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「はなまるうどん」がホワイト企業とする事例

2014年01月29日 00時30分10秒 | キャリア支援
「はなまるうどんがホワイト企業すぎる」は本当か
dot.2014年1月21日(火)16:00


「はなまる」のHP
http://hanamaruudon.com/

昨年、ネット上がにわかに沸いた。
「本当か?!」「俺、就職する」……
スタッフや客らのつぶやきが相次いだ。

「はなまるうどん」のはなまるでは通常、
採用面接は本社か支社で行われるが、応募者が
足を運べない場合は面接官が出向くこともある。
年間休日は110日と特別多くはないが、取得率を本部がチェックして取得を促す。
この手厚さを、管理本部の佐野博章さんは、「痛い過去に学んだ結果」と語る。

一方で、外食産業の労働環境は、
長い労働時間や体力的にきつい仕事などで「ブラック」と見られている。
2012年、大学生・大学院生対象のアンケートをもとに
まとめられた「就職したくない企業ランキング」には、
大手外食企業がズラリと並んだ。

背景のひとつには、外食企業の出店攻勢がある。
外食の市場規模はここ15年で2割も縮小したが、企業は
「更なる成長」を追い求め出店を繰り返す。しかし
そのスピードにスタッフの採用・育成は追いつかず、
既存スタッフが長時間労働や休日出勤で補わざるを得なくなる。

はなまるも03年、讃岐うどんブームを追い風に1年で
約130の店を出した結果、離職率が前年比1.5倍に上がった過去を持つ。
現場は混乱し、閉店も相次いだため、考えを改めた。

まず出店ペースを年間25店程度の「ゆる増」に。
そのうえで会社説明会では、社長自ら「うちの会社、
キツイから入らない方がいいですよ」とジャブを打つ。
採用のミスマッチを防いで長く働いてもらうため、
「お母さんほど年の離れたパートに、指示を出せますか」
「立ちっぱなしでも体力は大丈夫ですか」と
実態をつまびらかに。結果、離職率は年々下がり、
昨年は創業以来はじめて10%を切った。

「ホワイト企業を目指していたわけではない。
でも、従業員を搾取して利益を出しても意味がない」(佐野さん)


※AERA 2014年1月20日号より抜粋

http://news.goo.ne.jp/article/dot/business/dot-2014012100018.html


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