みらいやの小説創作・新人賞挑戦日記

講談社児童文学新人賞にて最終選考まで行った「みらいや」の新人賞挑戦日記。「駆け出し作家の執筆日記」に変わる日は近いのか?

小学館ライトノベル大賞の一次結果に思う

2006-12-03 | 新人賞
 今年から新設された小学館ライトノベル大賞に、改稿作を応募していた。ガガガ部門、ルルル部門、それぞれ一編ずつ。両方とも長編で、小説自体のできとしてはガガガのほうが少しいいように自分では思っていた。その一次選考結果が両部門とも発表になり、少女向けのルルル部門のみ通過していた。
 いままでの自分の戦績を端的に表わす結果になったと思う。自分がどう思おうが、自分の作風は少女向け、あるいは児童向けにできているのだろう。これまで特に偏りなく、様々なジャンルの新人賞に応募してきた。だが戦績は明らかに偏っている。一般向け(純文学、エンタメ共に)と男子向けライトノベルでは一次さえ通過するのが難しい。
 趣味でただ書いているのならいいが、一応デビューを目指す身としては、自分の特性を活かし、それに特化していかなくては駄目だろう。これから書く新作や、旧作を改稿する際は、児童向け(少年少女小説)、あるいは少女向けライトノベルにより適したものになるように書いていこうと思う。
 とりあえず、1046作品中の112作品に選ばれたルルルの選考結果は、ある程度自信になった。厳しいとは思うが、二次の結果発表の楽しみが残ったのもうれしい。一次ごときで傾向と対策もないかもしれないが、一応参考までに通った作品の概要を述べると、原稿用紙320枚の長編で、いわゆる王道の異世界ファンタジー。バトルも少しあるが、メインはあくまでヒーローと、ヒロインや仲間との心の通じ合い。それにそれぞれのキャラの成長を描き、最後はハッピーエンドで終わる。まあ元々、ファンタジーに特化した少女レーベルでしか通用しない内容かもしれない。
 さて次は、今月中に発表となるスーパーダッシュの一次だ。700枚近い枚数のせいで少女向けライトノベルや児童文学には応募できず苦戦が予想されるが、一番力を入れてきた新作だけに、期待と不安は大きい。