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CACAO通信パート2

食べ物、思い出、その他、不定期に更新しています。
また、母校の県立生田高校3期生の連絡も。

リミット 刑事の現場2

2009年07月25日 | テレビ番組

NHKの土曜ドラマです。今日で3回目。森山未来と武田鉄矢がコンビを組む、刑事ドラマ。武田が上司や容疑者に本音をぶつけ脅迫もする、暴力も平気で振るうはちゃめちゃな役柄です。でも、ありがちなカッコイイ刑事でもありません。上司に怒られますが、何故かクビになりません。どう見ても無茶で暴力は賛成できませんが、本音には共感出来る気がします。武田はかつて婚約者をストーカーに殺され、出所したら殺す、それこそが自分が刑事を続けている理由だと言います。森山の子供を妊娠して結婚しようとしている加藤あいは、婚約者が交通事故で目の前で死亡。森山が心配して訪問するうちに、同棲するようになったという設定です。1話、2話は出演者それぞれのキャラクターや設定などを説明するためのお話しという感じでしたが、この3話はストーカー事件です。森山が、ストーカー犯に加藤との関係をなじられ、逆上して犯人に襲い掛かります。武田の婚約者を殺した犯人も仮出所してきます。さぁ、いよいよ佳境に入ります。舞台は名古屋です。時々出てくる背景に見覚えがあったりします。加藤あいは難しい役どころ、若村麻由美がちょっとおもしろいキャラです。あと2回。楽しみです。

待望の仲道郁代のリサイタルに行ってきました。ショパン生誕200周年記念の企画で、6回続きの今回が5回目。ショパンについてのトークと演奏という構成で、素晴らしい2時間程でした。第1部が小品5曲、第2部がソナタ第3番。残念ながら知っていたのはポローズの「英雄」だけでした。でも、音の洪水の中に身を置く素晴らしさを十二分に堪能しました。トークも興味深かったです。語り口がなんともやさしいというか、上品というか。ともかく、ずっと彼女の話しを聞き続けたい、演奏を聞き続けたいと、思いました。夏休みが始まっているので、子供連れが多く、二人置いた所に座った子供がよく喋り、いささか閉口しました。機会があれば、また行ってみたいものです。とりあえずは、CDでソナタを注文しました。


官僚たちの夏/日曜劇場

2009年07月12日 | テレビ番組

戦後10年経った昭和30年以降の高度経済成長期の通産省を舞台とした官僚達のドラマです。1回目は自動車、2回目の今日はTVの、国民への普及を目指すという話しでした。出演者も豪華ですし、原作が城山三郎ということで、まずまずの滑り出しです。日本が豊かになっていく過程の一面を描いていると言えます。さて、先日の大阪でのパチンコ店での放火殺人事件にからんで、ニュース番組で専門家がこんなようなことを言ってました。「犯人は誰でもいいから殺したかったと言っているが、本当は誰にでもいいから認めて欲しかったのではないか。甘えたかったのではないか。」 よく言われるように、社会の多くの場面では、人は他の人に代替えが効きます。特にこれだけデジタル化、マニュアル化が進むと、その傾向は一層顕著になっています。仕事の効率・効果ということだけでいうと、特にそうなります。それに反し、家庭や友人、地域など、その人の能力や効率だけでない、その人の個性、極論するとその人がそこにいるということに価値がある世界においては、代替えが効きません。しかし、家族、友人、地域の間での関係が希薄になり、代替えの効かない世界にも居場所が無くなった人の生活が順調でなくなったら、これはもうどうにも行き場が無いわけです。そんな中で「集団的心中」的な無差別殺人をしてしまう人もいるのでしょう。そう考えていくと、決して異常な人が起こした特異な事件とかたずける訳にはいかないわけです。高度成長期のこのドラマは興味深く、自分の子供時代の記憶とだぶる部分もあって懐かしくもあるのですが、その結果の「豊かさ」がしばしば起きる無差別殺人事件の一因になっているようだと考えると、単純におもしろがったり、懐かしがったりもしていられないと思ってしまいました。


