酒とサカナとたびの空

日常の飲み食べや、たび空からの忘備録

旬鮮料理居酒屋 堂道@山形県鶴岡市

2020-12-03 07:08:00 | 山形の旅の空
II 鶴岡の夜

我が愛しの街鶴岡の日曜夜の駅前は人が疎ら

山形市内よりこじんまりとした繁華街は、駅から少し離れているし、さて、どうしたものか。

駅前通りの裏手、以前伺った居酒屋せいごの隣に、ちょっと気を引く赤提灯を発見し、そのまま暖簾を潜る。

カウンターに腰を下ろしテレビの相撲中継を眺める。

のんびりした空気。

穏やかな庄内弁が、100%庄内純血の我が身体に染みて心地がいい。

突出し

もって菊、ツブ貝、いくら

なかなか豪華なラインナップだ。

菊は酢のものでなく胡麻和えが珍しい。

瓶ビールは黒ラベル

本日のおすすめメニュー

ほぼ地物

いいねぇ

その前にハムカツ

じゃぶじゃぶソースをかけて

ビールがススム

庄内浜のアラの刺身

小ぶりなものは比較的リーズナブルだけど、大型になると飛び値で取引されるという浜随一の高級魚。

上品な白身は適度なコリコリ感

オコゼの刺身

肝醤油

同じ白身でもこちらはモチッとした食感。

添えられた皮がまたうまい。

干あなご

正確には穴子ではなくヌタウナギ

強烈な粘液を出す中々グロテスクなヤツだ。

鶴岡生まれのうちの親父は、小さな頃から穴子と言えば真穴子ではなくこちらが一般的だった様だ。

男鹿などでは棒穴子と呼ばれるこちらの干物、一口食べると実に美味!

飛び出た白い骨は柔らかで、内臓の仄かな苦みを感じるぶつ切りは、どこか丸干しイカに通じる旨さ。

これには熱燗でしょ

最高の取り合わせ。

後はのんびりとお猪口を傾けて

お客さんが立て込んできたところでごちそうさま。

良いお店だったなぁ。

おいしかったです。

また来ます。

20201115