魔女修行について ～ はまりました「西の魔女が死んだ」梨木香歩

ここ数年、好きな本の不動のナンバー１。何度も読み返している。

学校へ足が向かなくなった少女まいが、西の魔女こと、大好きなおばあちゃんから、魔女のてほどきを受ける。魔女修行のかなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜び、希望、幸せも・・・
魔女になるには、精神力が必要。おばあちゃんは、精神力とは、正しい方向をきちんとキャッチするアンテナをしっかりと立てて、身体と心がそれをしっかり受け止める感じ、と言う。世の中には、悪魔がうようよしていて、精神力の弱い人間をのっとろうと目を光らせている。
その基礎トレーニングは、早寝、早起き。食事をしっかりとり、よく運動し、規則正しい生活をすること・・・こんなかんじで話しはすすんでいく。このおばあちゃんのスローライフも素敵。

私は、自分で決めたことがあまりない。不満で不安。精神力はめっぽう弱い。
おばあちゃんは、自由気ままで、周囲の人々を振り回し、魔女のようで、妖怪のようでもあったが、死んでしまった。修行は独学しかない。
食事と運動は大丈夫。では、早寝早起き。やってみると、意外に快適。しかし、平日の夜、夫と顔を合わせなくなった。食事は作ってあるからいいか・・

要するに、マイペースな生活をはじめたのだ。なんだか、楽しいことが増えてきた。