こんばんは。ichiiです。
で、いきなり動物の話です。
写真は、ペットショップで頂いた抗生物質 です。
餌に混ぜる為に、口紅の容器を使って擂り潰しています。
今、近所の野良猫にカリシウィルス感染症らしき病気が蔓延しています。
勿論、症状が軽いうちは罹っているかどうか分かりませんが、
一度罹ってしまうと残念ながら、まず治る見込みはありません。
症状としては最初目ヤニやが付き始めます。
鼻水が出て、風邪のような症状を示す子もいます。
(猫の病気に風邪はなく、全てウィルスによるものなのだそう。)
そのうちウィルスによる口内炎が悪化し、
口の片側から常に粘性の強いヨダレを垂らす様になります。
進行すると他のウィルスによる合併症などにより
咀嚼困難や呼吸困難になり、衰弱して死に至ります。
ただ、カリシウィルス感染症(ウィルス性鼻気管炎とも)は、
3種の混合ワクチンにより軽症で済むことも多く、
ワクチンを接種しておくのが一番の予防です。
又同様に猫エイズも罹ってしまうと死に至る一般的に多い怖い病気です。
野良猫や外出猫に多く、主にケンカの咬傷により唾液を介して感染します。
飼猫が外出猫の場合は特に、合併症となるカリシウィルス感染症や
ウィルス性鼻気管炎の症状を抑えるためにも、あなたの大切な猫ちゃんに、
ワクチンは接種した方がよいです。
しかしながら、飼猫は動物病院へ連れて行くことも、
そのあと経過を見守ることもできますが、野良猫はそうはいきません。
捕獲が難しい上に安静に見守ることができないからです。
以前とても人懐こい野良猫ちゃん(多分捨て猫)が病気になり、
私は捕獲して動物病院へ連れて行きワクチン接種と投薬をしました。
しかし私がその猫の経過観察とその間の保護が出来なかったために、
猫はワクチンと薬で朦朧とした意識の中で車にはねられ死んでしまいました。
そのことがあってから私は、どんなに人懐こい猫でも、
私が保護できない限り、捕獲してまで病院に連れて行くのはやめました。
(安静が必要な場合、保護してくれる環境があれば別ですが。)
今近所で蔓延しているカリシウィルス感染症らしき病気に罹ってしまった、
我が家へやってくる野良猫の内、既に2頭がこの世を去りました。
最初の1頭はとても警戒心が強く、薬の入った餌を拒否するので、
最初は食べる事が出来ていた餌もついには食べる事が出来なくなり、
見る見る衰弱し、いつしか姿を消してしまいました。
最後に見た姿は骨と皮状態で毛もぼそぼそで…歩く姿も力なく…
ヨロヨロと倒れそうに姿を消しました。どうしようもありませんでした。
もう1匹は、始めて出逢った時はとても元気で人懐こい子でした。
先に死んだあの猫と仲が良かったのでおそらく感染したのでしょう。
ところがこの子も薬の混ざった餌を避けて絶対に食べてくれず、
あっという間に病魔に蝕まれ痩せ細っていきました。
近所の人が保護を引き受けてワクチン接種をしましたが、
既に手の打ち様がなく、様々な合併症を併発していました。
猫は死ぬ時、人間の前から姿を消すと言います。
もうずっとその姿を見ていません。おそらく残念ですが……
そして今、うちにず~っとご飯を食べに来ているクロちゃんも、感染している。
こちらに↓クロちゃんの記事があります。よかったら覘いて見て下さい。
クロちゃんも警戒心が強く捕獲する事は困難です。
が、幸いなことにクロちゃんは薬入りのご飯をしっかり食べてくれるので、
今のところ悪化せずに何とか病気の進行は食い止められているようです。
こんな感じで一錠ずつ擂り潰して、広告の紙に包んで 、
1日一回朝ご飯を食べに来た時に餌に混ぜてやっています。
でもね、困ったことに野良猫は調子が良くなると活動も活発になって、
自分でもっといい餌場を探しに行ったりテリトリーを広げたりで、
なかなか帰って来ないことも多くなるのです。
そして帰ってきたかと思うとあらら~という感じになっています。
勿論病気じゃない猫ちゃんもご飯を食べに来るので、餌は分けています。
今のところは体型も丸々として、以前の写真とそう変わりありませんが、
いつかクロちゃんも…と思うととても悲しくなってしまいます。
こうして淘汰されていくのが野良猫の運命と言ってしまえば、
それまでなのですが…自然の摂理とは厳しいものです。
自分で選択して野良猫になった訳ではないのにね。
人間の手で否応なしにそんな運命を押し付けられる子もいるのにね。
このような野良猫の数と比較すれば、
人間と生活する縁に運よく巡り会えるのはごく僅かです。
みんなみんな、幸せに生きて欲しいです。
決して間違っても、人間の手でその運命が、
最悪な状態へ歪められることがないように。
内容が重くなってしまったので、ちょっと空気を換えて。
↓家の猫ズの大好物です。これに目がないのです。
でも私…、目撃してしまいました。
たまにhiiroさんがこれを猫に与えながら、
ムシャムシャと自分も食べていた…たら~
最近『COLORS』にお越し頂いてる皆さんへ。
参考までにhiiroさんについては下をクリックしてご覧下さい。
カテゴリー8.茜色(hiiroの足跡:デッサン他)
カテゴリー9.緋色(hiiroの足跡:油絵)