千葉県柏市内の事務所ビル 自動火災報知設備の誤作動

長年お仕事させて頂いている7階建ての事務所ビルさんにて
誤作動があったとのことで調査に伺いました。

ベルは既に止めてくれているとの事でした。

聞けば「火災報知機が1度ならず2度も鳴った」とのこと。
そして「受信機では1階と2階が光っていた」とか。

この日、何か特別な事がありませんでしたか？とお伺いしてみると
「新年会でケータリングを呼んでいた」という情報が。

ケータリングカーの止まっていた場所に行ってみますと。




1階の駐車スペースの真上に差動式スポット型の熱感知器が。
ちょっと擦った形跡もあるのでぶつけたか、もしくは感知器のある場所に
料理の際に換気口などがあったかが考えられます。

ケータリングカーがいなくなってからは何も起こらないとの事ですので
この車が原因で何かが起きたと思われます。

腑に落ちないのは「2階」も発報したという点。
もしかしたらと思い2階の総合盤を確認してみると。。



やはり発信機が押された形跡があります。アクリルプレートが割れてました。
良くありますが火災報知機のベルが鳴った際に音を止められると思い、
発信機を押されてしまうケースです。



新しいアクリルプレートに交換しました。
こちらの発信機は火災が発生した際に押すボタンなのでご注意下さい。

現場の方々が状況を的確に覚えて下さったので誤作動の原因も分かり
非常に助かりました。ありがとうございました。
また誤作動の際にはご心配お掛けし申し訳ございませんでした。

火災報知機のベルが鳴った際にはまず受信機で「発報階」を確認して下さい。
そしてそのフロアが実際に火事ではないか？必ずご確認頂いた上で
ベルの停止操作を行うようお願い申し上げます。



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