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TEENAGE FANCLUB

先日、姉と電話した。「お互い、自分を表現してないね。」と嘆き合った。と、いうことで始めたブログです。

今日も『ハチミツとクローバー』…

2005-12-28 22:57:33 | アニメ・マンガ

僕は『ハチクロ』の登場人物の中では森田さん(画像の人ね)が一番好きです!!

奇妙キテレツなことばかりしているところが素敵です。

でも、実は誰よりも周りの人の感情の機微を感じ取る能力を備えているところが素敵です。

そして、その感情の機微に対して、彼なりの思いやりを実行するところが素敵です。

まぁ、なんというか、ただただ素敵なんですな。



さて、『ハチクロ』の八巻で竹本くんが真山に、「何で、働いているのに学生の時と同じボロアパートに住んでいるんですか?」と尋ねるシーンがあります。

真山はこの問いに対して、以下のように答えます…(そのまま記載しますね。)


『 ガキの頃 オレ 何かの本で読んだんだけどさ

  チャンスってのは どんな人間にも 少なくとも3回は絶対訪れるんだって

  で オトナになって思ったんだけどさ

  イザ そのチャンスが来た時に それに「飛び込めるか」「飛び込めないか」って

  単純に お金の「ある」「なし」にかかってくるコトがほとんどな気がすんだよね



  それにさ
 
  もし好きな女に何かあった時さ

  「何も考えないでしばらく休め」って言えるくらいは 
 
  なんかさ

  持ってたいんだよね                                   』



僕はこの真山の言葉が妙に心に残っています…

何か大きなチャンスが訪れた時に僕はそれに飛び込めるでしょうか?


経済的にも…


肉体的にも…


精神的にも…


未だ到来していないそのチャンスのために僕も真山を見習おうかと思います…



そして…

好きな女性に何かあった時に,『何も考えないでしばらく休め』と言えるように…























あ、二番目に好きなのは『美和子さん』ね!!

え?理由?

『おやっさん』だから!!


『ハチミツとクローバー』

2005-12-27 22:08:59 | アニメ・マンガ

最近、一番気に入っているマンガです…

『ハチミツとクローバー』!!(以下 ハチクロ)

いや~、読んでみたらおもしろいのなんのって…



「ストーリーは?」と尋ねられたら、『青春恋愛モノ』でいいのかな?

なんか『青春恋愛モノ』と表現すると陳腐な感じがして嫌だなぁ…



物語も素敵なんですが、登場人物が個性的でとても素敵です!!

きっと作者が個性的な人(つーか、変わり者?)であるので登場人物も個性的(つーか、変わり者)になっているのではないかと思います。

主な登場人物を僕の主観で紹介しますね。


竹本くん  誠実な熱血青春君。でも、どこか要領が悪い…

真山  年上の女性に恋する一途な人。すこうしストーカー。仲間はずれを極度に嫌う傾向あり。

森田さん  才能の塊。お金が何よりも好き。極めて謎の人物。

はぐ  花本先生の姪。美術の才能を世間的に認められている。めんこい。

山田さん  『鉄人』と呼び崇められ、かつ美乳・美脚の持ち主である。

花本先生 いつも周りをたしなめる苦労人。はぐを溺愛する。面倒見が良い。


他にも個性的な登場人物(つーか、変わり者)がたくさんいます!!

僕の文章ではいまいち分かりづらいですね…、申し訳ない…



さて、僕が『ハチクロ』を読んでどうなったかといいますと…


事例①
山田さんが、片思いの真山が縁日のボール投げで自分のために取ってくれたぬいぐるみにそっとキスして、「ぎゅう」と抱き締めるシーン…

山田さんが、片思いの真山が忘れていったコートをこっそり羽織って「真山がこれを着ていたんだなぁ…」と幸せそうな表情をするシーン…

それを見て…


胸が「きゅううぅん」としました…

つーか、「僕じゃダメですか?!山田さん!!」と、思っちゃいましたよ…



事例②
竹本くんが自転車一つで『自分探し』の旅に出て、様々な人と出会い、距離を重ねる姿を見て…

「ぼ、僕も行かなきゃ!!『自分探し』に!!は、働いてる場合じゃないよ!!」と、思っちゃいましたよ…



このように、僕は『ハチクロ』に感情移入をすっかりしてしまいました…

皆さんはこんなことはないとは思いますが、幾分かは同様の気持ちを感じられるのではないかと思います。

ここで、一句…

読んでみて
          損はしないぞ
                     『ハチクロ』や
                                   minoon


Zガンダム 3分の1モデル

2005-11-29 22:31:18 | アニメ・マンガ
画像は、とある道の駅にあるZガンダムです。

これ、3分の1サイズだそうです。

何が驚きかと言ったら、油圧シリンダー(なんや、よくわからんけど…)の関係で実際に歩くように設計されているとのこと!!

