愛探検的朶拉 (DORA the EXPLORER)

ユキの最近のお気に入り。
アニメ「愛探検的朶拉」（英語では「DORA the EXPLORER」/日本語では「ドーラといっしょに大冒険」）。

ユキは寝る前に少しＴＶを見るのだが、ちょうどそのくらいの時間に（夜10時から）中央電視台少児チャンネル（CCTV14)でやっていたのがコレ。
どうやらアメリカのアニメらしく、最初はキツイ色彩と時々出てくる英語のフレーズに抵抗があったのだが、ユキはすっかりはまって毎日この時間を楽しみにしていた。

ちなみに中央電視台少児チャンネルでは、国内のアニメ産業の振興のためか国産アニメを中心に放映しているのだが、
なぜか毎晩10時～11時のゴールデンタイム（？）に放映されるのは海外の作品ばかり。
10時から「ドーラ」、10時半からは「巴布工程師（日本語では「ボブとはたらくブーブーズ」/イギリス）」を放映していた。珍しいところではロシアのアニメも。
（…やはり中国国産アニメは面白くないと、中央電視台も思っているのだろうか？？）

「ドーラ」も「ボブ」もここ2～3年の間で日本でも放映されたようだが、日本ではあまりメジャーとは言えないのでは？と思うが、中国ではこの時間帯で中央電視台だから、中国全土でかなりの人が見ていると思う。他の子供向けチャンネルではゴールデンタイムでもいまだに「トムとジェリー」を放送したりしているのに比べて、中央電視台はできるだけ新しいアニメを放映しようと頑張っているように見える。

ユキに付き合って「ドーラ」を見ているうちに、私までハマってしまった。
以下、「ドーラ」の日本語紹介ＨＰより抜粋

２０００年～アメリカでの放映が始まり、 現在までに日本語を含め、１９ヶ国語に吹替えされて各国で放映されています。
7歳児のラテン系の少女（ドーラ）とその友達が繰り広げるアドベンチャーストーリーです。
冒険の途中でドーラちゃんは番組を見ている子供たちに向かって話しかけたり、助けを求めたりして
いっしょにゲーム感覚で冒険しているような気にさせてくれます。（双方向性番組）

同時にこの番組を通じて、子供たちに「問題解決能力」や、簡単な「英語学習」を学ばせる事が出来ます。
ドーラちゃんはバイリンガルで日本語と英語を話せますので、英単語・フレーズを教えてくれながら冒険。
（英語版は、英語・スペイン語を話します）
同じ事を何度も繰り返し教えてくれるので、テレビを見ながら色々なことが学べるような番組です。

そのほかにも、数に関する問題や音楽・ダンスにのせて覚えさせるリズム感なども、
知らずのうちに身に付ける事が出来るでしょう。

日本では幼児教育（特に英語？）のアニメとして知られているようなのだが、
私は純粋に娯楽作品として十分楽しめると思う。

ドーラは毎回探検をするのだが、間に3つの試練…というか関門があって、
それを視聴者の子供達といっしょに解決しながらゴールにたどりつく、というストーリー。
毎回このパターンは同じで、しかも問題（数や色などをあてる問題）は必ず解決できるのが、子供達が安心して見られる要素になっていると思う（水戸黄門のようなものか？）
ドーラもその他のキャラクターもみんな明るくて、邪魔をしたり問題を出したりする側にも悪者はいない。
そして全編に楽しい音楽とカラフルな背景が使われ、最後は全員で成功のダンスを踊っておしまい、おしまい。
…いや～～、こんなハッピーなアニメを見たのは何年ぶりだろうか。
…というか、日本のアニメにも中国のアニメにも、こんなに誰もが楽しめる明るいアニメは無いような気がする。

私達の見ているのは中国語吹き替え版で、当然ドーラも中国語を話す。
要所要所の単語や歌は英語になっているのもあるけど、英語を勉強すると言うほど出てこないので、特に「英語学習用アニメ」という感じはしない。
どちらかといえば、クイズを通して数や色などの知識は増えるかもしれないが、これもわからなくても十分楽しめる。

ユキは毎晩10時からドーラを見て、10時半にはＴＶを消して就寝、というパターンだったのが、
さすが中央電視台（？）。
ある日突然、なんの前ぶれもなく番組を打ち切（りやがっ）た。
ユキは「10時になったらドーラが来る」と思っていたから、さあ大変。
しばらくは言い聞かせて寝かしつけるのに苦労しました…。

私も見たい気持ちが抑えられず、ついにDVD購入。
わざわざ１ディスクに2話ずつしか入ってないのを選んで買って、ユキが見過ぎないように注意しているが、それでも50話分くらいある…。

英語教育に効果があるかどうかはわからないけど、娯楽作品としてとてもよくできていると思います。
2歳以上のお子さんにおすすめです。