林道を歩いていたらアマミトゲネズミの死体が落ちていた。いや、死体というより耳が一つ付いた皮だけが落ちていたのである。ひっくり返してみると肉や骨などは全くなかった。これは、たぶん捕食者が棘のついている部分の皮を嫌って、肉と内臓、棘のついてない皮だけを食べたと思われる。何者が捕食したかは判らないが、マングースや野ネコ等の犠牲になったと思われる。さて、棘もかなり散らかっていたので少し持ち帰り観察することにした。
、形はカヌー状、最大幅1㎜ぐらい先端部(右一本)と基部(左二本)、毛が変化したものだから当然基部は毛根は着いています
扁平で縁は黒く太め、内部は半透明で透き通り、縁には細かい縦筋があります。
つまんで押し当ててみました、かなり、しなやかで弾力があります。
アジアのヤマアラシの棘との比較(何で俺がこんなもの持っているのだろう)
なお、アマミトゲネズミは天然記念物なので死体などを発見したら届け出が必要です。