アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

ナポリタンの思い出@東海林さだお本を読んで

2011-02-08 | 読み物
とても分厚い、市販のカバーでは収まりきらない厚さかも?
しかし、これが読み始めたらやめられない!
という本を、モイラさんからお薦めいただきました。

丸かじり劇場メモリアルBOX (朝日文庫 し 14-4)
東海林 さだお
朝日新聞社


この本笑うで!

いきなり笑うで!

特に私ら世代の方。

中に出てくる食べ物のひとつに「ナポリタン」があります。
これにまつわる本の中身はさておき、
私もハタチの頃に忘れられないナポリタン話があります。

「カフェ」なんて言葉はどこを探してもなかなかなかった時代です。
飛行機に乗って、外人のスチュワーデスさんに
「コッフィープリーズ」なのか「コッフェープリーズ」なのか
はたまた「キャフェープリーズ」なのか、
そんな迷いがあった昭和な日本人として生きていた時代。

ババ姫とマチコと私の3人、「喫茶店」でお昼ご飯を食べた時。

「すみませ~んナポリタンありますかぁ~?」
「え?ナポリタンって・・・えっとぉ、えっとぉ、えっとぉ・・・」
高校生のアルバイトっぽい女の子でした。
「ほら、スパゲッティーで、赤くてケチャップ味で」
(パスタなんて言いませんでした)
「あ!わかった!緑の豆がパラパラ乗ったやつですね!」
「そこかい!」

昔はそんなん食べてたんです・・・。

機会があれば、一度読んでみてください。
昔の話から、新しい一品までに係るウンチクに
鼻の穴をヒクヒクさせてください


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