投稿していた福音館書店からはがきが来ていた。やけに早かったので、原稿受領通知かと思いきや、不採用通知だった。
まあ、仕方がない。ただでさえ売れない児童文学で、賞の箔もつけずに売るとなれば、厳しくもなる。最初から狭き門だということは覚悟していた。普通に新人賞を取るほうが、かえって楽なぐらいかもしれない。
9月3日の受付で、はがきは9月18日の消印。2週間ちょっとで審査してくれたことになる。すぐに結果がわかるのは、送る側としてはうれしい限りだ。不採用通知は印刷されたもので、作品の判断や評価はない。これは当然だろう。だが迅速な審査と、きちんとした通知で、好印象を持った。ただここから本をだしたいのなら、やはり児童文学ファンタジー大賞でも取らないと駄目だろうと、あらためて感じた。この賞はファンタジー限定。今回送ったものは無理だが、新作は和風ファンタジーなので、スーパーダッシュで駄目だったら、賞ルートから福音館書店に再挑戦してみるのもいいかもしれない。
さて、再び戻されてしまった不採用作品だが、しばらく放置しておくしかないような気がする。手を入れて200枚以下までに削れれば、だせる児童文学の賞はいくつかある。でもそれだけの労力を使うのなら、新作を書いたほうがいいと思う。未練はまだあるので、ホームページに公開して終わりにするようなことはしないが、しばらく眠っておいてもらおう。