175Rと130R

175Rと130Rの関係性を多角的に考察し、新しい日本のあり方を模索する。

BOOWZ論(後編)

2004年10月28日 | Weblog
一方で、ボウズであればあるほど、便利さの陰に潜む不便さ、もっと言ってしまうと、危険性のようなもの、が目につくようになる。

例えば我々ボウズは、責任をとることができない。誠意を見せることができない。

仕事か何かで大失態を犯してしまった場合。
髪の毛フサフサの部下が頭を丸めたとあれば、ハゲちゃびんの上司も、なんだか納得せざるをえないような気にさせられる。

しかし、もともとボウズだった人間が頭を丸めても、それは、ボウズでない人々の世界における、「あれ?お前、髪切った?」レベルのフランクさでもって扱われるだろうし、仮にスキンヘッドにしたところで、上司は、「髪型、変えたんだ~」ほどの無感動さしか示さないだろう。
最初からスキンヘッドだったりなんかしちゃった日には、割礼もしくは切腹でもしない限り、詫びを入れたことにはならんでしょう。
「代わりに下の毛を剃りました!」なんて言って証拠写真を見せたところで、上司がゲイか何かでない限り、クビですよ、クビ。

つまり、ボウズというのは、物理的にラクな反面、精神的には常に追い込まれている。
ボウズに、失敗や失態は許されない。
常に緊張感を持って、あらゆることにベストを尽くし、なおかつ勝利しなければならない。
そういった決意、悲壮感の顕れが、BOOWZという現象なのです。

この文章を書きながら、僕も心に誓いました。
忙しいからボウズ、という考えは捨てて、来年の4月までに髪を伸ばそう、と。

BOOWZ論(前編)

2004年10月28日 | Weblog
生まれて初めてボウズ頭になってから、1年ほど経過した気がする。
依然、ボウズのまま。

なぜいきなりボウズにしようと思ったのか。
いろんな人に聞かれたし、今でも、なんでずっとボウズなのか、たまに聞かれるのだが、
そのたびに、「俺達がやさぐれた事に理由なんて無えんだよ。ただ少しだけ不器用だったのかも知れない」などとミステリアスなことを言って、誤魔化してきた。

事実、ボウズ頭にしたこと、ボウズ頭でいることに、特別な意味はない。
朝起きて、ヒマだから、ボウズにしてみようと思って、バリカン買いに行って、刈った。
ただそれだけのことである。
今思い返してみると、最初にバリカンを入れる瞬間は、さすがに小便をちびってしまった。(ウソ)
今思い返してみると、あの頃はお笑い芸人活動をしていた。(ホント)

ボウズ頭にスーツ、という893ファッションでの就活に疑問を抱き始めた今年の4月頃、ボウズ頭からの脱出に成功するも、そっこーで破綻をきたし、再びボウズ頭にバック・トゥー・ザ・フューチャー。
なんで就活でボウズがまずいのか、はっきりとした答えを見い出せないままに、僕の就活は終了した。

今では、「なぜボウズ頭なのか?」以前に、なぜみんなボウズ頭にしないのか?と、こちらが問いたくなるくらい、ボウズ頭でいることが、僕にとっては自然なことになってしまった。
最大のメリットは、整髪によって時間と労力を煩わされることがなくなった、ということだろうか。
起きて、シャワーをかぶりさえすれば、そっこーで家を出られる。最短。

全国の学校の先生は、遅刻がちな生徒に対して、手厳しく注意するとかする以前に、ボウズ頭を推奨するべきだし、睡眠時間が足りてない日本のサラリーメンは、どうせ末期的な髪型であるならば、あきらかにボウズ頭にすべきだ。

もちろん、最初は誰しも抵抗があるだろう。
しかし、こちら側の世界に来てしまいさえすれば、最初はチキって1.5ミリで刈っていたのが、やがて0.9ミリになり、しまいには0.6→0.3→0.0といった感じに、合理化の一途を辿るであろうことは明白である。

10.17~10.23(24文字日記のみ更新)

