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先日、姉と電話した。「お互い、自分を表現してないね。」と嘆き合った。と、いうことで始めたブログです。

ランスロットの遺産

2005-07-27 22:14:19 | アニメ・マンガ
今日は『高知の魔物』と呼ばれる友人について書こうかな?と思っていましたが、『高知の魔物』を表わすものを実家に忘れたので、また今度にします。



さて、画像は坂田靖子さん著の『バジル氏の優雅な生活』というマンガです。

このマンガは英国紳士であるバジル氏の身の回りに起きる事柄を描いたものです。

僕はこのマンガが大変好きです。

読んだ後に「ほんわか」した気持ちになれる逸話がたくさん詰まっています。

今日はその中で『ランスロットの遺産』という話について紹介します。



バジル氏の友人にすこうし気難しいトレバーと、その親友である明朗快活なエイクがいました。

トレバーは親同士が決めた女性と結婚して1年目になります。

その女性の名前はリーズといい、とてもチャーミングな女性です。

トレバーはことあるごとに、奥さんであるリーズに冷たく接します。

ある事件をきっかけにトレバーがリーズに対して冷たいことに対して親友であるエイクが怒りを爆発させます。

エイクはリーズのことをずっと好きだったのです。

そして、その事件をきっかけにリーズは実家に帰ります。

エイクはそんな彼女を追っていき二人は結ばれます。


その夜、バジル氏の邸宅にトレバーが訪れます。

彼は泥酔していました。

バジル氏が泥酔の理由を尋ねると、彼はこう語り始めます。

トレバー 「きみ…、考えたことがあるかい?婚約者が子供の頃から決められていて…。しかも、会ったとたんに気に入るなんてことをさ…。」


バジル氏 「きみ、彼女を愛していたのか?」


トレバー 「…うん。

リーズはエイクを好きだったんだ、…初めて会った日から。それにエイクも…

今夜くらい酔いつぶれてもいいと思わないか?僕は友達と愛した女とを幸福にしたんだぜ…」


トレバー 「アーサー王は自分の王妃と忠実な騎士ランスロットの仲を疑って破滅の道を歩んだが…

僕は今夜ランスロットの教訓を遺産として受けついだことに祝杯をあげているんだ。」


バジル氏 「ああ、つきあうよトレバー」


トレバー 「僕は思うんだけどね、バジル。アーサー王は自分の王妃と騎士ランスロットの仲を許すべきだったんだ。

そうすれば、3人のうち少なくとも2人は幸福になったんだ。3人のうち2人だよ!

…それに残ったひとりだって…、そのうち何かのまちがいで幸福にならないとも限らないじゃないか…」




ランスロットの遺産…


あなたは受けついでいますか?



この話を読むと飲まずにはいられなくなります…




誰か、酒もってこい!!!!


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遺産放棄 (ゼットン)
2005-07-29 00:35:09
こんばんわ。minoonさんのブログでは初コメントですね。一応、始めましてという事で。

わたしゃ、人間出来ていないんで、ランスロットの遺産は放棄せざる得ないです。トホホホ・・・。

アーサーの子、モルドレッド(でしたっけ?)も絡んで大変な物語ですな。
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Unknown (いの)
2005-07-29 01:51:59
トレバーの台詞が、「エイク」になってるよ!

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Unknown (minoon)
2005-07-30 14:04:22
ゼットンさん、コメントありがとうございます。モルドレッドにアーサーは殺されてしまうんですよねぇ。確かに、ランスロットがいればアーサーは死ぬことはなかったでしょう。遺産放棄は危険かも…





いのさん、ご指摘ありがとうございます。訂正しました。それから、風邪を引いてしまいました。
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