おおよそ、5名~10名程度で班が結成されていた。
ぼくほ小学校1年の時、うきうき浮かれていて、ふざけたりしていたので、班長さん(6年生)に黄色の帽子を取られてしまった。
班長さんは女性だった。ぼくはいつ帽子を返してくれるのかなあと思っていたが、学校についても帽子は返してもらえなかった。
登校する生徒はみな黄色の帽子をかぶっている。しかしぼくの帽子はない。
泣きそうになって、班長に返してくれるように頼もうとしたが、学校についてしまって、班長はどこにいったかわからない。
ぼくは泣きべそをかきながら、ホームルームを受けた。
担任の先生が「あんたの帽子が班長さんから届いているよ。ちゃんとしなきゃだめ」とお叱りを受け、帽子は戻ってきた。
それにしても班長さん、そこまでやるか!ちょっと注意すればいいのでは?
ぼくの悲しい気持ちは今になっても忘れずに残っている。