みつばちマーサのベラルーシ音楽ブログ

ベラルーシ音楽について紹介します!

トーダル初来日・ベラルーシのマスコミのインタビュー記事 2

2008年05月08日 | トーダル
「コムソモリスカヤ・プラウダ」紙 ベラルーシ版 3月7日付 ロシア語

http://news.open.by/505/2008-03-07/47914/

 コムソモリスカヤ・プラウダはマーサはあんまり好きじゃないです・・・。おもしろおかしけりゃいいって感じなので。しかし、コムソモリスカヤ・プラウダのスピードには驚かされる。他のマスコミがもたもたしている間、3日に帰国したトーダルのインタビュー記事、7日には印刷している・・・。

 記事のタイトル
「トーダル『僕は2週間ナイフとフォークを手にしなかった!』」

 トーダル「日本の思い出はとてもたくさんです。日本の自然はとても美しい。そしてお寺も。墓地にも行きましたよ。本物の日本の村にも行きました。」

トーダル「日本の家では入るとすぐに靴を脱ぎますが、(←ベラルーシでもそうだけど。)トイレすら、トイレ用のスリッパに履き替えます。(←ベラルーシでは履き替えない。)そして便器はコンピューター仕掛けです。」

トーダル「日本には日本車がたくさん走っていますが、ヨーロッパの車も走っています。そして日本人は西洋料理を食べるのが好きです。イタリアンレストランとかフレンチレストランがたくさんあって、箸じゃなく、ナイフとフォークで食べています。僕はこの2週間箸をずっと手にして、すごく幸せでした。」

トーダル「ベラルーシ人が知っている日本料理は巻き寿司と刺身ぐらいです。しかし日本で僕はいろんな種類の日本料理を食べました。海の幸はどれもこれもおいしくて、言葉では表せないほどです!」

記者「帰国するとき、ベルトを締めることができましたか?」
トーダル「大丈夫! 日本人はみんなやせています。日本料理では太りません。65歳の日本人男性は、酒を飲まない50歳のベラルーシ人みたいに若く見えます。だって、日本食は海草に豆腐・・・ミンスクでは手に入らないものばかりです。」

トーダル「日本人女性はみんな小柄で、黒っぽくて、髪型はギムナジアの生徒みたいです。」
(←ここでいうギムナジアとは、ロシア革命前にあった裕福な貴族の女子が通っていた規律の厳しい女子高のこと。要するにみんな同じような髪型にしている、とトーダルは言いたいわけです。)

トーダル「もちろんきれいな日本人女性もいました。ただ、日本人女性が表情を変えると、顔の印象がずいぶん変わってきてしまいます。そしてその表情で何を表そうとしているのか、僕には分かりませんでした。ベラルーシ人女性なら、何を考えているのか、表情から読み取れるんだけど。」
(←つまり、顔の表情・・・というかリアクション、ジェスチャーなどが、日本人とベラルーシ人とでは違うので、トーダルには日本人が何を考えているのか、どういう感情を表しているのか分からないことが多かった、ということです。逆に日本人が外国人のリアクションやジェスチャーが分からないことがあるのと同じ。)

トーダル「着物を着た女性も見ました。たとえば着物を着てレストランへ行ったりするんです。」

記者「映画に出てくるような、チェック柄のミニスカートに長い靴下を履いた女の子は本当にいましたか?」
トーダル「そういう女の子もいました。」

トーダル「日本人の観客はベラルーシ人の観客と大きな差はありません。年上の観客は静かに聴くし、若い人たちは叫びたいんです。日本人は細かいところまで意識が行き届いていますよ。コンサートでは曲目を印刷したプログラムを配っていました。」(←ベラルーシでもクラシック音楽のコンサートではプログラムを用意するけど、有料であることが多い。)

トーダル「コンサートでは日本語でも歌いました。紙を見ながらだったけど、ミュージシャンにとっては簡単なことです。それは感動的な歌で、泣いてた人もいたとコンサートが終わった後、言われました。」(←「十五夜お月さん」のこと。)

記者「サケ以外に何を持って帰りましたか?」
トーダル「ギターです! ギブソンの赤! 夢そのものです!」

記者「日本では曲を作りましたか?」
トーダル「いいえ。でもそのことをよく考えました。それに人生についても。ある神社に行ったんですが、そこでは少しお金を払うと占ってくれるんです。(←平野神社のおみくじのこと。)僕がひいたのは猫でした。それに詩がついた紙がついていて、ビジネスとか、家とか家庭とかいろんなことの占いの結果が書いてあるんです。そこにあったのは、全ての面においていい結果でしたが、『結婚はあわててするな。』と『引越しも急ぐな』でした。占いが当たるかどうか試すんじゃなくて、このアドバイスをきくことにしましたよ。」
(←さあ、どうなることやら。)


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