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CACAO通信パート2

食べ物、思い出、その他、不定期に更新しています。
また、母校の県立生田高校3期生の連絡も。

見ず嫌い? TVドラマ色々

2008年08月31日 | テレビ番組

「四つの嘘」、相変わらずおもしろいです。寺島しのぶ演ずる満希子の家の家庭教師が彼女に近づいていたのは、お金を騙し取るためという展開になり、純粋な(?)男と女のどろどろだけでは無くなってきて、変化が出てきました。しかしなんといっても、永作博美演ずる詩文が魅力的です。エンディング曲は、セクシーな売り方で今話題の谷村奈南で、オリジナリティという点ではいまいちなのかもしれませんが、いい雰囲気だと思います。いよいよ次回が最終回のようです。どんな風に終わるのか楽しみですが、久々にのめり込めたドラマだっただけに終わってしまうのが残念です。

我が家は、お盆に私の実家のある神奈川県川崎市に帰るのが常なのですが、そこで知って見始めるようになったのが、大河ドラマ「篤姫」と「魔王」です。「篤姫」は、母のおもしろいからという言葉がきっかけで、それまでも好評なのは知っていたのですが、見てみたところ魅力に今頃気が付いたという次第です。なんといっても、主役の宮崎あおいがかわいいですね。現代の服装よりもかわいいんじゃないでしょうか?!それでいて、前将軍の妻という大役を堂々とこなしているという、なんともちぐはぐな感じも魅力?遅まきながら、年末まで注目していきたいです。「魔王」は、イケメン男優の出演、視聴者の期待を裏切らない展開と言う、ドラマの王道という路線で作られています。ですので、これも盆休みから見始めたにもかかわらず、細かい部分はとにかく大筋は理解出来てしまいました。展開は読めてしまうものの、これでもかという濃厚な内容・演出にどっぷりと浸る楽しみ、心地よさがあります。売れてるタレントの安易な起用だけの内容の無いドラマが多い中、「これはこれでよし!」と偉そうに思ってしまった次第です。でも、もう大分終盤の雰囲気なのですが、どうなんでしょう。

他には、土曜の11時過ぎからのフジテレビのドラマ枠で放送中の「33分探偵」も、シングルヒットという感じではありますが、楽しみに見ています。どう見ても犯人は明らかで、その場で逮捕できると言う事件を、33分間伸ばすと言うただそれだけの目的で、他の犯人探しをするという馬鹿馬鹿しいドラマです。主人公はキンキの堂本剛なのですが、高橋克実演ずる警部がおもしろくて、この人の方がダントツに光っている感じです(光っているのは、頭ではありません!)。相棒の水川あさみも、ちょっと色っぽくてよいです。堺正章の「チューボーですよ」と時間が重なっているのが残念です。


芸も能もないテレビ

2008年07月27日 | テレビ番組

中日新聞の読書欄の岡崎武志という方の芸能に関する本を紹介したコラムに、共感する部分があったので紹介します。論旨は、いまやデジタル放送やワンセグでTVを携帯する時代になっているが、それに見合うコンテンツが供給されているか疑問だ、というものです。その中の阿久悠の「テレビ、このやっかいな同居人」という文庫に触れたところです。以下に引用すると、

かつてはいい加減なバラエティー番組でも「いざとなると、緊迫した」が、「今は逆。本番の声がかかると、いちばん気楽みたい」という。「そして出ている人は、顔見知りばかり」。ギャラをもらって遊びに来ている。見ている方も、それ以上のこととは期待していない。芸能人と言いながら、どこに「芸」と「能」があるのかと思う。

というものです。遊びに来ているのかどうかは分かりませんが、芸や能がないという説には賛成です。クイズ番組、バラエティ番組、旅や食べ歩き、いずれもそんな感じです。ドラマははるかにマシとはいえ、主演するアイドルやタレントの人気で視聴率を稼ごうとしているのが見え見えです。そして、話題性や視聴率が稼げないとなると、あっさり次の芸も能もない、ただ目新しいというだけの出演者に切り替えるという、使い捨てをしています。なんともお寒い限りです。もちろん、真剣に頑張って、そのために時間を割いて画面に向かう価値のある番組を作ったり、芸や能を披露している人達もたくさんいます。BGMや時計代わりにTVを流し続けるのはやめて、見たい番組だけ見る。見る時は何かしながらではなく、見ることに集中する、そんな姿勢が見る側にも必要なのではないでしょうか。


