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先日、姉と電話した。「お互い、自分を表現してないね。」と嘆き合った。と、いうことで始めたブログです。

あなたにあいたい… (初日)

2005-09-25 23:46:21 | 旅行記
愛媛に行ってきました!

愛媛といえば、愛媛大学陸上部のチームのTシャツには『あなたに愛大!』とプリントされていたこと思い出します(ちなみに高知大競技部のホームページ名は『走りは高大!』同じくらい厳しい…)。

ひどい駄洒落ですが、今回の目的はまさしくその言葉通りでした。

会いたい方がいたのです…

その方の名前は徳永民平先生(以下 先生)といわれます。

先生は御歳81歳、愛媛を代表する詩人であり、居合道の師範であらせられます。



さて、「何でそんな方と会うことができるの?」と、不思議に思われると思います。

ことの発端は、大学の学部の後輩であるK妻(旦那であるK夫は大学の学部の先輩)から「詩人のおじいちゃんと仲良くなったよ!」とメールをもらったことでした。

最初は、「また、わけのわからないことを…」と思っていたのですが、よくよく話を聞いてみたならば、本当に詩人であり愛媛出版文化賞受賞されて、愛媛新聞に連載を持たれているような方であることがわかりました。

そんな話を聞いたならば、当然「お会いしてみたいなぁ…」という気持ちになります。

そんななか、K妻から「今週末、先生に会いに来る?」というお誘いを受けたのです。

お誘いを受けたのが木曜日、行くことを決心したのが金曜日、本当に「急遽」というやつですね。



「どうせ行くのなら、愛媛にいる友人にも会いたい!」と思うのが人情なので、大学の同級生のMちゃん(素敵な女性です)と後輩A(これまた素敵な女性)に声をかけました。

Mちゃんは金曜日、後輩Aは土曜日に会うことになりました。



さて、松山に到着して、ひとまずK夫妻の家にお邪魔いたしました。

荷物を置かせてもらい、早速、居酒屋へ直行します!



先生は9時くらいにならないと来られないそうなので、1件目は安い居酒屋で飲みました。

最初はK妻と僕の二人でスタート!

おばかな話で盛り上がります。

そうこうしているうちにK夫が仕事を終えて現れます。

3人で飲み食いしていると、Mちゃんから「近くまで来たよ~」という連絡があり
迎えに行きます。

ここでのポイントは、僕が半端ない方向音痴であるということ。

少しの距離なのに迷ってしまい、Mちゃんに何とか合流するも店の場所がわからなくなって困ってしまいました。

軽くへこみました…



そして、先生のいきつけの店へ四人で向いました。

先生はまだ来られておらず、待つ間、店に置いてある先生の詩集をパラパラ読ませてもらいます。

とても、柔らかい文章でした。

意外だったのは、『カタカナ』が多かったこと。

81歳の方なので、勝手に漢字とひらがなばかりで文章が構成されているのかと思っていました。



Mちゃんが疑問をK妻にぶつけます。

「K妻ちゃん、どうして先生と知り合いになったの?」

K妻の回答は、「お酒の力は偉大だ…」と、いうものでした。

僕は、「要するに、仲良くなった時の記憶がないわけやね。」と、思いました。



そうこうしているうちに先生が来られました。

帽子をかぶられ、中国服を着ておられました。

すでに、幾分飲んでおられていました。



K夫妻より、「先生に会うために来た」ということを伝えてもらったところ、先生は「皆さんに、1杯づつあげてください」とおかみさんに言われました。

「せっかく遠くから来たのに、お話を聞かなくてはもったいない!」と、思い、隣の席に座らせてもらい、いろいろなお話を伺いました。

戦争時代の話、詩について、居合道の話、

とても魅力的な話ばかりでした。



そして、ご自身の詩集を僕とMちゃんにプレゼントしてくださいました!

しかも、直筆のサイン入り!!

僕は自分の名前の由来を説明したところ、

『minoon様、夢がかなうように』と書いてくださいました。

大変嬉しかったです。



ふと気づいたら、翌日の12時から仕事のあるMちゃんは「飲まずに帰る」と言っていたのに、お酒を飲んでいます。

僕が先生に夢中になっている間に、おかみさんとK妻に「泊まって、朝帰ればいいじゃん!!」と騙されたようです。



皆で楽しく話をしていると、おかみさんも居合道を習っているそうで、模造刀が店にあることが判明!!

先生が居合抜きを見せてくださいました。

その様子が画像です!!

素敵でしょう?

僕も教えていただきました。

居合とは、あらゆる方向の敵を仮想し、これにおおずる刀の、合理的運用法を組み合わせたものだそうで、抜刀と納刀が難しかったです。

刀の握りも、指先を下に握るのではなく、上にして握るのです。

先生の画像の手をよく見てみてください。



ことあるごとに、先生は「皆さんに1杯づつ、あげてください」とおっしゃられます。

当然、お酒は進みます…

酔って、だんだんよくわからなくなってきている自分を感じ出した頃、「そろそろお開きにしよう」ということになりました。

皆が、買出しと代行を頼んでいる間、僕は先生の隣を動かず、話を聞いていたそうですが、な~んにも憶えていません。



「先生のことをブログに書いても構いませんか?」と尋ねたところ、快諾してくださったこと…

最後に、先生が「また、会いましょう。」と、おっしゃってくださったこと…

その二つだけは、しっかりと憶えています…



そして、K夫妻家にたどり着くまでの道のりの記憶もありません。

その後の記憶もとびとびです。

MちゃんとK妻がたつおさんに電話をかけ、「今から来い!!」と言っていたのを憶えています。

深夜12時過ぎに、高知・愛媛間を「来い!!」とは恐ろしい…

翌日Mちゃんに聞いたところ、4時くらいまで起きていたそうです。

それにも関わらず、Mちゃんは7時半に起床して新居浜に帰って行きました!

すげぇ…



大変、楽しい一晩でした。

また、先生とビールを飲めたらいいなぁ、と思います。



それにしても、朝起きて、隣に女性がいるのって良いですね…

しかも、それが素敵な女性なら尚更です。


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