さらに、驚きなのは、このZガンダム自治体や法人が作ったのではなく、ある方が個人的に作ったとのこと!!

すご過ぎる!!

完成した後、道の駅に寄付したそうです…



その道の駅には、製作過程や製作者のコメントなどが展示されているのですが、大変おもしろいです。

製作者は自動車工場に勤め、退職した後、「何かを作りたい!!」と考え、Zガンダムを製作することに決めたそうです。

当然、こんなサイズの『Zガンダム』の部品なんて、どこにも売っていませんから、すべて自分で製作したとのこと…

さらに、田んぼで製作していたらしく…


『突然、田んぼにZガンダムが現れた!!』


と、話題騒然になったらしいのです!!

そりゃあ、びっくりしますよねぇ…



さらに、何の許可を取るわけでもなく無断で製作してしまったので、著作権の問題が発生してしまったそうですが…、


「とても上手く作ってくれたので…
OK!!」



ということになったそうです。

マジで心が広いぞ…(どこが著作権を持っているのかは忘れました…)



このZガンダムを、間近に見る機会があったのですが、なかなか素晴らしいです…

コックピットも作ってあり、乗ることも可能だそうです(道の駅に寄付されてからは許可されておりませんが…)。



このZガンダムの噂を聞きつけ、多くのガンダムファンが、この道の駅を遠路はるばる訪れるそうです。

この道の駅で多くのガンダムファンが興奮を隠し切れない状態になるのですが、どうやら、この道の駅、儲ける気があまりないようで、野菜しか売っていません…

ガンダムグッズを販売したら、間違いなく売れると思うんだけどなぁ…

まぁ、それも、のんびりしていて、また一興ですね。



いつか訪れてみてくださいな…

なかなかに楽しいですよ…


『毎日かあさん お入学編』

2005-09-15 23:31:49 | アニメ・マンガ
さてさて、昨日紹介した『毎日かあさん』の2巻目です。

昨日のブログで僕は

「この『毎日母さん カニ母編』には白々しさが無い。」

と記述いたしました。確かにそうだと思います。

ですが、嘘はいっぱいだと思います。



2巻目ですが、西原さんの長男が小学生になったため『お入学編』とのことです。

相変わらず、ブラックで愛のある笑いでいっぱいです。



しかし、西原さんが、長男が通う小学校のことをマンガに描いたことについて、小学校のある某市と西原さんの間で問題が生じているようです。

巷では『毎日かあさん論争』と言われているそうです。

『教育的配慮』か『表現の自由』のどちらが大事か?といった内容のようです。

細かいことわかりませんが、僕なら彼女にケンカは売りません…



理由1、
西原さんは高知の土佐女子高校出身でスナック(だったと思う…)で酒飲んでいるのが見つかって、強制退学になったが、納得がいかず、何年も教育委員会に対して訴訟を起こしていた。

理由2、
脱税が見つかって、追徴金を含めて1億円(やったと思う…)くらい税務署から請求されたが、半額以下に値切り倒したことがある。

理由3、
世界各国を巡り、生命の危険がある場所にも行き、アジアの貧困も身近なものとして触れている彼女の覚悟は並大抵ではないから(日本の権力なんて何とも思ってないだろうなぁ…)

理由4、
西原さん自身が言っていたのだが、物事を勝ち負けでしか判断できない人だから…



う~ん、恐ろしい。

こんな人を敵に回したくありません…



僕は基本的に西原さんをひいきしてしまうのですが、西原さんの長男さんはこんな論争が起きて、学校にいづらくないのかなぁ…

それだけが心配ですねぇ…

願わくば、ま~るくおさまってもらいたいものです。


『毎日かあさん カニ母編』

2005-09-14 22:26:33 | アニメ・マンガ
言わずと知れた西原理恵子さんの第9回手塚治虫文化賞(短編賞)、04年度 文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞作品1巻目です。

