三芳野天神社

本丸の東側にある天神曲輪に三芳野天神社があります。

祭神は素盞烏尊(すさのおのみこと)、奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、菅原道真、誉田別尊(ほんだわけのみこと)です。





わらべ歌の“通りゃんせ”の天神さまは三芳野天神のことで、ここが発祥地とされています。川越築城により天神曲輪に位置すると“お城の天神さま”と呼ばれていました。城内にある為に一般には時間を区切って参拝することが許されていましたが、参拝者に紛れて密偵が入る事を警戒し、特に帰りは厳しく調べられていました。また帰り道を間違って本丸に入り込もうものなら、打ち首は必至だったようです。

通りゃんせ　通りゃんせ
ここはどこの　細道じゃ
天神さまの　細道じゃ
ちょっと通して　下しゃんせ
御用のないもの　通しゃせぬ
この子の七つの　お祝いに
お札を納めに　まいります
行きはよいよい　帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ　通りゃんせ


せっかくなので、一応はちゃんと参拝してきました。厳粛な佇まいで、気が引き締まる思いがしました。やっぱり、神社は独特な雰囲気がありますよね。




↑ところで、神社に行く前に川越城七不思議の石碑がありました。何だかちょっと怖いですね。