![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/b4/7c8de81caf1169be2724220668a56cb0.jpg)
先日、振替休日を取得して、宮沢和史『寄り道』広島県庄原市備北丘陵公園神楽殿公演に行ってきました。
現在、当初予算編成中ということで、大変業務が忙しい中での強行突破です。
おかげさまで、休みというのに職場から一日のうちに8回も電話がかかってきました…
お願いですから、僕をゆっくり休ませてください…
まぁ、それはよしとして、高速道路を使って2時間程で庄原市に到着!!
会場である備北丘陵公園にも程なくして到着いたしました。
開場5時半、開演7時というタイムスケジュールです。
5時くらいに開場を待つ客層を観察してみると…
30代から40代の女性が大半を占めています。
そして、男性がとても少ない…
カップルで来られている方もちらほら…
そして、なにより驚いたのは母子(子が20代で母が50代くらいかな?)で来ている方が結構おられたこと!!
おもしろい客層だなぁ…
そして、5時半になり、整理券の番号順に並ぶことになるのですが、その際、係員がハンドマイクを用いて注意を促す言葉にすこし驚きます。
「会場では芝生の上に座ってご覧ください。」
え?
イスとかないの?
俺、な~んにも用意してないよ。
調査不足でした…
仕方が無いので、皆様がレジャーシートで場所取りをする中、持ってきていた手提げ鞄で場所取りをいたします。
開演までの少しの間に腹ごしらえをすることにいたします。
だんだん冷え込んできていたので、迷うことなく温かいかけそばを食べることにいたしました。
美味しかったので、あっという間に汁まで平らげてしまいました…
今、考えると、これが失敗です。
腹ごしらえしてブラブラしている間にすっかり会場は暗くなってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/32/956328a65d03533f4ac117b3a0e6fce6.jpg)
こんな感じです。
手提げ鞄を置いて場所取りしたところに行ってみると…
本当に鞄だけのスペースを残して、前後左右レジャーシートで場所取りをされていました。
……………
何で鞄が置いてあるか察して欲しかった…
まぁ、仕方ないんですけどね…
さらに困ったことに目の前に陣取っているのは、とっても幸せそうなカップル!!
僕が座る場所がなくて縮こまっている目の前で、「寒くない?」、「ううん、大丈夫。タカシは?」みたいなやりとりをしている訳です。
「二人で遠慮し合うなら、その毛布俺にくれ!!寒くて仕方ないんじゃ!!」
と、言ってやろうかと思いましたよ。
ホントに…
まぁ、気を取り直してステージである神楽殿特設ステージを見たところ、とても良い感じです。
余計なものがなく、神聖かつ厳かな雰囲気を湛えつつ、木の温かみが感じられるというか、なんというか…
まぁ、一見に如かずですよね。
こんな感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/09/4e9942258d54f192324a38c843492e19.jpg)
後に宮沢さんからも言及されるのですが、こんな素敵な会場に『リーリー』と鳴く虫の声と、『パチパチ』と弾けるかがり火の木の音…
とってもとっても素晴らしい雰囲気が形成されていました。
そして、とうとう宮沢和史さんがステージに現れます。
宮沢さんは神楽に相応しい青色の和風テイストのシャツを着ておられました。
それにしても、近い!!
嬉しすぎる!!
『沖縄に降る雪』でライブがスタート。
しみじみと宮沢さんの歌声に聴き入ります。
本当に素晴らしい歌声です…
MCもおもしろかったですよ。
例えば…
「今日の宮沢はいつもと雰囲気を変えて ちょっと強気な感じで行こうかと思います。 前半は沢尻風に、後半は時津風風に(笑) 寄り道ツアーも3回目になって、ツアーのたびに こんな詩集を出してましてね。 この収入格差が激しいご時世になんとも良心的な 値段で販売しているので、きっとここにお集まりの みなさんは一人それぞれ3冊づつで合計9冊の詩集を お持ちかと思いますが…。 あれ?持ってない?じゃあ、今日買って帰ってください。っていうか…
買え 」
とか、
「何か質問してみる? してみる?って言い方じゃ、いい人じゃんね。 いや、決して沢尻さんが悪い人ってわけじゃないけど。 (前の方のお客さんが何か話しかけたらしい)
別に…」
とか
「最近、V6の岡田准一君のソロ曲に楽曲を提供しました。それで、先日、初めて彼らのライブに行ったんですが、花道がいくつも別れて伸びてて、動く動く。いや~、格好良かったですねぇ。で、思ったんですよ…。
僕も入れてくれないかなぁ…、って
V7にならないかなぁ…、って」
こんなトークで、終始ゆったりおっとりとした感じで笑いを取りつつ、 弾き語りと朗読のライブは進んでいきました。
もちろん、宮沢さんの公演が笑いだけで終わるわけがありません。
僕らがどれ程恵まれた社会にいることについて…
それによって…
僕らがどれ程失ったものがあるかということについて…
本当に考えさせられました…
SMAPの『青いイナズマ』とか、高杉さと美さんに提供した『百恋歌』も披露してくださいました。
僕個人としては、“地球はまだ青いままなのか?”という思いを込めた『STILL BLUE』や、初期の名作である『子供らに花束を』がとても印象深かったです…
後半、しんしんとした山の冷気と公演前に平らげたかけそばのお汁で、とんでもなくトイレに行きたくなってしまいました。
ライブの時には水分摂取は程ほどにしておかなくてはなりませんね。
そして、『そばにいたい』と『春のしらせ』という詩の朗読で公演は終焉いたしました…
宮沢さんは僕らに何回も何回も深い礼をしてステージを去っていきました。
現在いるミュージシャンのうち、あれほどお客に礼を尽くす方がどれ程いるのでしょうか?