2004年10月23日 | Weblog
10.23 TBS敷地内で警備。エネルギーと金八先生に遭遇。
10.22 眼鏡と棚とCDラック購入。久しぶりにレポートを角。
10.21 注文したサラダに異物が混入されているのを大発見。
10.20 メディアリテラシーを学ぶ。結局台風は来なかった。
10.19 近所の眼科はなぜか全員、女性の職員。熟女~老女。
10.18 毛布と枕カバーとテレビデオを購入。ひとり暮らし?
10.17 今日も秋葉原。秋葉原と御茶ノ水は近い。実に近い。

『SURVIVE STYLE5+』

2004年10月21日 | Weblog
三田から六本木ヒルズまで歩いて、映画を観た。
『SURVIVE STYLE5+』
各種メディアで取り上げられているので、知っている人も多いかと思うが、CMプランナー多田琢とCMディレクター関口現のコンビがつくった、異色のエンターテイメント映画である。

かねてから観てみたいとは思っていたのだが、正直、あまり期待はしていなかった。

CMというのは、短い。
短い中に、莫大な予算と労力とが凝縮される。
だから、1コマ1コマ、ものすごく凝って作られるわけである。
そんなテンションで撮られた映像は、さぞかし1シーンごとの完成度が高く、また面白いんだろうけど、映画全体としてはどうなんだろうか?
ということが気にかかって、ストーリー展開や、映画全体としての整合性、醍醐味、みたいなものに対する期待値は、まるで低かった。

そのうえ、
「殺しても殺しても、なぜかより凶暴になって蘇る妻を殺し続ける男・石垣、人気催眠術師・青山と彼の恋人でCMプランナーの洋子、催眠術により、自分を鳥だと思いこんだまま暮らす小林とその家族、小林の家に忍びこむ三人の空き巣・・・。謎の殺し屋と通訳コンビを媒介に、交わるはずのない彼らの運命がときに大胆に、ときに微妙に絡み合う。」
なんていうふれこみを読んだ日には、完璧にキワモノ映画として鑑賞するほかない。

ところが!である。
映画の後半部分、物語の収束の仕方が、予想外にドラマチックで素晴らしいのである。
いや、素晴らしい、なんて言うと誤解が生まれるので、言い直すと、
「無茶苦茶やっといて、よく無事に着陸できたものであるなあ」という種類の感動。

この映画、どうせ観るなら映画館で観ることをオススメしたい。のだが、六本木ヒルズ映画館での公開は22日(金)までとのこと。
(ちなみに23日~29日まで、ヒルズ映画館は東京国際映画祭の会場になるらしい。興味がある人は、新しくなって読みづらくなったぴあを参照)

ので、レンタルが解禁されたあかつきには、夜中、カーテンを閉め、部屋を真っ暗にして、ひとり、ブヒブヒと笑いながら鑑賞することをオススメしたい、相当クレイジーな作品。
全く関係ない話ですが、僕はこの映画を観た日の夜、暴力団組長の女に手を出した馬鹿としてコワイ人たちに追われる夢、を見ました。

首輪様のおかげで人生が変わりました!

2004年10月20日 | Weblog
プロテニスコーチの肩書きを持つ男に以前から勧められていた「首輪」を購入した。
2000円くらいのやつ。

この首輪、身に付けているだけで疲れにくくなる、らしいのである。
寝るときに付けておけば、スッキリと起床できる、らしいのである。
プロのスポーツ選手たちも愛用している、らしいのである。

近頃バイトで疲弊しきっていた僕は、同時に、風邪ぎみでもあった。
それがどうだろう。
首輪を購入し、身に付けて寝た次の日には、なんと!風邪が治っているではないか!
それだけではない。
なんだか体がふんわりと、メレンゲのように軽くなっていると思ったら、背中に!背中に羽が生えているではないか!
(S.Mさん)

何これ!びっくり!
本当に疲れがとれてます!ちょっと怖いくらいです。
一生付け続けなきゃならないのでしょうか?やめたとたんヘタレになるとか?
とにかく本当に効いたので驚きです。
(R.Tさん)

首輪を付け始めてから、肩が凝りにくくなったような気がする。
就寝時に付けることによって、疲労の回復を早めることができるので、今では24時間、肌身離さず身に付けています!
(E.Sさん)

半信半疑で購入しましたが、2~3日付け続けたところ、血行が良くなっていることに気づき、驚いてしまいました。
ウソみたいな話ですが、血がドバドバァーっと流れていくのが分かるんです!
「なんじゃこりゃあああ!」って!笑
これからも愛用させていただきますので、よろしくお願いします。
(Y.Mさん)

