北海道「知床」峰浜小学校の鮭稚魚飼育観察ブログ日記

13年間の鮭稚魚飼育観察は閉校により2013年に終了。貴重な記録として残しています。コメント等は現在も受け付けています。

鮭発眼卵計測に挑戦!

2007年11月30日 | 07~08 さけのかんさつ
27日に、秋の川ふか場の場長さんに来ていただき、検卵を行いました。
「2日後ぐらいに、死卵を取り除くといいよ。」と、アドバイスをいただき、
昨日は6粒の死卵を取り除きました。
死卵リムーバー、2度目の活躍です。

場長さんには、
「発眼卵の数を数えてね~。」と言われており、今日、峰浜小鮭アドバイザー(勝手に命名してすみません^^)の、加藤博士からもコメントが入りましたので、発眼卵の数を数えました。

加藤博士によると、ふ化場では発眼卵は数えないそうです。
それは、採卵したときにすでに数を数えているので、それまでの死卵の数を引き算すればわかるからだそうです。

峰浜小の場合は、最初600粒ぐらい(ちょっとサービスしたよ^^と場長さんに言われてましたが)ということで飼育を始めたので、正確な個数がわかりませんでした。

ですから、これからふ化率を調べるためにも個数を正確に数える必要があったのです。


さて、放課後に6年生のそら君に声をかけて、一緒に数を数えることにしました。

一粒一粒、リムーバーでより分けながら、手で数えていきます。
水温は9度。長く入れていると手がしびれてきそうなぐらいしゃっこいので、10粒数えては、交替します。交替中に積算水温表のはじに、“正”の字を書いて数をチェック。


予定(?)の600粒を超えても、半分を少し過ぎたかな?という程度。まだまだあります。

担当者は途中から30粒で交替し、スピードアップを図ります。
どんどん“正”の字が増えていき、手の冷たさも限界に。メモを書く手も左手に変えて、紙も鉛筆も水でぐちゃぐちゃになりそうなころ、ようやく計測終了。


結果は…

ふ化盆上の発眼卵1057粒
水そうに落ちてしまった発眼卵12粒(目視による)
合計1069粒!


所要時間約30分ほどの、しゃっこい体験でした。
6年生のそら君、いい体験ができたでしょ?(お迎え、お待たせしてしまってスミマセン)12月7日の学習発表会で、この体験をみなさんにお知らせしてくださいね。
お疲れさまでした!

ちなみに、今日除去した死卵は4粒でした。


これで、今後のふ化率を調べることができそうです。

(鮭稚魚飼育観察ブログ日記担当:宮内)

すくすくと育っている気がします。

2007年11月30日 | 07~08 さけのかんさつ
発がん卵がはっきり見えました。
(2年:わんわん)

だんだん目がはっきり見えてきました。発がん卵がいろんな方向を見ているようでおもしろかったです。
(3年:やったっち)

いっぱい稚魚が、生まれてほしいです。
(4年:フシギダネ)

どんどんと成長している様子がわかります。あと50度で、480度です。これからも、すくすくと育ってほしいです。
(5年:チャッピー)

水温9度 積算水温430度

ただいま 421度

2007年11月29日 | 07~08 さけのかんさつ
水槽の中を見てみると、死卵は6つもありました。

今日、水槽を見たらとうめいの物がありました。死卵かなとおもって可愛そうでした。(1年:ピリカ)

今日、水槽をみたら死卵がありました。他の卵が病気にならないように早く取るように気をつけたいです。(3年:キノピオ)

死卵が6つもあってびっくりしました。一昨日にふ化場の場長さんがきて、死卵のとり方などを教えてもらいました。そのときも死卵がいっぱいでした。(4年:ねこ)

死卵をとりました。水が冷たくて大変でした。死卵は白くなっていて硬くなっていました。(6年:どんぐりがえる)

写真は死卵をとっています。

水温9度  積算水温421度  11月29日(木)  チーム『ギョギョ』

発眼卵がいっぱい

2007年11月28日 | 07~08 さけのかんさつ
昨日、ふ化場の場長さんがきて発眼卵の様子を見てくださりました。

昨日は検卵がありました。死卵が6つありました。あと、10日で卵がふ化するので楽しみです。(4年:ピューマ)
発眼卵がたくさんありました。その中に死卵もありました。昨日はふ化場の場長さんがきて死卵をとっていました。(5年:コスモス)
サケがちゃんとうまれてほしいです。(1年:ピクミン)
暗幕がかかっているので、私達が見ると死卵はよく分かりません。でも、昨日場長さんが教えてくれたのでよく分かりました。これからも気をつけてみたいです。(6年;アミティー)
水温9度
積算水温412度

サケレンジャー

今日は検卵!