『そばにいたい』を聴いていたとき、目の前のカップルが本当に幸せそうでした…
『春のしらせ』の朗読を聴いているときも、本当に幸せそうでした…
いつもなら、「皆、死んじゃえばいいのに…」な~んてひねくれた考えを持つ僕ですが、そのときは「二人とも末永くお幸せに…」と思っていました。
「なんだったら、仲人するよ?」ぐらいの勢いです。
それぐらい宮沢さんの歌や詩は僕の心を清冽に穏やかにしてくださいました…
最後に、宮沢さんが次のようなことを仰られていました…
「僕の夢はいっぱいあるんだけれど、今日よりも明日は、明日よりは明後日は、ちょっと頑張ってみようとか、元気出してやってみようと、皆さんが思えるようなそんな音楽を作っていきたいというのが、たくさんある夢の中のひとつです。また皆さんに会いに来るので、また宮沢に会いに来て下さい。」
少なくとも…
僕は宮沢さんの音楽や詩に出逢って…
今日よりも明日は、明日よりは明後日は…
すこしづつ頑張っていけてるのではなかろうかと…
思っているのです…
現在、当初予算編成中ということで、大変業務が忙しい中での強行突破です。
おかげさまで、休みというのに職場から一日のうちに8回も電話がかかってきました…
お願いですから、僕をゆっくり休ませてください…
まぁ、それはよしとして、高速道路を使って2時間程で庄原市に到着!!
会場である備北丘陵公園にも程なくして到着いたしました。
開場5時半、開演7時というタイムスケジュールです。
5時くらいに開場を待つ客層を観察してみると…
30代から40代の女性が大半を占めています。
そして、男性がとても少ない…
カップルで来られている方もちらほら…
そして、なにより驚いたのは母子(子が20代で母が50代くらいかな?)で来ている方が結構おられたこと!!
おもしろい客層だなぁ…
そして、5時半になり、整理券の番号順に並ぶことになるのですが、その際、係員がハンドマイクを用いて注意を促す言葉にすこし驚きます。
「会場では芝生の上に座ってご覧ください。」
え?
イスとかないの?
俺、な~んにも用意してないよ。
調査不足でした…
仕方が無いので、皆様がレジャーシートで場所取りをする中、持ってきていた手提げ鞄で場所取りをいたします。
開演までの少しの間に腹ごしらえをすることにいたします。
だんだん冷え込んできていたので、迷うことなく温かいかけそばを食べることにいたしました。
美味しかったので、あっという間に汁まで平らげてしまいました…
今、考えると、これが失敗です。
腹ごしらえしてブラブラしている間にすっかり会場は暗くなってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/32/956328a65d03533f4ac117b3a0e6fce6.jpg)
こんな感じです。
手提げ鞄を置いて場所取りしたところに行ってみると…
本当に鞄だけのスペースを残して、前後左右レジャーシートで場所取りをされていました。
……………
何で鞄が置いてあるか察して欲しかった…
まぁ、仕方ないんですけどね…
さらに困ったことに目の前に陣取っているのは、とっても幸せそうなカップル!!
僕が座る場所がなくて縮こまっている目の前で、「寒くない?」、「ううん、大丈夫。タカシは?」みたいなやりとりをしている訳です。
「二人で遠慮し合うなら、その毛布俺にくれ!!寒くて仕方ないんじゃ!!」
と、言ってやろうかと思いましたよ。
ホントに…
まぁ、気を取り直してステージである神楽殿特設ステージを見たところ、とても良い感じです。
余計なものがなく、神聖かつ厳かな雰囲気を湛えつつ、木の温かみが感じられるというか、なんというか…
まぁ、一見に如かずですよね。
こんな感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/09/4e9942258d54f192324a38c843492e19.jpg)
後に宮沢さんからも言及されるのですが、こんな素敵な会場に『リーリー』と鳴く虫の声と、『パチパチ』と弾けるかがり火の木の音…
とってもとっても素晴らしい雰囲気が形成されていました。
そして、とうとう宮沢和史さんがステージに現れます。
宮沢さんは神楽に相応しい青色の和風テイストのシャツを着ておられました。
それにしても、近い!!
