前回はこちら
http://blog.goo.ne.jp/miromes9-13/e/73cd7b180e8809cfb66c682c8cb8c39c
青森からは進行方向が逆となり、12号車のラウンジカーが最後尾になります。

丑三つ時をちょっと過ぎた頃、
ラウンジの一番後ろにあるソファーを陣取り、後ろに流れる景色を眺めます。
もう寝ていられません。
こんな時間なので誰もいない、と思いきや、
青函トンネルを眺めようと、
入れ替わり立ち替わり常に3~4人がいます。

上下左右に広い窓を持つラウンジ。
床下には列車全体に給電するためのディーゼルエンジンが積まれています。
ところで、再来年に北海道新幹線が開通します。
青函トンネルを最後尾から見ることができるのも、
今回が最後になるかもしれません。

青函トンネル内は、火災対策のため、常に90%程度の湿度が保たれています。
後展望の窓は水滴がついたまま、40分をかけて海底下を通過します。
ラウンジに全国版の時刻表が置いてあります。
明日の予定を組みなおし、札幌から外に出てみることにしました。


函館に到着しました。再びこちらが先頭になります。
機関車が連結されます。DD51形ディーゼル機関車の重連です。

あまり雪は降っていません。
大沼国定公園を通ります。
大沼、小沼、じゅんさい沼。駒ケ岳。
北海道には幾度も渡ってきていますが、
この景色を見なければ渡道してきた気がしないというのは、
ある種の病気かもしれない。
通常は飛行機を使うので、見ないですよね。

いかめしで有名な森駅に到着すると、雪が激しくなっています。
ここから噴火湾沿いを走りながら道央を目指します。
長万部を出ると、青空になりました。
めまぐるしく天気が変わります。

食堂車で朝食とします。
我が部屋のある11号車から食堂車である3号車まで、
途中は全て個室寝台車。
狭い通路を延々と歩きます。


途中にお休み処みたいなミニロビーが2箇所あります。
全て個室とはいえ、乗車時間が長ければ、
こういったパブリックスペースも必要ですね。

食堂車は2階にあり、眺めも抜群。
和朝食 1,600円也。

このほか、コーヒーor紅茶or緑茶、ジュース、デザートのメロンゼリーがつきます。

付け合せのわさび漬が、田丸屋。これはやっぱり静岡だね!!

食後のコーヒーをいただいていると、真っ青な空になりました。
食後、ラウンジに行きます。
車窓左手に有珠山が見えます。
昨日もらったモーニングコーヒーのチケットを引き換えます。
コーヒーを片手に雪の原野を眺める、贅沢な朝です。


洞爺駅。

東室蘭駅直前。室蘭市の輪西あたりでしょうか。

温泉地登別の玄関口、登別駅です。海沿いだからか、あまり雪がありません。

ラウンジカー入口に売店があり、グッズを販売しています。
白老駅を通過したあたりから、吹雪き出しました。
海辺を離れ、内陸に進路をとっているのがわかります。

とまこまい、雪のまい。
南千歳駅で、新千歳空港に離着陸する飛行機が上空を掠めるのを見ると、
だんだんと名残惜しくなってくるのもいつものことです。

階下からのホームの眺めはこんな感じ。


札幌に到着。4分遅れとなりました。

総括
北海道行きの寝台特急には、この「カシオペア」の他に、
「北斗星」「トワイライトエクスプレス」がありますが、
これらとは違い、既存の車両を改造したものではないため、
とにかく機能的で清潔にできています。
走り始めてから15年経っているとは思えないほどに、
きれいに清掃、整備されているのにも好感が持てます。
今回は階下室だったので、横揺れも少なかったです。
階上室でしたら、眺望が利き、なおかつ車輪から遠いので静かですが、
高いところにあるため、ユランユランと揺さぶられます。一長一短ですね。
編成端となるラウンジ(12号車)の隣の車両の寝台券が取れたので、
移動は楽でした。
その代わり、逆の端にある食堂車(3号車)へは、
延々と通路を歩いていくことになりました。
今回喫煙室ということで、
非喫煙者には気になるタバコのにおいですが、
部屋自体のにおいや、
隣室が子供連れで吸わなかったというのもあって、
それほど気になりませんでした。
新聞報道でいよいよ、北海道行き寝台特急の全廃が発表されました。
JRからの正式な発表はありませんが、
北海道新幹線の開通と引き換えとなるようです。
まだ「スイート」や「デラックス」の部屋を体験していませんが、
叶うでしょうか。
ああ、また乗りたい!!絶対乗るぞ!
http://blog.goo.ne.jp/miromes9-13/e/73cd7b180e8809cfb66c682c8cb8c39c
青森からは進行方向が逆となり、12号車のラウンジカーが最後尾になります。