2007年11月27日 | 07~08 さけのかんさつ
今日は受精卵の検卵です。来運ふ化場の場長さんが来てくださいました。

卵が赤かったです。これからも大切に育てたいです。(2年:キッコロ)

卵が一生けんめい発眼卵になろうとしているからすごいです。(3年:魚)

これからもしっかりと育てます。(3年:サイルエックス)

今日は検卵です。
あまり死なないでほしいな、と思いました。これからも大事に育てます!(5年:歳三くん)

水温:9度
積算水温:403度   ☆チーム☆カムイチェプ

あと少しでふ化します!

2007年11月26日 | 07~08 さけのかんさつ
510度でふ化するのであと106度でふ化します。

感想

発がん卵からはやくしぎょになってほしいです。(6年:たんぽぽ)

早くふ化してほしいです。楽しみです。(3年:カロン)

はやくふ化してほしいです。(3年:クワガタ)

早くふ化してほしいです。そのため大切に育てます。(4年:ニャンニャ)

明日検卵というのがあります。死んだ卵と、生きている卵を分けることです。ぼくたちはそれを見るので、しっかり見て勉強したいです。(6年:そら)
水温9度 積算水温394度 (ウナベツ)

もうすぐ検卵

2007年11月25日 | 07~08 さけのかんさつ
11月27日(火)に秋の川ふ化場の場長さんにおいでいただき、検卵をしていただき、死卵を取り除く作業を行います。自然界では川底に卵を産みますが、ここでは死んだ卵や成長が止まったものはどうなるのか興味のあるところです。(校長:藤田)

 水温9度 積算水温385度

命のつながり

2007年11月24日 | 07~08 さけのかんさつ
きのう、犬を連れて海岸を歩いていた時の一コマです。たぶん、釣り人が捨てていったものでしょう。砂浜にあったものが、時化(しけ)のため、一段高くなった丘に上がったようです。命の終わりと始まりが対照的です。(校長:藤田)

 水温9度 積算水温376度

温度のたし算

2007年11月23日 | 07~08 さけのかんさつ
 鮭のたまごは、水温の積み重ね(積算温度)で成長が進みます。日数ではないのですね。
 ヒトは1年が過ぎれば1歳というように時間とともに成長していきます。北海道のような寒い地方に住んでいる人も、暖かい沖縄の人も成長の仕方は同じです。沖縄の人が早く大人になることはありませんね。ちなみに、今日の峰浜は、朝から吹雪模様です。(校長:藤田)

 水温9度  積算水温367度

薄っすらと・・・

2007年11月22日 | 07~08 さけのかんさつ
薄っすらとしか眼は見えていません。これからくっきり見えてくるのかな??

まだ、黒い眼は薄っすらとしか見えません。卵の色は、薄い桃色っぽいです。
(6年:どんぐりがえる)

ほぼ全部に黒い眼がありました。早く仔魚になって、エサをあげたいです。
(4年:ねこ)

今日見たところ、ほとんど黒い眼がありました。早く仔魚になってほしいです。
(3年:キノピオ) 

わたしがみたのはくろい眼が1つ、ありました。これから、いっぱいになるといいな。(1年:ピリカ)

水温9度  積算水温358度  :チーム:  ギョギョ

無事に、冬をこせるかな?     

2007年11月21日 | 07~08 さけのかんさつ
もうすぐ12月無事に冬をこせるか心配です。
サケが生まれるまでたのしみです。(1年:ピカチュウ)
サケがいっぱいうまれてほしいです。(1年:ピクミン)
もうすぐ12月はやく大きくなってほしいです。(4年:ピューマ)
発がん卵が少しづつふえています。クリクリした黒い目がかわいいです。(5年:コスモス)
発眼卵が増えてきたように見えました。はやく大きくなってほしいです!(6年:アミティー)

