうだい、それ以外のさまざまな立場にある子どもや大人たちへと、その対象を広げてきました。現在では、病気と関係のある人たちだけでなく、教育現場、刑務所など、さまざまな領域へと活動が広がっています。                                     

日本でも、2006年秋にアティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHJ)の活動を始め、3年が経過しました。メディアでも注目していただき、入門ワークショップをそのまま収録した「怖れを手放す」が書籍・DVDとも市販され、各地で勉強する人が増えてきていますが、さらに多くの方に気軽にAHに触れていただくため、このたび、ワークショップよりもさらにお気軽にご参加いただける講演という形でAHをご紹介させていただくことになりました。AHについて、知りたい、興味があるという方はもちろん、日常の生きにくさを感じている人、自分の心と対面したい人など、医療、教育、福祉など、様々な分野の方たちにご参加いただき、AHのエッセンスを味わっていただければ幸いです。皆さまのご参加をお待ちしております。もちろん栃木以外の方でもご参加いただけます。

日時 : 2009年 11月29日(日) 13:30~15:30

場所 : ホテルニューイタヤ 会議室 (JR宇都宮駅より徒歩圏内)
   
講師 : 水島広子 (AHJ代表)

定員 : 80名  (申し込み先着順)

参加費 : 1000円                                       
*『怖れを手放す~アティテューディナル・ヒーリング入門ワークショップ~』(星和書店)が当日のテキストとなります。お持ちの方はご持参ください。当日は割引価格にてご購入いただけます。
 
主催 :アティテューディナル・ヒーリング(A・H)とちぎ  
 
共催 :うえの医院

お申込先・お問い合わせ先 :yatsu@snow.ucatv.ne.jp AHとちぎ 谷津(やつ)


テレビ朝日に少しだけ出ます

2009年10月01日 | 活動報告
10月2日のテレビ朝日「スーパーモーニング」(全国31局ネット)に、子ども手当の件で少しだけ出る予定です。
今ではすっかり有名になった「子ども手当」ですが、2001年の秋、私が民主党の男女共同参画政策責任者だったときに、ときの政調会長・岡田克也さんのもとで作った政策集が原点です。
そんな経緯を聞きたいと今日取材にみえました。

今では、金額だけが一人歩きしている感のある子ども手当ですが、当時は、「経済的に苦しい家庭への支援」ではなく、どんな子どもにも保障される権利という理念に基づいて作りました。(所得制限を設けない代わりに、課税対象となるので、結果としては高額所得家庭からは一定割合が税金という形で国庫に戻りますが、どんな子どもでももらえるということで、偏見を生まないという効果もあります)

どんな仕上がりになるのかわかりませんが、ご都合のつく方はご覧になってみてください。
ニュース番組ですので、大事件が起こったら放送日が変更になるそうです。

10月2日(金)

スーパーモーニング(テレビ朝日)

8:00~10:00の番組のうち、8:20頃からの特集コーナー「鳩山政権研究・子ども手当の原点を探る(仮)」(20分前後)の予定


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余談ですが、最近、新聞における自民党の扱いを見ていて、「野党時代の民主党はこういうふうに見えていたのだな」ということを痛感しています。
ふだんはその存在すら忘れかかっているけれども、時々「谷垣氏、総裁へ」などという記事が載るので「ああ、谷垣さんが総裁になったのだな」ということがわかる程度です。
与野党の報道量の圧倒的な差を、改めて感じています。
これではどれほどよい政策を作ってアピールした気になっても、有権者の目には届かなくて当然だな、と思います。