奄美大島のホタル科:オキナワクシヒゲボタル奄美亜種
薄暗い森の中、目の前を小さな昆虫が飛んで林床の落ち葉に止まった。
直感でホタル系だと分ったので撮影、図鑑で調べると似たのにムネクリイロボタルというのが載っていたが分布が違うし触角の形状も違う。分らないので私が所属している鹿児島昆虫同好会に問い合わせをした。すると、直ぐにある方から返事が返ってきて「オキナワクシヒゲボタル奄美亜種」だと言うことが分りました。図鑑の初版発行は昭和60年(1985年)で私の手元にある図鑑は5刷で平成19年(2007年)発行、オキナワクシヒゲボタル奄美亜種が記載されたのは1998年だというが図鑑の発行年が新しくても図鑑は発行年のままの内容で改定もなく印刷を続けていたので分らないはずである。
森の中に生息しているので出会う確率は少なく、見つけたらラッキーだ。幼虫時代は光るけど成虫は光らない。
形が似ているのにアマミヒゲボタルというのがいるので間違わない様に→こちら
なお、名が似てベニボタル科のオキナワクシヒゲベニボタルやアマミクシヒゲベニボタルというのもいる。ややこしいです
今年、初見:オキナワスジボタル
昨日今日と最高気温は32℃程、アイスコーヒーの季節、夜、外に出たらホタルが一匹飛んでいました。まだ早いけど、ホタルも飛び交う季節になりました。
6~8mm
ホタル幼虫の飼育
普通のカタツムリを食べてくれると飼育は楽だけど、陸生貝のオカチョウジガイのようなものしか食べないので餌の貝の確保が難しい。現在5匹飼育中、オカチョウジガイの代用で水生貝モノアライガイを与える。餌を確保出来ない場合は元居た場所に放すしかない。
左下幼虫はオカチョウジガイを食べていたけれど全部食べたので上に移動した。