水温 10度
積算水温 349度

サケレンジャー

加藤博士からアドバイスが届きました

2007年11月20日 | 07~08 さけのかんさつ
鮭稚魚ブログ担当の宮内です。

加藤博士から、コメント欄に飼育に関するアドバイスをいただきました。

実は今日、この検卵作業をふか場の方に来ていただき、行う予定でしたが、悪天候のために中止になってしまいました。

加藤博士には、ご心配をおかけしております。

日程を調整して、なるべく早い機会に行いたいと思っています。
コメントを拝見すると、子ども達だけでもできそうですね。

以下、博士からのコメントです。


そろそろ検卵の時期になります (加藤禎一)

発眼卵はこのまま水槽の中に置いてふ化させます。ただ、今水槽の中の卵には、発眼卵の外に受精しなかった卵や途中で発生が止まった卵(どちらも死卵になる)が生きているように透明のまま混ざっています。

 その様な卵をそのまま放置しておくと水生菌(水中の腐敗物について増えるカビ)が生えてきて、生きている発眼卵まで窒息させます。だから発眼卵以外の卵を取り除く必要があるのです(検卵)。

 ふ化場では、発眼卵を機械(自動検卵機)にかけて死卵を取り除きます。でも、この機械は、白い卵(死卵)を光で見分けて取り除く仕組みになっているために、透明のままだと受精しなかった卵や途中で発生が止まった卵も、取り除くことが出来ません。

そこで発眼卵を検卵機にかける前に、その様な卵を白くする作業が必要なのですよ。

 その方法、どうやるのか教えてあげますね。

それは、自分が死んでいることに気づかない卵に「あなたは本当は死んでいるのですよ。」と卵を揺さぶって教えてあげるのです。そうすると不思議なことに、5分も経たないうちに卵が白くなってくるのですよ。

 本当は、卵を動かすことで弱くなった卵膜から水が入り、卵の中のタンパク質が凝固して白く濁るのです。発眼卵は卵膜がしっかりしているので、少しくらい動かしても平気なのです。

 実際のふ化場では卵を揺さぶる代わりに、ホ-スで水ごと卵を吸い取って(サイホンの原理を利用)バケツに移すのです。卵がホ-スの中をぐるぐる回るときに卵の中に水が入り白くなるのです。

 皆さんの卵は600粒位と比較的少ないので、網ですくって卵を水の中で2,3回ざぶざぶ動かすだけでも白くなるはずです。

その卵を、卵が隠れる程度水を入れた容器の中に入れて(気温の影響を受けないようにするためと卵に傷を付けないようにするため。)、宮内先生特製のピンセットの丸い輪の部分を使って卵を押し出すようにして、全部の卵を数えます(ピンセットでつままない)。数え終わる頃には死卵が白くはっきり判るようになるので、この時、特製のピンセットで死卵を数えながら取り出します。

 卵の総数-死卵数=発眼卵数
 発眼卵数÷卵の総数×100=発眼率

この作業は、去年の実績からみると積算温度360度から400度の間に実施するようにしたら良いと思います。11月22日(木)、23日(金)、26日(月)

発眼卵がたくさん!

2007年11月20日 | 07~08 さけのかんさつ
今日も発眼卵はたくさんありました。

今日、サケの観察をして発眼卵がいっぱいありました。(2年:キッコロ)

目みたいな黒い点がいっぱいあったので(そろそろ発眼卵かな)と思いました。(3年:サイルエックス)

目がでて一生懸命生きていました。(3年:魚)

ぼくは、一週間東京にいっていたので、発眼卵になった卵を見たのは初めてです。大事に育てたいです。(5年:歳三くん)

発がん卵

2007年11月19日 | 07~08 さけのかんさつ
水槽をのぞいてみると発がん卵が見えました。
卵がすこし動いているのがありました。(6年:たんぽぽ)
早くしぎょになってほしいです。(3年:カロン)
発がん卵になってうれしいです。次はふかです。早くふかすればいいです。(6年:そら)
発眼卵になっていてうれしいです。早くしぎょになってほしいです。(4年:ニャンニャ)

発がん卵を大切に育てたいです。(3年:クワガタ)
水温10度 積算水温330度
(ウナベツ)


すごいね!

2007年11月18日 | 07~08 さけのかんさつ
ちょっと話は異なりますが、昨日J-KIDS大賞の大賞を受賞しました。本当にすごいです。そして、本当にありがとうございました。
 さて、今日の卵も特に変わった様子はありませんでした。(教頭)

水温10度 積算水温320度 11月18日(日)くもり