受賞した賞だけで考えれば「さぞ、高尚な作品なのであろう。」と、思われるかもしれません。

帯の作品紹介にある作者のコメントをそのまま転記すると…

「家庭円満マンガを描いていたら、連載中に離婚してしまいました(笑)」

とのことです。

まぁ、全体的にこんな感じの作品です。

それにしても、ブラックだなぁ…、



僕が西原理恵子さんのマンガに初めて出会ったのは『ロッキンオン』という洋楽雑誌の4コマでした。

それは、彼女が日本武道館に『KISS』のライブを観に行ったときのエピソードでした。

会場である日本武道館に入った彼女の感想は

「ぶどうかんじゅうが30歳になっても、定職についていないようなクズの人でパンパンでした。このまま、ぶどうかんごと燃えちゃったほうが日本のためだね。」

というものでした。

ブラック過ぎる…

まぁ、それは置いておいて



この『毎日母さん カニ母編』には白々しさが無い。

僕らのブラックな部分、そして素晴らしい部分がしっかりと刻み込まれている…

だから、純粋に大笑いできたり、純粋にホロリとさせられるのだろう。



僕は酒好きだし、絵本も好き、子供も好きです。

だから、『ぐへー』というエピソードが大変好きです。

西原理恵子さんが子供を寝かしつけるのに酒を飲みながら絵本を読んでいる、というお話で…

『ぐりとぐら』のカステラは鼻をつく芋焼酎のかおり、『はらぺこあおむし』は、むせっけえる大吟醸…

僕も将来、『ぐへー』とやっているかも…



いや、そうなりたい!!

そうならずにおれようか!!


『SEX』

2005-09-13 23:40:37 | アニメ・マンガ


タイトルに驚かれたかもしれませんね。

この作品は1988年から1992年の間に連載された上條淳士さんの作品です。

1992年というと13年前です。

何故かは知らないのですが、2004年になるまで単行本化されませんでした(特別版として2巻までは出版されていました)。



美しすぎる絵…

独特の雰囲気…

ユキ、ナツ、カホという魅力的な人物…



13年間の沈黙を破り、刊行された『SEX』

この作品を江口寿さんは、こう表現します。

「ある『時間』と『場所』と『関係』を、上條淳士は完璧な形のまま真空パックした。終わりも、始まりさえもない永遠の夏の王国。その美しいフォルムに、僕は嫉妬する。」



「これ以上の表現はないなぁ…」と、僕は思います。

その王国の美しさに驚嘆し、賞賛し、翻弄され、嫉妬するのです。

余計なモノが少しでも加われば崩れてしまうガラスのような王国に…


ランスロットの遺産

2005-07-27 22:14:19 | アニメ・マンガ
今日は『高知の魔物』と呼ばれる友人について書こうかな?と思っていましたが、『高知の魔物』を表わすものを実家に忘れたので、また今度にします。



さて、画像は坂田靖子さん著の『バジル氏の優雅な生活』というマンガです。

このマンガは英国紳士であるバジル氏の身の回りに起きる事柄を描いたものです。

僕はこのマンガが大変好きです。

読んだ後に「ほんわか」した気持ちになれる逸話がたくさん詰まっています。

今日はその中で『ランスロットの遺産』という話について紹介します。



バジル氏の友人にすこうし気難しいトレバーと、その親友である明朗快活なエイクがいました。

トレバーは親同士が決めた女性と結婚して1年目になります。

その女性の名前はリーズといい、とてもチャーミングな女性です。

トレバーはことあるごとに、奥さんであるリーズに冷たく接します。

ある事件をきっかけにトレバーがリーズに対して冷たいことに対して親友であるエイクが怒りを爆発させます。

エイクはリーズのことをずっと好きだったのです。

そして、その事件をきっかけにリーズは実家に帰ります。

エイクはそんな彼女を追っていき二人は結ばれます。


その夜、バジル氏の邸宅にトレバーが訪れます。

彼は泥酔していました。

バジル氏が泥酔の理由を尋ねると、彼はこう語り始めます。

トレバー 「きみ…、考えたことがあるかい?婚約者が子供の頃から決められていて…。しかも、会ったとたんに気に入るなんてことをさ…。」


バジル氏 「きみ、彼女を愛していたのか?」


トレバー 「…うん。

リーズはエイクを好きだったんだ、…初めて会った日から。それにエイクも…

今夜くらい酔いつぶれてもいいと思わないか?僕は友達と愛した女とを幸福にしたんだぜ…」


トレバー 「アーサー王は自分の王妃と忠実な騎士ランスロットの仲を疑って破滅の道を歩んだが…

僕は今夜ランスロットの教訓を遺産として受けついだことに祝杯をあげているんだ。」


バジル氏 「ああ、つきあうよトレバー」


トレバー 「僕は思うんだけどね、バジル。アーサー王は自分の王妃と騎士ランスロットの仲を許すべきだったんだ。

そうすれば、3人のうち少なくとも2人は幸福になったんだ。3人のうち2人だよ!

…それに残ったひとりだって…、そのうち何かのまちがいで幸福にならないとも限らないじゃないか…」




ランスロットの遺産…


あなたは受けついでいますか?



この話を読むと飲まずにはいられなくなります…




誰か、酒もってこい!!!!