オエー鳥になったゴイサギ:(毒のあるイモリを食べた鳥はどうなる?)
川でゴイサギがシリケンイモリを捕えていました。人間はシリケンイモリは毒のあることを知っています(知らない人がほとんど)が鳥は知りません。さて、鳥はどうするのか?一部始終観察、めったとないチャンスです。
ゴイサギがシリケンイモリを捕え何度も咥え直し、食べれるのか迷ったように感じました。
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食べれると判断したのか一気に飲み込む。
所が飲み込んで10秒もたたないうちに「おえー!!」と吐き出したのだ。
そして、慌てて振り向いて水を飲み、「おえー!!」よっぽど苦しかったのか数度繰り返す。この行動を一部始終見て大笑いしてしまいました。多分、人が二日酔いで「おえー」というのと同じ気分だったと思います。
白目になったゴイサギ
水を数度飲み、おえーを繰り返す
これで、このゴイサギは学習し2度とシリケンイモリを食べないと思います。この場合、ゴイサギが死んでしまったら学習というのは無いので、ゴイサギが死なない程度、ひどい目に合わせるのが学習効果があるのです。私の知人に知ったかぶりして、食べられると聞いただけで毒のある植物をあく抜きもせず食べた人がいますが、食べた量が少なかったか、本人が毒に対して免疫を持っていたのか、どうもなかったみたい。皆さんも毒のあるものや知らないものは食べてはいけません。
シリケンイモリの腹が赤いのはいかにも俺は毒を持っているのだとアピールしているのです。これを警戒色という。
アマミチャルメルソウが果実をつけていました。天に向かってお椀型の果実を開いていて中を見ると種子が並んでいます。これはお椀型の果実で雨滴を受け止め、雨滴がポチャンと入ったら、パッと種子が飛び散る仕組みでポチャン、パッ、これを種子の雨滴散布というそうです。植物は自ら動けないので種子を色々な方法で散布します、植物の戦略はすごいですね、ところで、最近のトイレは水で流すけど昔のトイレは溜めるだけの汲み取り式、これをぽっとんトイレと言います^^。
アマミチャルメルソウ:チャルメルソウの名の由来はこの果実の形からで、この形をチャルメラの形に見立てて、ドレミーレド ドレミレドレ〜♪ ^^筑波の植物園では公開したが奄美大島では今日現在でここだけです。まだ知らない人が多い。固有種。