以前は飼い犬用の首輪を付けていたのですが、首が絞めつけられる感じでした。
でも、この首輪に代えた瞬間、絞めつけられる感じがなくなり、体中にエネルギーが満ち溢れ、コスモが燃焼し始めたような気がします。
このまま付け続ければ、もっともっと体が軽くなり、空も飛べるのではないかと期待しています。
(M.Kさん)

もう手遅れと思いながら、当たって砕けろエイエイオーみたいなノリで、飲み代をはたいて買いました。
最近では、24時間ぶっとおしで働いても、なぜか気にならなくなりました。
疲れなくなった訳ではないが、世界観が180度変わったというか、ものすごく気持ち良いんです。
今現在も、視界がグルグル回っているし、ルーシーがお空を飛んでいるよ?ダイヤモンドと一緒に。
アハハハハァァァ~
(J.Lさん)

寒くなって急に鳥肌が出たので、首輪を付けてみたら、一瞬で鳥肌が引いていった。
(H.Yさん)

身に付けているだけで、なんだか安心。
知らず知らずのうちに、背筋がシャキ!っとしてくれます。
寝起きの悪い私が、今ではアジア初(!)の9秒台でベッドから跳び起きます!
(S.Wさん)

ブッとびました!
友人の話を聞いた時には「本当なの?」と半信半疑でしたが、目に見える効果にビックリ!
身体的な側面だけでなく、枯れ果てていた私の心にも潤いが・・・。
目からウ○コの一品ですよ、これは!
(T.Gさん)

抜け毛の後退、生え際の増加

2004年10月16日 | Weblog
以前は帽子なんてものはほとんどかぶらないタチだったのだが、
バイトでヘルメットや制帽を着用すると、髪型がおかしなことになり、おかしな髪型をわざわざ晒して街を歩くのも気がひけるので、近頃は、バイトがある日はほぼ毎日、帽子をかぶっている。
坊主だから髪型もへったくれもないのだが、奇妙な跡や型がついてしまうのだから仕方ない。

つい最近までは、無印で買ったホームレスチックなキャップで済ませていたのだが、
帽子の着用率増加に伴い、質・量ともに向上する必要性が出てきた。

というのも、例えば週に2~3回、ホームレスチックなキャップをかぶっている分には、「ホームレスチックな帽子をかぶってない」日の方が多いから問題はないのだが、
週の大半をバイトに費やし、ホームレスチックなキャップをかぶり続けていると、そのうちに、「あぁ、なんだかもうこのままでいいや」というような怠惰な気持ちが芽生え、アイデンティティが変容。
しまいには、バイトがない日にまでホームレスチックなキャップをかぶり、ホームレスチックないでたち、ホームレスチックな気持ちで外を出歩くようになり、また、そのことについて何の抵抗も持てなくなってしまうことが懸念されるからである。

ただでさえ、仕事柄(バイトだけど)、荒廃したファッションのおじさんたちに囲まれがちであり、ついつい自分も、ラクな方ラクな方に流れてしまいそうになる。
面倒なときには、ありえないくらい明るいブルーの制服ズボンで、上着だけ羽織って、現場と家を往復してしまいたくなる。
いや、してしまったこともある。

あからさまに不審者な格好をしていると、もはや他人の目は気にならない。
なぜなら、まわりが「不審者」として認知してくれるからである。
不審者が不審な格好をしていても、誰も何も思わない。
パンピーが不審な格好をしてこそ、奇怪な視線が浴びせられるのである。

だがしかし、そんなことではいけない。
僕の本業は警備員ではないのだから。
そのことをしっかりと意識化し、こっちの世界に踏みとどまるためにも、まずは身だしなみ。
オサレMENになる必要はないが、少なくとも、ギリギリのラインは保とうと。
「服装の乱れは心の乱れ」と、小学校の先生も言っていた。
深い。あの時はわからなかったが、深い言葉である。

そんなわけで、最近は、新たに購入した2つの帽子を、適宜着用している。
だがしかし、僕を見知った人がその姿を目撃したら、間違いなく痛感するのではないだろうか。
「服装の乱れは心の乱れ」という言葉の重みを。
要するに、「なんか変!」なのである。

