徒然なるままに

日常を取り留めなく書きます

悲しい気持ち

2007-06-27 00:36:13 | 
小学生のころ、集団登校をしていた。
おおよそ、5名~10名程度で班が結成されていた。
ぼくほ小学校1年の時、うきうき浮かれていて、ふざけたりしていたので、班長さん(6年生)に黄色の帽子を取られてしまった。
班長さんは女性だった。ぼくはいつ帽子を返してくれるのかなあと思っていたが、学校についても帽子は返してもらえなかった。
登校する生徒はみな黄色の帽子をかぶっている。しかしぼくの帽子はない。
泣きそうになって、班長に返してくれるように頼もうとしたが、学校についてしまって、班長はどこにいったかわからない。
ぼくは泣きべそをかきながら、ホームルームを受けた。
担任の先生が「あんたの帽子が班長さんから届いているよ。ちゃんとしなきゃだめ」とお叱りを受け、帽子は戻ってきた。
それにしても班長さん、そこまでやるか!ちょっと注意すればいいのでは?
ぼくの悲しい気持ちは今になっても忘れずに残っている。

これは恋なのか愛なのか

2007-05-21 00:01:53 | 
アイからメールがあった。
コンヤアイタイ。
ぼくは特に予定はなかったが、「シゴトデアエナイ」と返信してしまった。
お互い時間が合えば体を重ねる関係。たまにプレゼントをする。
アイがどこに住んでいるか知らない。
アイが何を考えているのかわからない。
知っているのは携帯番号とメールアドレス。
そういえば結婚していて子供がひとりいると言っていた。
嫌いではない。
好きでもない?
ただちょっと可愛くて話があう。
でも今日はなんかめんどくさくて会わなかった。
こういうのを大人の関係というのだろうか。
というか、俺って、単なる「パパ」?

寂しい日曜日

2006-10-15 23:38:50 | 

昔から日曜日の夕方はとてつもなく、むなしくなる。
それは18時になってちびまるこちゃんが始まるころから感じはじめる。
サザエさんを見ていると、もう、むなしくて、寂しくてたまらない。
それで今日はサザエさんの途中で飲みに行ってしまった。
普段は歩いて5分くらいの中華料理屋に行くのだが、今日は、電車に乗って隣の街まで行ってしまった。
駅前の居酒屋でビールを飲み、近くのキャバクラに吸い込まれるように入ってしまった。
50分5000円ということだったが、女の子と話が盛り上がって、思わず延長。
気がついてみれば1万5000円取られた。何がどうなって1万5000円になったのかはわからないが、気にしないことにした。
まだ、寂しさとむなしさが消えないため、駅前の中華料理屋で台湾ラーメンを食った。
これがとてつもなく辛かった。泣きながらなんとか完食。
まだ、寂しさとむなしさが消えない。スナックでも行こうかとそれらしき店を探したが、よさそうな店がなかったため、コンビニで酒を買って帰宅。
帰宅すると寂しさとむなしさが、金を使った分だけさらに加速されて、ぼくにのしかかった。
はあ、こんなとき、誰かそばにいてくれたらいいかもしれないなあ、と思う。
そう、こんなときだけ誰かそばにいてほしい。そのほかの時はひとりがいい。
こんなことだから、なかなか結婚できなのだろう。


