はと@杭州便り

中国杭州で仕事&子育てしているはとぽっぽのページです。

国慶節、南京旅行

2014-10-05 17:00:42 | 杭州生活
10月の国慶節に南京へ行ってきました。

南京まで、以前は確か4時間以上かかったはずだけど、中国版新幹線(CRH)が開通してから
杭州‐南京は片道1時間半弱!
朝早く出れば日帰りも可能です。

実は南京はこれが初めて、の私。
今まで北は内モンゴルから西は新疆、南は雲南省から海南島まで行ったことのある旅行好きでも、
何となく南京だけは敷居が高かった。
昔、揚州に行くときに南京を通ったのだけど、本当に通っただけ。
南京に行ったら、例の虐殺記念館に行かなくては、と思っていたのだけど、
今回は子連れで博物館系はちょっと難しい+5歳の娘にはまだ刺激が強すぎるだろうということで却下。

民国時代の史跡と、ユキの見たがっている長江を見に行こう、ということで
2泊3日のゆる~い家族旅行。
国慶節は先に紹興の田舎で用事があって、それが終わってから国慶節4日目に紹興から杭州経由で南京へ移動。
観光客でごった返してるだろうな、と覚悟しつつ、まあもう4日目だ少しはマシになってるかも…と期待して
南京に着いたのは夜でした。

着いてまずびっくり。
タクシーがキレイ!&乗り場が整然としていて乗りやすい!
市バスも私が見た限りほとんど全部電動で、清潔だし、次の駅を知らせる電光表示板もついている!

そして道が広い!
南京のタクシーの運転手の話では、南京の渋滞もスゴイということだったが、
杭州に比べて道が広いので、かなりマシ!!

そしてご飯が美味い!!
南京は長江を挟んで、丁度中国人の言うところの北方と南方の境目にあるため、
北方系の食べ物(麺や餃子、饅頭など)がすごく美味しい!
ホテルのレストランで注文した、一つ6元もする肉包子(肉まん)。
皮も中のお肉も絶品でした。

そして物価が少し安い!!
杭州が異常に高いのか何なのかよくわからないけど、ホテルの値段も、
食事の値段も、杭州の同等レベルのものに比べて割安な感じ。

2日目、ホテルから歩いてすぐの総統府へ。



やはりすごい人で、切符を買うのも一苦労。
それでもせっかく来たので、頑張って見る。



太平天国の玉座





民国時代の会議室



太平天国時代の王府と民国時代の総統府が共存しているのが面白い。
太平天国王府の華やかな玉座に対して、民国時代の政府執務室はこじんまりとして質素な印象。

すごい人だったので、次の目的地、長江を望む閲江楼へ。





閲江楼と城壁



城壁、杭州ではもうなくなってしまったので、何だか新鮮。
この日はいいお天気で、汗ばむ陽気の中閲江楼目指して、ひたすら登る!






閲江楼の上から見た、長江の眺め

ところで何故長江を見に来たかと言うと、
ユキが最近幼稚園で「我們都是一個家、名字叫中国~♪」という愛国歌曲?を習ってきて、
その歌詞の中に「長江と黄河」が出てきたため。
(ユキは最初、杭州の銭塘江を長江だと思っていた…。)

しかし史跡巡りの旅、5歳の子供にはやっぱり全然面白くなかったらしく、
ぶ~ぶ~言い出した頃に山を下りてみると、そこに非常中国下町式(?)子供の楽園を発見!



フワフワ


ゴーカート


足踏み式ボート

ユキはもう大興奮。

へたってきた母は、フワフワで遊ぶユキを見ながらふと嫌な記憶が頭をよぎる。
そう、それは、その昔。
アリババで働いていた頃、日本人の同僚と一緒に頭を抱えたりお腹を抱えたりして抱腹絶倒した
中国式フワフワの超アバンギャルドなデザインの数々。
(当時は「インフレータブル」という商品名だった)

ユキの遊んでいるフワフワの上部、あのすべり台のてっぺんの部分が、
どうしても「ごはんがススム君」に見えて仕方ない。
そしてディ●ニーを模した、というより、▲ィズニーを冒とくしているとしか思えない、
あの奇抜なキャラクター。
失礼な話、私でもあれよりマシなミッ■ー方が描ける!と思うのだが。
しかもあのフワフワを作っている会社は、それを日本、いや全世界に輸出しようと言うのである。
商品の写真を見ながら、
「今、地球が大変だっていう時に、こんな資源無駄遣いしたゴミみたいな製品作りやがって~!」と
ココロの中で叫んでいたのだが、
まさかこうして娘が大喜びでお世話になるとは思っていなかった。
世の中、わからないものだと痛感。

夜はあの文豪谷崎潤一郎も歩いた、しかしこれまた殺人的に観光客で賑わう秦淮河付近を散策し、
こうして、南京2日目はゆる~く過ぎていったのでした。

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2 コメント

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杭州との違い (ごんれい)
2014-11-16 06:49:20
私も最近、一泊二日で南京に行ってきました。その際に感じた杭州との違い。バス・地下鉄の便利さはおっしゃる通りだと感じました。それ以外に、
・辛いものが好き
・女性の背が高い
街場の辛い面はかなりスパイシーでした。地下鉄でも博物館でも、164センチの私と肩を並べる以上の、背筋の伸びた女性たちと数多くすれ違いました。
江南と江北でかくも違うかと蒙をひらかされました。
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Unknown (はとぽっぽ)
2014-11-21 12:15:17
>ごんれいさま

コメント有難うございます。確かに女性の背は高かったかも。。。南京料理は辛くはなかったですが、味付けが杭州よりちょっと濃いめかな、と思います。
中国はまだまだ地方によって色々違うのが面白いですね。私も久しぶりの中国国内旅行で、楽しかったです。
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