portes palières (名・女複) 「ホームドア」
フランス語では portes palières もしくは façades de quai といいます。
porteは「ドア」。
あまり聞きなれない palière という語は「踊り場と同平面の踏み板の」という形容詞(『スタンダード仏和辞典』)。
つまりここでは「ホーム面の」ということになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/43/1f68effa7d9ac5bf7b65d8026c0662b8.jpg)
ホームドアに掲げられている注意
Ne pas se pencher
Ne pas descendre sur la voie
Danger de mort
「よりかからないこと
線路に降りないこと
生命の危険あり」
(文法的に、不定法は、
命令法よりも強い命令の意味を持ちます)
ホームドアの設置は、転落事故や自殺の抑止に効果があり、
近年では世界中の都市鉄道で進められています。
パリのメトロでは3つの路線に設置されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/c1/8af363596abe7df3e33a60878715dd4e.jpg)
まず、1998年に開業した14号線は当初より自動運転となっていますが、
それを見越して、フルスクリーンタイプのホームドア(半密閉式)が全駅に設置されています。
日本では東京メトロの南北線などで見られるものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/b5/51cc7b7028b8f23544cd5c9bd6edb9f0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/bc/984e1156e91e110931bf7134e0f1fdf6.jpg)
(Châtelet 駅 14号線ホームにて)
次に、13号線には、まず2006年に Invalides 駅に
可動式ホーム柵タイプのホームドアが試験的に設置されました。
これは、13号線の各駅への設置に先立つのと同時に、
1号線の自動運転化によるホームドア設置を見越した試験でもありました。
2009年から2012年までに12の駅に設置され、
さらに13号線全駅への設置も検討されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/46/c8c725ba728f89bbce5c33dcd8cc6116.jpg)
(Champs-Elysées - Clemenceau 駅 13号線ホームにて)
13号線は自動運転ではありませんが、パリのメトロの中でも最も混雑の激しい路線です。
例えば、ラッシュ時の Saint-Lazare 駅は、
フランスとは思えないすさまじいものがあり、ホームドア設置前は大変危険でした。
ホームドアの設置によって、
ラッシュ時間帯において電車がホームへ進入する速度を上げることができ、
列車本数の増加や、ダイヤが乱れたときの回復に寄与しています。
1号線には自動運転化に先立って2011年より可動式ホーム柵の設置が始まりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/2a/65b07d908c8fca1b57456df08c146e2d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/65/f9525b46c1a9c700e5383c9a0313f44b.jpg)
(Bastille 駅 1号線ホームにて)
現在では全駅に完備されています。
2011年末より自動運転がスタートし、
2013年初頭にはすべての列車が自動運転化されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/4e/1dc67ec5ab0939225eaa3fc59b462fa7.jpg)
(Champs-Elysées - Clemenceau 駅 1号線ホームにて)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/b0/b82a22d5f9f3f129036069f7efbc8a04.jpg)
Franklin Roosevelt 駅のホームドアは、
フレームが黒く塗られて、ムーディーな駅にマッチしています。
日本では、都市の地下鉄や新交通システムなどでホームドアの設置が進んでいますが、
ようやくJRでも山手線(東京)やJR東西線(大阪)のような
単一の車両で運用される路線に設置が始まりました。
複雑な列車種別や、ドア数のバラエティーなどで設置には困難がありますが、
技術革新が進むことによって解決法が見えてきているようです。
フランス語では portes palières もしくは façades de quai といいます。
porteは「ドア」。
あまり聞きなれない palière という語は「踊り場と同平面の踏み板の」という形容詞(『スタンダード仏和辞典』)。
つまりここでは「ホーム面の」ということになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/43/1f68effa7d9ac5bf7b65d8026c0662b8.jpg)
ホームドアに掲げられている注意
Ne pas se pencher
Ne pas descendre sur la voie
Danger de mort
「よりかからないこと
線路に降りないこと
生命の危険あり」
(文法的に、不定法は、
命令法よりも強い命令の意味を持ちます)
ホームドアの設置は、転落事故や自殺の抑止に効果があり、
近年では世界中の都市鉄道で進められています。
パリのメトロでは3つの路線に設置されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/c1/8af363596abe7df3e33a60878715dd4e.jpg)
まず、1998年に開業した14号線は当初より自動運転となっていますが、
それを見越して、フルスクリーンタイプのホームドア(半密閉式)が全駅に設置されています。
日本では東京メトロの南北線などで見られるものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/b5/51cc7b7028b8f23544cd5c9bd6edb9f0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/bc/984e1156e91e110931bf7134e0f1fdf6.jpg)
(Châtelet 駅 14号線ホームにて)
次に、13号線には、まず2006年に Invalides 駅に
可動式ホーム柵タイプのホームドアが試験的に設置されました。
これは、13号線の各駅への設置に先立つのと同時に、
1号線の自動運転化によるホームドア設置を見越した試験でもありました。
2009年から2012年までに12の駅に設置され、
さらに13号線全駅への設置も検討されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/46/c8c725ba728f89bbce5c33dcd8cc6116.jpg)
(Champs-Elysées - Clemenceau 駅 13号線ホームにて)
13号線は自動運転ではありませんが、パリのメトロの中でも最も混雑の激しい路線です。
例えば、ラッシュ時の Saint-Lazare 駅は、
フランスとは思えないすさまじいものがあり、ホームドア設置前は大変危険でした。
ホームドアの設置によって、
ラッシュ時間帯において電車がホームへ進入する速度を上げることができ、
列車本数の増加や、ダイヤが乱れたときの回復に寄与しています。
1号線には自動運転化に先立って2011年より可動式ホーム柵の設置が始まりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/2a/65b07d908c8fca1b57456df08c146e2d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/65/f9525b46c1a9c700e5383c9a0313f44b.jpg)
(Bastille 駅 1号線ホームにて)
現在では全駅に完備されています。
2011年末より自動運転がスタートし、
2013年初頭にはすべての列車が自動運転化されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/4e/1dc67ec5ab0939225eaa3fc59b462fa7.jpg)
(Champs-Elysées - Clemenceau 駅 1号線ホームにて)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/b0/b82a22d5f9f3f129036069f7efbc8a04.jpg)
Franklin Roosevelt 駅のホームドアは、
フレームが黒く塗られて、ムーディーな駅にマッチしています。
日本では、都市の地下鉄や新交通システムなどでホームドアの設置が進んでいますが、
ようやくJRでも山手線(東京)やJR東西線(大阪)のような
単一の車両で運用される路線に設置が始まりました。
複雑な列車種別や、ドア数のバラエティーなどで設置には困難がありますが、
技術革新が進むことによって解決法が見えてきているようです。
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