渥美清の「寅さん」勤続25年

2009年05月09日 | テレビ番組

ご覧になりましたか?おもしろかったですね。大半を放送で見た上に、さらに録画したものを再度見てしまいました。この番組が収録されたのは第47作を撮影していた頃のようで、いわば渥美清&寅さんの晩年ということになり、それを分かっていて見るのは、なんとも切ないですね。映画とかで寅さんを演じているとそれ程でもないですが、インタビューを受けている渥美清は年相応というか、そう思って見るせいか体調も悪いんだろうなという印象を受けました。単に過去の作品を並べただけでなくて、渥美清の貴重なインタビューを始め、映画の元となったテレビ版「男はつらいよ」、関計六が浅草を案内しながら語る役者になりたての頃の渥美清の様子、黒柳徹子や坂本九も共演していた「夢で会いましょう」などなど。インタビューで再三言っていたのは、「寅みたいに何も縛られずに生きられたらいいでしょうね」ということで、当たり前ですが寅さんと渥美清は別人なんだと当たり前のことに今更ながら気づいた次第です。馬鹿な話しですが、渥美清は寅さんの映画に出ていない時は、寅さんみたいにテキヤをしながら旅をしていたような錯覚を持っていたんですね。家族について語っていた「家族って恥ずかしいものだ。同じような顔や声や癖をした人間が、一つ屋根の下に暮らしている。恥ずかしくって、気がかりで、うっとおしくって、でも心配で。煩雑で複雑で、いろんなことがある・・・。」という言葉も、寅さんが語るとしみじみと心に沁みてきます。寅さんちみたいな家族も減ってきているんでしょうけどね。帰ってくると必ず喧嘩して出て行く、その癖居ないと心配するみたいな。あと、共演者もいろいろ語っていましたが、かたせ梨乃の「寅さんみたいな男をほんとに好きになったら危険。毎回寅さんが失恋しているように見えるけど、本当は違う。寅さんの世界があって、そこへ女性を入れないんだと思う。」いう言葉が、印象に残りました。竹下景子も、「ほのぼのとかあったかだけでないぴりっとしたもの。アウトローぽさを感じる、怖いよう」と言ってましたね。番組が終わってから、山本晋也監督などが感想を述べる中で、抽象的な意味での寅のマドンナはさくらだったという言葉があり、そうなのかもしれないよなと思いました。寅さんの映画は、今は違ってきてしまったけれど、昔そうだったようにこんな風であって欲しいという想いを、言葉での説明でなくてお話しで感じさせてるんですね。また寅さん借りてきて見てみたくなりました。


テレビ番組あれこれ

2009年05月05日 | テレビ番組

BSのTBSで放送しているのが「ケータイ刑事 銭形愛」。なんと、あの宮崎あおい主演の子供向け(?)のドラマです。2002年製作ということで、17歳のあおいちゃんが制服姿(!)で事件を解決していくという設定です。趣味がマウンテンバイクということになっていて、現場へ自転車で駆けつけるというシーンもあります。お話自体はどうと言うことはありませんが、あおいちゃんは当時もとても魅力的で、ファンにはたまらない作品です。

かわいいといえば、NHKの朝ドラの「つばさ」のつばさちゃんこと多部未華子もいいですね。演技自体は普通という感じですが、困った時の表情とか魅力的です。タイプからいうと、薬師丸ひろ子系でしょうか。平日は時間的に無理で、見ることが出来るのは土曜とか祝日だけですけれど、これからも楽しみです。西城秀樹も頑張ってます。

NHKといえば、木曜夜11時半からの「ITホワイトボックス」もおもしろいです。これはインターネットとか携帯電話などIT技術を分かりやすく、様々な現場の映像や仕組みの画像を交えて解説してくれる番組です。例えば、1回目は「何故メールは届くのか」、2回目は「メールアドレスの秘密」といった具合です。MCとして出演の森下千里が、なんとかそれなりに使っているけど仕組みはほとんど分かっていない私などの代表という感じで、良いのです。もっとも、その時は分かるのですが、番組が終わると忘れてしまうのですけれどね(笑)

NHKBSでは「BS20歳の名作集」という特集が組まれます。これはBSでこれまで放送された番組の中の候補から、視聴者が投票して選ばれたベスト10+αの番組を再放送するというものです。昨日、その投票結果が発表されました。見たり、番組表で知っていた番組もありましたが、ノーチェックのものも多く、放送が楽しみです。7日放送の「渥美清、寅さん勤続25年」とか、18日放送の「本田美奈子、最後のボイスレター」を始めとして、見応えのありそうなものばかりです。皆さんもHPで一度チェックされてみてはいかがでしょうか。

明日の朝で終わってしまうので、ちょっと遅いのですが、これまでも何回か放送されたNHKドラマ「ハゲタカ」もいいですね。私も見るのは何度目かですが、全部ちゃんと見るのは初めてでした。こんな形で、祝日に集中して放送してもらえるのはありがたいです。


NHK土曜ドラマ/遥かなる絆

2009年04月26日 | テレビ番組

4月になっていろいろなドラマが始まりましたが、いかがですか?今回はどうも私にはヒットしてくるドラマがありません。始まる前の話題という点でも注目するものが無かったし。でも、NHKの土曜ドラマ「遥かなる絆」は、中国残留孤児という重いテーマを扱っているため正直しんどいですが、見応えのある作品だと思います。日本のドラマなのですが、舞台の大部分が中国のためその大半が中国語です。(もちろん字幕は出ますが)。きっかけは、主人公の娘役鈴木杏が、前に見た作品で(なんだか忘れましたが)良かった印象があったのと、TVに久し振りに出演する(らしい)加藤健一を是非見たいということでした。原作となっているのは実話によるもので、それを元にしているだけあって、話しに重みがあります。たった一人中国に残された日本人の子供が、中国の養母によってどんな風に育てられたのか、見届けて行きたいと思います。それにしても、私は中国語が全く分からないので、鈴木杏の中国語がどの程度なのか全く分かりませんが、よくあれだけ覚えたものだと感心してしまいます。

4月になって変わったと言えば、同じくNHKの「日曜美術館」を担当するようになった中條誠子アナウンサー、素敵ですねぇ。知的でいて、しかもなんとも言えない女性としての魅力があります。近年美術に興味を持つようになりながら、前任の檀ふみが苦手なためにこの番組を敬遠していたものですから、彼女からこんなに素敵な方になって、ほんとハッピーです(単純ですね・・・)。パートナーの姜尚中も、静かな語り口のなかに熱い物を感じて、好感が持てます。