火災で3人死傷、セコム配線ミス

先日、残念ながら死傷者が出た保土ヶ谷のホテル「ニュー京浜」の火災に
おいて非常に憤りを感じる内容のニュースが流れております。

セコム、配線ミスで火災時に役に立たず。

この件について分かり辛い部分をいくつか説明しますと、
火災報知機(消防設備)と警備会社独自のシステムとを連動させているのですが、
その二つを繋ぐ配線をミスをした、との事です。
結果、警備会社には信号が行かなかったそうです。

また点検の形態についてですが、セコムがどうやら
警備会社独自のシステムの点検と火災報知機の点検を抱き合わせで
業務を受け持っていたようにも思われます。


しかし、実情は点検を一度もしていない、確認をしなかった…etcと、
彼らがやらなくてはならない業務をしてないという恐ろしい内容です。

私自身もそうですが、防災のメンテナンスは言わば「安心料」を
お客様から頂いてご飯を食べさせてもらっているのです。
表には見えない仕事の部分が沢山あるだけになかなかご理解頂けない事も
あるのですが、こういった出来事だけは絶対にあってはなりません。


セコムはじめ各警備会社さんも我々の業務を受け持つ事が多く見られます。
また、その抱き合わせでの金額については驚かされる事もしばしばです。

お客様の立場からすれば安い金額の方が喜んで貰えるに決まっています。
しかし、これは安ければ良いものでは絶対にありません。
最近非常に取り沙汰される中国製餃子についても言える事ですが、
最前提である「安心」を与えられない商品ではどうしようもないのです。

これからは内容の問われる時代だと私は思います。
不況で「コスト削減」を唱えてばかりいる世の中ですが、
防災関係についてはもっと質を求めるべきではないでしょうか？


当社もまだまだ勉強を重ねていかなくてはならない毎日ですが、
お客様に信頼して頂けるサービスを提供していきたいと思います。





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