丑三つ時をちょっと過ぎた頃、
ラウンジの一番後ろにあるソファーを陣取り、後ろに流れる景色を眺めます。
もう寝ていられません。
こんな時間なので誰もいない、と思いきや、
青函トンネルを眺めようと、
入れ替わり立ち替わり常に3~4人がいます。

上下左右に広い窓を持つラウンジ。
床下には列車全体に給電するためのディーゼルエンジンが積まれています。
ところで、再来年に北海道新幹線が開通します。
青函トンネルを最後尾から見ることができるのも、
今回が最後になるかもしれません。

青函トンネル内は、火災対策のため、常に90%程度の湿度が保たれています。
後展望の窓は水滴がついたまま、40分をかけて海底下を通過します。
ラウンジに全国版の時刻表が置いてあります。
明日の予定を組みなおし、札幌から外に出てみることにしました。


函館に到着しました。再びこちらが先頭になります。
機関車が連結されます。DD51形ディーゼル機関車の重連です。

あまり雪は降っていません。
大沼国定公園を通ります。
大沼、小沼、じゅんさい沼。駒ケ岳。
北海道には幾度も渡ってきていますが、
この景色を見なければ渡道してきた気がしないというのは、
ある種の病気かもしれない。
通常は飛行機を使うので、見ないですよね。

いかめしで有名な森駅に到着すると、雪が激しくなっています。
ここから噴火湾沿いを走りながら道央を目指します。
長万部を出ると、青空になりました。
めまぐるしく天気が変わります。

食堂車で朝食とします。
我が部屋のある11号車から食堂車である3号車まで、
途中は全て個室寝台車。
狭い通路を延々と歩きます。


途中にお休み処みたいなミニロビーが2箇所あります。
全て個室とはいえ、乗車時間が長ければ、
こういったパブリックスペースも必要ですね。

食堂車は2階にあり、眺めも抜群。

和朝食 1,600円也。

このほか、コーヒーor紅茶or緑茶、ジュース、デザートのメロンゼリーがつきます。

付け合せのわさび漬が、田丸屋。これはやっぱり静岡だね!!

食後のコーヒーをいただいていると、真っ青な空になりました。
食後、ラウンジに行きます。
車窓左手に有珠山が見えます。
昨日もらったモーニングコーヒーのチケットを引き換えます。
コーヒーを片手に雪の原野を眺める、贅沢な朝です。



洞爺駅。

東室蘭駅直前。室蘭市の輪西あたりでしょうか。

温泉地登別の玄関口、登別駅です。海沿いだからか、あまり雪がありません。

ラウンジカー入口に売店があり、グッズを販売しています。
白老駅を通過したあたりから、吹雪き出しました。
海辺を離れ、内陸に進路をとっているのがわかります。

とまこまい、雪のまい。
南千歳駅で、新千歳空港に離着陸する飛行機が上空を掠めるのを見ると、
だんだんと名残惜しくなってくるのもいつものことです。

階下からのホームの眺めはこんな感じ。


札幌に到着。4分遅れとなりました。


総括
北海道行きの寝台特急には、この「カシオペア」の他に、
「北斗星」「トワイライトエクスプレス」がありますが、
これらとは違い、既存の車両を改造したものではないため、
とにかく機能的で清潔にできています。
走り始めてから15年経っているとは思えないほどに、
きれいに清掃、整備されているのにも好感が持てます。
今回は階下室だったので、横揺れも少なかったです。
階上室でしたら、眺望が利き、なおかつ車輪から遠いので静かですが、
高いところにあるため、ユランユランと揺さぶられます。一長一短ですね。
編成端となるラウンジ(12号車)の隣の車両の寝台券が取れたので、
移動は楽でした。
その代わり、逆の端にある食堂車(3号車)へは、
延々と通路を歩いていくことになりました。
今回喫煙室ということで、
非喫煙者には気になるタバコのにおいですが、
部屋自体のにおいや、
隣室が子供連れで吸わなかったというのもあって、
それほど気になりませんでした。
新聞報道でいよいよ、北海道行き寝台特急の全廃が発表されました。
JRからの正式な発表はありませんが、
北海道新幹線の開通と引き換えとなるようです。
まだ「スイート」や「デラックス」の部屋を体験していませんが、
叶うでしょうか。
ああ、また乗りたい!!絶対乗るぞ!