My Life After MIT Sloan

組織と個人のグローバル化から、イノベーション、起業家育成、技術経営まで。

彩色の壁画と吠え猿のボナンパック-メキシコ旅行(14)

2009-04-11 10:37:33 | ●メキシコ・中南米

メキシコ旅行、これだけ書いてまだ半分の日程も終わってないのは、ちょっと書きすぎなんじゃないか、という気もする。
が、まあいいや。

旅行の話だけだと間延びするんで、間にMBA生活の話を挟みながらお送りします。

Yaxchilan遺跡を見終わり、レストランで食事をした後、一同はBonambac(ボナンパック)遺跡に向かう。
途中でマイクロバスを降り、現地人の別の男が運転する車に乗り換える。
どうやら、このあたりは運転手やガイドの縄張りがあるらしく、遺跡に近づくには縄張りの人の車に載らないと行けないようだ。

ほとんど舗装されてない、がたがた揺れる道を30分ほど走って到着。
ボナンパック遺跡は小さいので、滞在時間は50分ほど。
4時5分に帰って来い、とスペイン語で言われて、自由解散。

入り口から少し歩くと、交差点というべきかわからないが、草ばかりの別の道と交差している

この広大な草っ原の向こうには何があるのだろう。
ちょっとわくわくしてくる光景だ。

しばらく歩くと、遺跡のあるグラン・パレスが見えてきた。

グラン・パレスから見た神殿。
ボナンパックはこの大きな神殿と、2,3の小さい遺跡が残っているのみ。
この神殿の中に発見された彩色絵画が、この遺跡の売り物だ。

グラン・パレスを覆う草原の草の緑が美しい。

神殿に向かう階段はかなり急だが、よく整備されている。
体を斜めにして登るとそんなに怖くはない。

神殿の前にあるレリーフ。

これもメキシコ・シティの国立博物館に略奪されずに(笑)、ちゃんと遺跡内に残ってくれている。
体は男の体をしているが、魚のような目と口、鳥のような大きなトサカがついた面をしている。
説明が無いのでわからないけど、これは何かの神様の像なのだろうか?

ヤシュチラン・ボナンパックはどちらも遺跡の重要文化財の残存率が高く、遺跡内で楽しめるのが良い。

これが、有名な神殿内の彩色絵画。
美しく着飾った男たちが、マラカスのようなものを持って並んでいる。
いったいどんな顔料で色をつけたのだろう。
赤、だいだい、黄色、緑、青。すごくカラフル。

神殿の外にある、別のレリーフ跡。
何か表面が炭化してるんだけど。。

遺跡の周りのジャングルの森からは、「ふぉぉぉっー、ふぉぉぉっ-(↑)」
という動物の鳴き声が聞こえる。
地元では吠え猿、またはイエローモンキーといわれている、猿の一種らしい。
イエローモンキーっていうと、そういう名前のバンドがいたよね。

この森のどこかにいるんだけど。。
声のするほうを目を凝らして探すんだけど、見つからない。

代わりにきれいな赤いオウムみたいな鳥を発見した。
そういえば、このあたりって、野生でオウムが普通にいるのでびっくりする。
日本でもアメリカでも鳥かごの中でしか見たことが無いからね、遺伝的に作られた観賞用だとなんとなく思っていたよ。

1時間はあっという間に過ぎ、車に戻る。
帰りは行きよりもずっと早くて、3時間もしないでパレンケに到着。

このパレンケの二日間は本当に楽しかった。
思いっきり非日常を楽しんだ感じ。
特に秘境好きにはおススメ。

次の記事→炎のカクテルとパレンケの町-メキシコ旅行(15)

 

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