ロスタイムライフ

2008年03月02日 | テレビ番組

フジテレビ系で毎週土曜夜11時10分から放送されているテレビドラマです。主人公が死ぬ直前に、それまで無駄にしてきた時間(ロスタイム)が与えられ、最後に遣り残したことが出来るという設定です。一話完結で、そのロスタイムという以外設定が異なり、出演者も異なります。時間が短いのですが、そこを逆手にとって、あまり深く描きすぎないようにしている感じが共通してあって、そこがなかなか良いです。おもしろいのは、サッカーの審判3人と、なんというのか分かりませんが、サッカーの試合でロスタイムの目安を示す電光掲示板を持つ人が、主人公のロスタイムに同行するのです。そして、ナレーターならぬ実況アナと解説者のコメントが入るのです。なんともふざけた設定ですが、そこがただの感動のショートストーリーになってしまうのを防いでいるスパイスとなっています。ちょっと強引ですが、落語なんかにある、おかしくてでもちょっとほろっとくるといった感じなのです。全9話で、現在5話終わっています。なにはともあれ、是非見てください。あと、HPにあなたのロスタイムライフがどれだけあるかチェックします、というのがあるので、これもやってみてはいかが!?


TVドラマ

2007年10月20日 | テレビ番組

新しいTVドラマのシリーズが始まりました。私にとってのトップは、「モップガール」です。テレビ朝日系の金曜ナイトドラマは、おもしろいのが多いみたいですね。以前書いた「時効警察2」もおもしろかったですし、前作「すし王子」も。「すし王子」は、三男が好きで録画して寝る前に見ていたのを一緒に見た形ですが。今回の「モップガール」もはちゃめちゃでいいです。葬儀社の社員が、遺品に触ることで時間をさかのぼり、死者を助けるという設定です。ヒロインの北川景子は、ハリウッドデビューもしたという女優だそうで、なかなかの美人ですが、クシャと顔を崩して熱演しています。こうドラマがゴールデンタイムにひとつ位あってもいいと思うのですが、深夜だからやりやすいというのもあるんですかね。二番目は無いのですが、気になるので見ているのは、NHKの朝ドラ「ちりとてちん」と「金八先生」です。「ちりとてちん」は、落語家になる話しということで、どちらかというとそういう興味で、録画して見ています。まだまだこれからという感じですが、和久井映見が好演ですね。ヒロインより目立ってますね。「金八先生」は、このシリーズを見て育った人間ですから、先生が定年になるまで付き合うかなぁ。先生も年をとって、前ほど熱血ではなくなりましたが、それはそれでいいかなと思います。


わたしたちの教科書

2007年06月30日 | テレビ番組

久し振りののめり込んで見たドラマでした。いじめられていた女子生徒が窓から落ち死亡します。前半は、真相を明らかにしようとする女性弁護士とその中学校の先生と生徒の話、後半はそれに関する裁判が加わった話しです。ストーリーは、上記のホームページで見ていただくとよいのですが、なかなかよく出来てています。私は、後半の訴訟の始まるところから見るようになりました。女生徒の死が自殺か事故か、いじめはあったのかなかったのかという裁判になって、適度にサスペンスタッチも加わり、見ごたえがありました。最終回の最後の最後に紹介される無くなった明日香が秘密の場所(廃墟)の壁に書いた言葉が特に印象に残りましたので、ホームページから引用させてもらいます。Story12_ph_09

明日香より。明日香へ。
わたし、今日死のうと思ってた。ごめんね。明日香。
わたし、今まで明日香のことがあまり好きじゃなかった。
ひとりぼっちの明日香が好きじゃなかった。
だけど、ここに来て気付いた。
わたしはひとりぼっちじゃないんだってことに。
ここには8才の時のわたしがいる。
わたしには8才のわたしがいて、13才のわたしがいて、
いつか20才になって、30才になって、
80才になるわたしがいる。
わたしがここで止まったら、
明日のわたしが悲しむ。昨日のわたしが悲しむ。
わたしが生きているのは、今日だけじゃなんだ。
昨日と今日と明日を生きているんだ。
だから明日香、死んじゃだめだ。生きなきゃだめだ。
明日香。たくさん作ろう。思い出を作ろう。
たくさん見よう。夢を見よう。明日香。
わたしたちは、思い出と夢の中に生き続ける。
長い長い時の流れの中を生き続ける。
時にすれ違いながら、時に手を取り合いながら、
長い長い時の流れの中を、わたしたちは、歩き続ける。
いつまでも。いつまでも!

ちなみに、このシーンの少し前に、亡くなる直前に明日香が小学校からの親友の朋美に言う言葉があります。自分は死のうと思って、二人の思い出の場所に行った。そこで気がついたのは、親のいない自分にも、死んだら悲しんでくれる人がいる。友達でもなく、親でもない。だから朋美も自分も生きなきゃダメだと言うのです。誰?という思いで、朋美も見ている我々も思うのですが、それは言わないまま明日香は亡くなってしまいます。で、最後のシーンになる訳です。

いじめというのは子供の世界、大人の世界共にあり、無くならないものだと思います。こうすればいいという、方程式のような解決策もないでしょう。ただ、それで死ぬのだけは避けたい、避けて欲しいと思います。このドラマがDVDになって、一人でも多くの人が見てほしいものだと思います。