175Rと130R

175Rと130Rの関係性を多角的に考察し、新しい日本のあり方を模索する。

シーフードヌードル事変

2004年09月07日 | Weblog
カップヌードルのシーフードを食べていて、ふと思った。
「・・・スープ、とんこつ味じゃん!」

愕然とした。
曲がりなりにも21年間、カップヌードルを食べ続けてきた。
カップヌードルといえば、しょうゆ・カレー・シーフード。
チリトマトに代表される脇役ヌードルや、チョイ役・斬られ役の季節商品ヌードルはともかく、しょうゆ・カレー・シーフード、やつらのことなら何でも知っている気になっていた。

しかし、よくよく考えてみれば、ハナからおかしいのである。
しょうゆヌードルはしょうゆスープ。
カレーヌードルはカレースープ。
シーフードヌードルは・・・、シーフードスープ!?そんなもんあるのか?!ということに、もっと早い段階で気付くべきだったのである。

確かにシーフードヌードルには、シーフードが入っている。
しかしそれはあくまで具の話であって、スープがシーフードというわけではない。
にも関わらず、僕は21年間、シーフードヌードルというネーミングに何の抵抗もなく接してきてしまったし、スープに対して疑問を抱くようなことも、なかった。
言ってみれば、シーフードヌードルに騙されながら生きていたのである。

こんなに屈辱的な出来事が、いまだかつてあっただろうか。いや、あった。
小学校低学年時代、なわとびの検定か何かで、「チャンピオンになりたい」という欲望に負けた僕は、先に引っ掛かった級友たちが見守る中、ズボンがずり落ちてパンツ一丁になってまで、跳び続けた。
下半身パンツ一丁で必死に縄跳びを跳び続ける少年の姿が、どれだけ滑稽なものであるかは想像に難くない。
結果、チャンピオンにはなれたものの、人間として大切な何かを、当時、すでに失してしまっていたようである。

さて、話は大幅にそれたが、シーフードヌードルのからくりにも気付かず、厚顔無恥に麺をすすり、アホ丸出しでとんこつ味のスープを飲み干し、「シ-フードうめぇ」などとのたまっていた僕を、日清食品ヌードル部シーフード課の方々は、鼻で笑っていたに違いない。
嗚呼。

国会図書館・番外編

2004年09月03日 | Weblog
永田町界隈には、国会議事堂だとか最高裁判所だとか国立劇場だとか、なんとなくオンリーワンな建物があるので、ヒマでヒマでどうしようもないっていう人は、国会図書館のみならず、一度くらい散策してみることをオススメします。
ただし、散策しても得られるものは特にありません。
散策とはそういうものなのです。

で、もう永田町はもう飽きちゃったよ、っていう永田町マスターな方は、桜田濠に沿って、桜田門を目指して歩き続けてみましょう。
「このお堀、泳いでわたったらどうなるんだろう」とか、「このお堀にスワンボート浮かべまくりてぇ!」とか、不謹慎きわまりない妄想に胸をふくらませながら歩くのがいいでしょう。

なにしろお堀の向こう側は皇居なわけです。
で、どうしても皇居の内側をこの目で見てみたい!病的なまでに見てみたい!気になって気になって夜も眠れない!っていう人は、皇居参観のバスツアーみたいなのがありますから、参加してみてください。
僕もいつか参加してみたいなあと思っています。

そうこうしているうちに桜田門に辿り着いたあなたは、「昔ここで井伊直弼がブッ殺されたんだなあ」なんていう感傷にひたるよりはむしろ、桜田門をくぐりぬけた後に広がっている、広大な砂利道の広場を歩くべきです。
建物にさえぎられていない、だだっ広いお空を見上げると、心が空っぽになります。
頭は最初から空っぽです。

なお、皇居周辺で、教科書に載っていたあの楠木正成の銅像を見つけると、若干テンションが上がります。

また、方角は正反対ですが、同じく皇居周辺の二の丸公園(武道館とかがあるところ)、夏は新緑が見事なので、こちらもオススメです。
その際は、靖国神社あたりまで足を運んでみるのもいいかもしれません。

繰り返しますが、散策しても得られるものは特にありません。
ゴールも目的もなく、ただひたすらに歩き続ける。疲れます。迷います。ノドも渇きます。
しかしながら、そんな無為な行為にさえ生きる喜びを見出せるたくましさこそが、リストラされたサラリーマンや、孤独にさいなまれる独居老人を救うであろうことを、僕は信じて疑わない。
信じて疑わないけれども、20歳の若者があえてそんなことをする必要はないことも、僕は信じて疑わないのである。

国会図書館・入門編

2004年09月02日 | Weblog
用事があって永田町に行ったついでに、かねてから入ってみたかった国会図書館に、生まれて初めて足を踏み入れた。

とてつもなく広かった。

閉館30分前に駆け込んだため、建物の中身はほとんど把握できずじまいだったが、近日中に、一日がかりで探索してみる必要がある。(いや、実際そんな必要はどこにもないのだが。)
ちなみに、国会図書館は資料の請求とかコピーが専門で、貸し出しは行っていない。
持ち出し防止のために、B5以上のカバンは持ち込み不可みたいなことになっていて、入口のところでコインロッカーに荷物を預け、利用カードを書き、ようやく中に入れる。
じゃあ筆記用具とか貴重品とか、持ち込みたい荷物がある人はどうすればいいんですか?という人のために、透明のビニール袋が置いてあって、それに移しかえさえすれば、カバンの中身は持ち込み可です。

そんなわけで、一体僕は誰のために国会図書館の御利用案内をしているのか甚だ疑問でありますので、興味を持った人は、国会図書館のホームページを見ればいいし、実際に足を運んでみればいいと思う。

「ハリウッド」、変換すると「聖林」

2004年09月01日 | Weblog
ちゃんとした意味は分からないけど、なんとなく理解した気になって、日常的に使っている言葉というのがある。
それはえてして横文字であることが多いのだが、そんな中でも特に今さら人に聞けない用語を、自分の中に発見してしまった。

「ハリウッド映画」

ハリウッドが映画の都であり、山みたいなところに「HOLLYWOOD」の文字板があり、そこで製作された映画が世界中を席巻してきた、ことはもちろん知っている。
よくよく調べてみるとそこは、「アメリカ合衆国ロサンゼルス市の北西部にある地区」らしい。
ってことは、ムービースターとか映画関係者以外のパンピーも、ハリウッドには居住しているのだろうか。
映画のスタジオがいっぱいあるみたいだけど、そのスタジオは、どこの会社のものなんだろうか。
あっ、ユニバーサル・スタジオか。
ってことは、ハリウッド映画=ユニバーサル・スタジオの映画っていうことで、「ハリウッドがリメイク権を獲得した」っていうのは、ユニバーサル・スタジオがリメイク権を獲得した、っていう意味なのか?
アメリカのほかの映画会社がハリウッドで映画を作ることはないんだろうか?

みたいな感じに次々と疑問がわいてきて、結局「ハリウッド映画」の定義がイマイチよく分からない。
分からなくても使えちゃうから、横文字は便利だ。

マニフェストは政権公約。アカウンタビリティは説明責任。ショムニは庶務二課。
ちなみに、マニファクチャーが「工場制手工業」であることは、日本の小中学生の8割が知っている。