プレゼント

2006-10-11 21:19:18 | 

3連休に実家に帰ったとき、両親が言っていた。
「ポラロイドカメラの調子が悪くて、うまく写らない。知り合いのモータースに聞いたんだけど、最近はポラロイドカメラなんて使わなくて、デジカメで写して、プリントもできるって」
ぼくの実家は自動車板金を営んでいる。事故をおこした車が持ち込まれるのだが、保険の関係なのか、事故の状態を写真に写しておく必要があるらしい。
「5万くらいだせば、デジカメとプリンタがかえるみたいだ」
と両親は知り合いに聞いたとぼくに言っていた。
そんなに画質にこだわらなければ、ぼくは3万も出せばそろうんじゃない?といって近所のヤマダ電機を調査した。
SDカードを差し込んで印刷できるプリンタが8500円であった。EPSON製。
デジカメは500万画素のニコンのものが18800円。512MbのSDカードが2980円で、およそ3万。
ぼくの昔のノートパソコンも追加して両親にプレゼントした。
ちなみに両親はパソコンに触れたこともない。携帯ももっているが使っていない。
親父にWindowsをちょっと教えてみた。
「ほう―そうか。その手に持っている丸いやつはなんだ?」
(マウスのこと)
「これで、この矢印を動かして、この絵の上でボタンを2回押すと…」
「ほう―そうか。なんか小さい字で書いてあるな。インタ…インタなんだ?」
「インターネットエクスプローラ。インターネットを見るとき使うんだよ」
「ほうーそうか。なんかめんどくさいなあ」
まるっきりわかっていない。そんな親父もデジカメには興味を持った。
「ほうー、これで写るのか」
「おおっ!きれいに印刷できるじゃねーか」
親父は小さな子供がおもちゃをもらった時にように、目を輝かせていた。
来週、青森に旅行に行くので、そのときに持っていくんだと子供のようにわくわくしているようだった。
母親は保守的なので、どうせやり方がわからなくて苦労するんでしょと言っていた。
ぼくの希望としては、両親とメール交換ができるようになることだが、いったいいつになるのだろうか?親父の方は機械には結構強いので飲み込みは早いと思うが、母親はどうだろうか?


手紙

2006-10-01 01:17:48 | 

よく母親から手紙がくる。
へたくそな字で書かれたなんでもない内容の手紙だが、ぼくを心配する気持ちが、文章の裏からひしひしと伝わってくる。
ぼくは何一つ親孝行をしていない。
両親は健在だが、60過ぎなので、もう後何年生きていられるのだろうか?
異性との愛情は結構簡単に消えてしまうものだが、親子の愛情は結構しぶといと思う。
ぼくはぼくの親が、今のぼくの親で幸せだと思う。
本当は一緒に住んで、いつも親をいたわって、暮らしていきたいと思っているが、なかなか実行に移せない。
そんなことを考えると切なくて、やりきれない。
夜風が冷たい。季節は完全に秋になった。秋は何故か悲しい。


ダメ人間に秋風がふく

2006-09-24 10:34:47 | 

休日の朝、やわらかな日差しに包まれながら、起床した。
快適な目覚めのはずだが、何故か突然猛烈な不安感がどこからかやってきて、ぼくの心を支配してしまった。
心臓の鼓動がドクドクと早まり、冷たい嫌な汗があふれてくる。
何かよくわからないものがぼくを攻撃する。
ぼくはされるがままに傷ついて、もう、何もかもどうでもよくなってしまう。
―わかったよ。
―ぼくが悪かったんだ、ごめんなさい。
ぼくはひたすら何かに謝り、はやくこの不安がどこかへ言ってくれるのを祈った。
ぼくはどうしようもなくなって、昨日の夜飲んでいた焼酎をストレートで飲んだ。
一口、二口、・・・本格芋焼酎さつまはあっというまに空になった。
ぼくはふらふらした足取りでアパートをでると、コンビニに向かった。
コンビニでビールと焼酎を買って、飲みながらアパートに戻った。
ようやく落ち着いてきた。時間は朝9時。こんな時間から結構酔っ払ってしまった。
気分が落ち着いたので、パチンコでも行こうかななどと考えている。
秋風が酔った体を気持ちよく通り抜けていく。ぼくはふらふらとしながらパチンコ屋に向かう。
みごとなダメ人間っぷりである。


秋の足音が聞こえる

2006-09-17 22:41:25 | 

扉を開くと、秋の風がぼくの体を通り抜けていった。
それはほんの一瞬のことで日差しはまだ残暑を面影を残しながら、この街を包んでいる。
あなたはいつでも遠くを見ている。
ぼくはあなたをやさしく抱きしめる。
ぼくはあなたにやさしくくちづけをする。
ぼくはあなたの体をやさしく愛撫する。
ぼくはあなたの目の前にいるのに、あなたの大きな瞳にはぼくが写っていない。
あなたはいつでも遠くをみている。
あなたの瞳にぼくが写るのはいつの日のことだろう。