また、ヘルメット・制帽・帽子を四六時中着用することで、当然、頭は蒸れる。
将来的に、どうなんだろうか。
抜け毛の増加と生え際の後退が、気になるところであります。


「24文字日記」
10.16 秋葉原にゆく。昨日は広尾だった。バイトの現場が。
10.15 復讐に燃える白人女性を描いた映画のvol.2を鑑賞。
10.14 買いたいものを買う。買いたくないものを買わない。

13日の水曜日、警備バイトと芸能人

2004年10月13日 | Weblog
急遽、夜勤に入ることになってしまった。
もちろん警備員のバイトである。
ここ7日間のうち、6日間は警備バイトをしていることになる。
加えて、今週は木曜以外、休日がないことになる。
もはや、警備員としての純度90%、学生としての純度5%、消費税が5%くらい、である。

基本的に週3、多くても週4でしか希望を出していないのだが、どうやら人手不足のようで、緊急に借り出されることが多々ある。
どうしても無理な場合(やれない・やりたくない場合)はもちろん断る。
そもそも僕は学生であり、やりたいこと・やらなくちゃいけないことが山ほどあり、小金を稼ぐために時間を浪費するには、残された時間はあまりにも少ない。

のだが、なぜか今週は、もうどうでもよくなっちゃって、YESマンになっちゃって、なっちゃった。
もはやバイトというよりも仕事、職業である。

毎回、現場や仕事の内容が違うから、「未知の領域」フェチの僕にとって、今のところ、警備バイトはそれほど嫌な仕事ではない。
ただ、なにしろ「管理する」側の仕事であるからして、そういうものからはみ出したい、はみ出し気味の、はみ出してしまっているはみチン野郎にとって、生業にするにはあまりにも過酷な仕事でもある。精神的に。
まあ、あと半年だし、せっかくだから芸の肥やしにしてしまえホトトギス、春はあけぼの世は情け、というスタンスでもって、日々取り組んでいる。

さて、そんなわけで本日、21時以降、表参道のAンデルセン前に立っていた。
24時よりは前だったと思うのだが、詳しい時間はわからない。
なんだか見知った男たちが目の前を通り過ぎようとしていた。

以前、赤坂の路上で警備をしていた際に、ばったり友人に出くわしたことがあるのだが、今回はちょっと様子が違う。
視界の先にいる男は、まぎれもなく、品川庄司の庄司なのであった。
これまで、有名人・芸能人を生で見たことはあれど、何の感慨も持ったことがなかった僕が、この時ばかりはグーン、ググググーン、グググググーン、とばかりに、テンション急上昇。
なにしろ、庄司の隣りにいるのが、ロンブーの淳だったのである。
人通りは多かったが、仮に本人だとわかった輩がいても、おそらく非常に話しかけづらいであろう雰囲気が醸し出されていた。ロンブー淳から。

2人は喋りながら、パンピー警備員M山の目の前を通りすぎ、ちょっと先にある果物屋の店先で、戯れていた。けっこう長い間、戯れていた。
仕事をこなしながら、チラリチラリと、チラリズム精神全開でそちらの方を見ていたら、なんだか品川らしき大柄の人物が合流し、奴さんたちは、3人で戯れ始めた。果物屋の店先で。
そして去っていった。

ムリヤリ頼まれて、イヤイヤ入った夜勤。退屈。
低賃金労働の地味な仕事といえる警備員の立場で出会った芸能人。
そういったシチュエーションが、おそらく僕のテンションを急上昇させたわけだが、その後、K1の試合を終えたばかりと思われる武田幸三が、目の前、その距離30cmを通り過ぎた時、この奇特な体験、一晩で「3人のお笑い芸人+1人の格闘家」のプライベートに遭遇する、という奇抜なノンフィクションに、僕は、「嗚呼、こんなこともあるんだなあ」と、ひとりニヤけた。
そして、サッカー日本代表のオマーン戦を見れなかったこと、レンタルCDを延泊せねばならなくなったこと、メガネを忘れたため、コンタクトを20時間近く装着してしまっていること、などなど、急遽夜勤に入ったことによる弊害を、きれいさっぱり忘れてしまっていたのである。

「24文字日記」
 表参道で庄司とロンブー淳と品川、K1武田に遭遇。