前作の反動で、一人称、ですます調、女主人公、コメディタッチで書き始めていた新作だが、約40日で295枚の原稿が完成した。労働しつつの執筆にしては、かなり早く書きあがったと思う。小説に専念できる環境なら、半月ちょっとで行けただろう。このスピードは自信になった。
早くできた原因は、何よりも書いていて楽しかったこと。やっぱりコメディは、自分にはあっているようだ。ただし笑いのつぼというのは難しいもので、自分がおもしろくても、他人には寒いという場合が多々ある。センスが問われてしまう。自分のために書いているのなら他人の評価など関係ないのだが、賞に応募するとなると、このあたりが重要になってくる。はたして自分のコメディセンスが通用するのかどうか?
その評価をきくために、何年かぶりで、MF文庫Jにまただしてみようと考えている。いまのレーベルカラーから行けば、結果は厳しいだろう。エロは皆無で萌えもあまりない。そういった作品でも、できがよければ受け入れてくれるのならいいし、駄目でも評価シートはもらえる。どのぐらいレーベルの懐はひろいのか? 自分のコメディセンスは大丈夫なのか? 試す意味合いの強い投稿になりそうだが、踏み台のつもりはもちろんない。受け入れてくれるのなら、MF文庫Jは十分魅力あるレーベルだ。12月末の締め切りに向けて、早速推敲に入ろうと思う。
推敲しつつ、次作の構想も練られればいいのだが、今回の小説が自分にとってはおもしろく、この続編以外に書きたいという気持ちが湧いてこない。賞の応募も視野に入れて書くのなら、続編などありえないのだが、どこかのレーベルに引っかかってくれることを期待して、あるいは自分のために、書いていってしまおうか? それともやはり、春にたくさんある締め切りにあわせて、完全な新作を書くか? 悩みどころだ。推敲を進めつつ、このあたりも考えなくてはいけない。
・パピレスで公開中の『テレーラの魔力』ですが、おかげさまで、連載が終わったあとでも1位をキープしています。入れてくださった方、ありがとうございます。1000票まで、引き続きよろしくお願いします(週に1人1票まで)。
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