嬉しすぎる!!
『沖縄に降る雪』でライブがスタート。
しみじみと宮沢さんの歌声に聴き入ります。
本当に素晴らしい歌声です…
MCもおもしろかったですよ。
例えば…
「今日の宮沢はいつもと雰囲気を変えて ちょっと強気な感じで行こうかと思います。 前半は沢尻風に、後半は時津風風に(笑) 寄り道ツアーも3回目になって、ツアーのたびに こんな詩集を出してましてね。 この収入格差が激しいご時世になんとも良心的な 値段で販売しているので、きっとここにお集まりの みなさんは一人それぞれ3冊づつで合計9冊の詩集を お持ちかと思いますが…。 あれ?持ってない?じゃあ、今日買って帰ってください。っていうか…
買え 」
とか、
「何か質問してみる? してみる?って言い方じゃ、いい人じゃんね。 いや、決して沢尻さんが悪い人ってわけじゃないけど。 (前の方のお客さんが何か話しかけたらしい)
別に…」
とか
「最近、V6の岡田准一君のソロ曲に楽曲を提供しました。それで、先日、初めて彼らのライブに行ったんですが、花道がいくつも別れて伸びてて、動く動く。いや~、格好良かったですねぇ。で、思ったんですよ…。
僕も入れてくれないかなぁ…、って
V7にならないかなぁ…、って」
こんなトークで、終始ゆったりおっとりとした感じで笑いを取りつつ、 弾き語りと朗読のライブは進んでいきました。
もちろん、宮沢さんの公演が笑いだけで終わるわけがありません。
僕らがどれ程恵まれた社会にいることについて…
それによって…
僕らがどれ程失ったものがあるかということについて…
本当に考えさせられました…
SMAPの『青いイナズマ』とか、高杉さと美さんに提供した『百恋歌』も披露してくださいました。
僕個人としては、“地球はまだ青いままなのか?”という思いを込めた『STILL BLUE』や、初期の名作である『子供らに花束を』がとても印象深かったです…
後半、しんしんとした山の冷気と公演前に平らげたかけそばのお汁で、とんでもなくトイレに行きたくなってしまいました。
ライブの時には水分摂取は程ほどにしておかなくてはなりませんね。
そして、『そばにいたい』と『春のしらせ』という詩の朗読で公演は終焉いたしました…
宮沢さんは僕らに何回も何回も深い礼をしてステージを去っていきました。
現在いるミュージシャンのうち、あれほどお客に礼を尽くす方がどれ程いるのでしょうか?
『そばにいたい』を聴いていたとき、目の前のカップルが本当に幸せそうでした…
『春のしらせ』の朗読を聴いているときも、本当に幸せそうでした…
いつもなら、「皆、死んじゃえばいいのに…」な~んてひねくれた考えを持つ僕ですが、そのときは「二人とも末永くお幸せに…」と思っていました。
「なんだったら、仲人するよ?」ぐらいの勢いです。
それぐらい宮沢さんの歌や詩は僕の心を清冽に穏やかにしてくださいました…
最後に、宮沢さんが次のようなことを仰られていました…
「僕の夢はいっぱいあるんだけれど、今日よりも明日は、明日よりは明後日は、ちょっと頑張ってみようとか、元気出してやってみようと、皆さんが思えるようなそんな音楽を作っていきたいというのが、たくさんある夢の中のひとつです。また皆さんに会いに来るので、また宮沢に会いに来て下さい。」
少なくとも…
僕は宮沢さんの音楽や詩に出逢って…
今日よりも明日は、明日よりは明後日は…
すこしづつ頑張っていけてるのではなかろうかと…
思っているのです…
keiさんも怒るよ!!しかし!!
俺も思ったよ。
『寄り道』だけじゃなくて、『道草』もしようかな?
思い出しながら読ませていただきました。
「芝生の上」は確かに想定外!
事前に教えてくれよ、夢番地・・・寒かったし、お尻が痛かったけれど、素敵な夜でした。
本当に良いコンサートでした。
防寒対策をしてたら、もっと良かったのですが…
でも、それを差し引いても有り余るほどの喜びでしたね。
また行きたいなぁ…
ではでは、失礼いたします。