みらいやの小説創作・新人賞挑戦日記

講談社児童文学新人賞にて最終選考まで行った「みらいや」の新人賞挑戦日記。「駆け出し作家の執筆日記」に変わる日は近いのか?

落選確定、次は……

2007-08-28 | 新人賞

 講談社児童文学新人賞のホームページに、最終候補者の名前が出ていた。これで正式に落選が確定したことになる。これでこの原稿は、どこへだそうと二重投稿ではなくなったわけだ。講談社で受け入れてくれないのなら、受け入れてくれるところを探すまでだ。モンゴメリにしても、大ベストセラーになるメジャーデビュー作は、大手出版社に軒並み断られた後で、詐欺まがいのことする小出版社から出ている。もちろん自分とモンゴメリを同列に扱うつもりはないが、時代や国が違っても、似たようなことはあるはずだ。可能性がある限り、一社に拒絶されても次へと進もう。
 だが肝心の次の投稿先となると、なかなか難しい。200枚を超えてしまっているので、児童文学系の新人賞では、ちゅうでんも、児童文芸創作コンクールも規定外になってしまう。また、ファンタジーでもないので、児童文学ファンタジー大賞にも送れない。勢いのあるライトノベルと違って、児童文学は新人賞自体が少ない。新人をあまり求めていないようだ。あまり期待はできないが、あとは持ちこみということになってしまう。
 偕成社は、前に送っている作品の結果がまだ出ていない。そこで今回は、ホームページで投稿原稿を受けつけるといっている、福音館書店に送ってみることにした。新人賞以上に狭き門で、期待など持てやしないが、忘れた振りをして結果を待っていよう。

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新作、第1稿完成

2007-08-23 | 小説執筆

 無事終章を書き終え、新作が完成した。今回は300枚以下に抑えたので、応募先の選択肢はひろがる。ジャンル的に自分の書くものは応募先が制限されてしまうようなので、枚数では制限されたくなかった。700枚近くを使った前作に比べると、舞台も展開もかなり限られていて、弾け具合も小さい。限られた枚数でも、物語世界をもっとひろげられて、スケールを大きくできればいいのだが。今後の課題だ。続編は可能な形で終わっているので、世界をひろげるのは続編でということにしたいが、これがどこにも受け入れられなければ、そういう話にもならない。新人賞応募を考えるとシリーズ物が書けないというのが、アマチュアのつらいところだ。物語世界を十分にひろげられないまま、毎回毎回新シリーズの第1巻を書き続けなくてはならなくなってしまう。
 1稿が完成したといっても、まだまだ達成感や開放感などは感じられない。重要なのは推敲だ。自分はプロットづくりから執筆まですべてパソコン上でやるが、推敲は紙に印刷して赤ペンでやる。原稿がかなり赤くなるまでやるので、300枚の作品でも1か月はかかる。構想や執筆と違って、推敲はおもしろくない。まさに仕事という感じの、つらくて退屈な作業だ。それでも作品が生きるのも死ぬのも推敲次第なので、疎かにはせずに淡々と進めていかなくはいけない。唯一救いなのは、執筆と違って詰まることがないことだ。集中して時間さえかけて、作業は進んでいく。
 とはいえ、推敲だけでは気は晴れないし、執筆感覚も鈍ってしまう。並行して次の作品の構想を練ったり、できればプロットや執筆まで取りかかりたいと思う。


新作、クライマックスの5章完成

2007-08-16 | 小説執筆
 四月から書き始めた新作が、クライマックスの5章を書き終え、やっと完成の目処がついた。時間的にも肉体的も厳しい状況の中なので、これだけかかってしまったのは仕方がない。プロになれて、執筆に専念できる環境ができればいいのにといつも思う。自分のいる場所では、100万円もあれば結構余裕で1年暮らせるので、中堅レーベルの中堅作家にでもなれれば十分専業で行けるのだが、二次、三次もままならないいまの状況では、夢の話だ。
 新作は、あとエピローグの終章をつけて終わりとなる。300枚弱ぐらいの、投稿作にはちょうどいい長さになりそうだ。そのあと推敲して、とりあえずスーパーダッシュへの投稿を考えている。「よい小説」にはなっていると思うが、「おもしろい小説」かどうかはわからない。特にスーパーダッシュの編集者や読者にとっては、既刊本を考えるとおもしろくはないかもしれない。でも自分で判断できるものではないし、たとえ落ちたとしてもその理由がわかる評価シートは魅力なので、最初はここにだそうと思う。ジャンル違いならジャンル違いと、シートで指摘してもらえるだろうし、そう指摘されたら児童文学なり少女レーベルなり、指摘してもらったところに最挑戦するだけだ。
 まだ終章が残っている。ここで気を抜かずに、一気に書き上げてしまいたい。

電撃大賞、二次通過ならず

2007-08-08 | 新人賞
 一次通過中だったメディアワークスの電撃大賞だが、二次は通過していなかった。まあ、こんなものだろう。ちょっとは期待して待っていただけに、ショックも少しは受けた。結果を知った昨日は、新作の執筆もできなかった。書くことに対して、何か虚しいような、ばかばかしいような気がしてしまった。
 だが、そういった欝気味の気持ちから立ち直るには、やはり書くしかない。今日の午前中は時間があったので、集中して結構原稿を進めることができた。作品の世界に浸って、キャラを動かして、事件を起こして、そのうちにキャラのほうで動きだして……というように進んで、気分は相当晴れた。自分でつくった世界を、自分でつくったキャラと楽しむために書いているのであって、賞のために書いているのではないと本心から思えた。そうなると、落選もたいしたことではないように思えてくる。
 いまさらあせっても仕方がない。楽しんで書いて、それをどこかに応募し続けていくだけだ。そのうちにどこかで拾ってもらえるかもしれないし、ただの趣味で終わってしまうかもしれない。どちらになろうとも、受け入れるしかない。一喜一憂せずに、長い目で見ていくしかない。
 拾うということでいえば、カノンは「大筋で刊行可」という判断が出ていたらしい。ZIGZAGに次いで、惜しいところでチャンスが潰れていたようだ。打診中らしい大手版元からOKが出て、カノンに代わる新レーベルができればまたチャンスということになるのだが、そうそう簡単には事は進まないだろう。
 まあとにかく、書くことに集中することだ。応募だとか、選考結果だとかはあとで考えればいい。書き続けられなければ、たとえデビューできたとしても意味はないのだから。