大雨

国慶節休暇明けの初出勤日は大荒れ。
何でも台風が来ているらしい。

杭州では雨が降ると道路はすぐに水溜りから川と化し、あらゆるところが浸水して交通がマヒしてしまう。
日本のように道路脇に排水溝が整備されてない上、もともと道が凸凹なのですぐ水溜りになってしまうのだ。

雨の日に出勤するのは本当に大変で、
タクシーは何十分待ってもつかまらないし、
お天気の日でも込み合っているバスは、雨の日にはもう込みまくっててとても乗れない。
歩いて行っても行けないことはないが、到着するまでに靴が水浸しになるだろう。

…ということで、中国人の着ているのと同じ「雨皮」（レインポンチョ）を被って、いつも通り電動自転車飛ばして出社。
横なぐりの風がすごくて、会社まで10分乗っただけでも腰から下はずぶ濡れになってしまう。

今日は学校も臨時休校だそうで、会社や学校を滅多に休みにしない中国では異例のこと。

お昼になって何か買ってこようと傘をさして外に出ると、また大雨で、
どこをどう歩いても水溜りを避けて通れない。

風もさらに強くなってて、傘をさしてる意味があるのかどうか。
歩いて5分のコンビニまで往復しただけで、今度は全身ずぶ濡れ。

夜、同僚達が退社した後も一人残業して、最後に会社を後にすると、
雨はだいぶ小降りになっていた。

これなら余裕で帰れるだろうと、夜道を再び「雨皮」被って、電動自転車。
最初は快調だったのが
途中から水溜りに突っ込み
そのまま川…

いや、海へ突入。

いつも通っているマンションの裏通りが、雨水で陥没していたのだった。

自転車で強引に突っ切ろうとしたが、深すぎて、立ち往生。

暗くて人通り少ない夜道で、さすがにこれはやばい。
…ってか、今ここに車が来たら、間違いなく車の「波」で全身ずぶぬれじゃ。

思い切って水の中に足をつっつむと、ひざ下10㎝くらいまで陥没していることが判明。
とりあえず歩道らしきところまで自転車を引っ張りあげ、陸地（大通り）目指して陥没した泥水の海を自転車押して歩くこと約10分。

不覚にもその間に車3台に通られ、必死の抵抗も空しく波を被ってしまい
……また、全身ずぶぬれに

いや～、すごかったです、今回の台風。
杭州生活5年、道がここまで陥没するほどの豪雨は初めてで、びっくりした。

そしてもともと風邪気味だった身体は、
一日3回ずぶぬれの洗礼（？）を受け、予想大当りの高熱…
。

しょっぱなからハードな一週間のスタートです…