やっパリ、メトロで。

パリ在住だったブログ主が語る、パリ・フランス、日本の交通系散歩日記。鉄分やや多め。

成田空港から京成スカイライナーに乗ってみた。速かった。

2014-02-25 | 日記


昨年末の帰国の際には、飛行機が遅れた関係から成田到着が夜遅めになってしまいました。
JR派の私としては、成田への往復についJRの「成田エクスプレス」や快速「エアポート成田」、
そして無理をしてでもJRバスなんかを使ってしまうのですが、
今回ばかりは当日中に静岡県の実家に帰るために、
初めて京成電鉄の「スカイライナー」に乗ることになりました。
いやー、あっという間に東京都内に入れ、びっくりしました。


山本寛斎がデザインした外観と車内は、空への玄関口へいざなう列車として、
青が基調とされています。

車内を見てみましょう。

普通車のみの8両編成です。全車指定席。

客室内に大型荷物置き場があります。
空港アクセス特急列車で一般的に見られるバーで固定するタイプで、
成田エクスプレスのように鍵がかけられるタイプではありません。


座席は、フレームや背面が塗装していないプラモデルのような質感、
線が細い感じがして、ちょっと落ち着きません。
クッション性もやや固め。
ただし、40分以下の乗車と割り切れば、それほど気になりません。
各座席にコンセントが設置されていて、携帯の充電やパソコンの使用ができます。

床は一面の青、波打つような柄とドットの組み合わせとなっていて、躍動感とさわやかさがあります。
(ちょっと写真が暗いので、わかりにくいかもしれません)


出入口デッキ。始発駅の発車前には、落ち着いたBGMが流れています。

つかみ棒の脇に青い照明が仕込まれていて、
素敵に輝いています。


スカイライナー、多くの利点があります。

「成田エクスプレス」や「エアポート成田」がそれぞれ通常1時間毎、ピーク時は30分毎なのに対して、
スカイライナーの運転頻度はさらに高くなっています。まず使いやすい。
成田に着くと、いつも恨めしく京成のほうを見ていました。

それから、2010年に新規開業した「成田スカイアクセス線」を通るため、
最高速度は日本の在来線最速の160km!
成田から都内の日暮里まで36分と、あっという間です。
私は今まで快速「エアポート成田」で千葉駅を回って東京駅まで1時間半かけることが多かったですが、
この速さはウソのようです
(途中で寄り道をするので、それでよかったのですが)。

さらに運賃も、特急料金込みで、成田エクスプレスの半額程度。

ただし、一つだけネックがあります。
都内の乗車・降車駅が京成上野駅か日暮里駅で、
東京駅や新宿、横浜方面へはそこから乗り継がなければなりません。
多くは日暮里駅で山手線に乗り継ぐことになります。
結局トータルすると、東京駅まで成田エクスプレスとほぼ同じ所要時間になります。
大きな荷物を持っていると、少しネックではあり、
近郊や地方へ向かう際に、
バスや成田エクスプレスには叶わないところです。

この速さ、また使ってみたいと思う列車でした。
(といいつつ、いつものようにケチって、
青春18きっぷ2,300円で鈍行乗り継ぎしながら成田~静岡を行くだろう)

昨年12月25日、クリスマス、
日暮里駅にはこんな飾りが。

ぬいぐるみたちのツリーに迎えられて、
年末年始の日本を楽しんで来ました。

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