175Rと130R

175Rと130Rの関係性を多角的に考察し、新しい日本のあり方を模索する。

国会図書館・番外編

2004年09月03日 | Weblog
永田町界隈には、国会議事堂だとか最高裁判所だとか国立劇場だとか、なんとなくオンリーワンな建物があるので、ヒマでヒマでどうしようもないっていう人は、国会図書館のみならず、一度くらい散策してみることをオススメします。
ただし、散策しても得られるものは特にありません。
散策とはそういうものなのです。

で、もう永田町はもう飽きちゃったよ、っていう永田町マスターな方は、桜田濠に沿って、桜田門を目指して歩き続けてみましょう。
「このお堀、泳いでわたったらどうなるんだろう」とか、「このお堀にスワンボート浮かべまくりてぇ!」とか、不謹慎きわまりない妄想に胸をふくらませながら歩くのがいいでしょう。

なにしろお堀の向こう側は皇居なわけです。
で、どうしても皇居の内側をこの目で見てみたい!病的なまでに見てみたい!気になって気になって夜も眠れない!っていう人は、皇居参観のバスツアーみたいなのがありますから、参加してみてください。
僕もいつか参加してみたいなあと思っています。

そうこうしているうちに桜田門に辿り着いたあなたは、「昔ここで井伊直弼がブッ殺されたんだなあ」なんていう感傷にひたるよりはむしろ、桜田門をくぐりぬけた後に広がっている、広大な砂利道の広場を歩くべきです。
建物にさえぎられていない、だだっ広いお空を見上げると、心が空っぽになります。
頭は最初から空っぽです。

なお、皇居周辺で、教科書に載っていたあの楠木正成の銅像を見つけると、若干テンションが上がります。

また、方角は正反対ですが、同じく皇居周辺の二の丸公園(武道館とかがあるところ)、夏は新緑が見事なので、こちらもオススメです。
その際は、靖国神社あたりまで足を運んでみるのもいいかもしれません。

繰り返しますが、散策しても得られるものは特にありません。
ゴールも目的もなく、ただひたすらに歩き続ける。疲れます。迷います。ノドも渇きます。
しかしながら、そんな無為な行為にさえ生きる喜びを見出せるたくましさこそが、リストラされたサラリーマンや、孤独にさいなまれる独居老人を救うであろうことを、僕は信じて疑わない。
信じて疑わないけれども、20歳の若者があえてそんなことをする必要はないことも、僕は信じて疑わないのである。